中央日土地、木造ハイブリッド「REVZO新橋」が2月末竣工 竹中工務店の新技術を国内初導入
中央日本土地建物は、国産木材や最新の耐火木造技術を駆使した環境配慮型オフィス「REVZO新橋」を2026年2月末に竣工させ、森林資源の循環利用と快適な執務空間の提供を通じて脱炭素社会の実現を加速させる。(写真/黃信維撮影)
独自技術と保有林活用で脱炭素社会の実現に貢献
中央日本土地建物グループは、東京都港区西新橋一丁目で開発を進めている中規模オフィスビル「REVZO新橋(レブゾ新橋)」を2026年2月末に竣工させる。同社が展開するオフィスブランド「REVZO」シリーズの第5弾となる本物件は、ブランド初となる「木造・木質化オフィスビル」だ。鉄骨造と木造を組み合わせたハイブリッド構造を採用し、環境性能と快適性を高次元で両立させた次世代型ワークプレイスとして注目を集めている。
「REVZO新橋」は地上10階建て、延床面積約2623平方メートル。設計・施工は竹中工務店、デザイン監修は川島範久建築設計事務所が担当した。「はたらくを解き放つ」というブランドコンセプトに基づき、オフィスワーカーが木の温もりや香りを直接感じられる空間設計を徹底。構造材や内装材には同社グループが山梨県山中湖村に保有する社有林のカラマツなどを積極的に活用した。これにより、建物全体で約79トンの二酸化炭素(CO2)固定化効果を見込み、東京都農林水産振興財団の「中・大規模建築物の木造木質化支援事業」等にも採択されている。
技術面においては、竹中工務店と日鉄建材が共同開発した床システム「KiPLUS DECK(キプラスデッキ)」を国内で初めて導入した点が特筆される。CLT(直交集成板)とデッキ合成スラブを組み合わせることで、木質天井の上質な意匠性を確保しながら、照明や設備配線の合理的な配置が可能となり、テナントの多様なレイアウト変更ニーズに対応する。また、執務室の柱の一部には、耐火性能を確保しつつ木肌を現しにできる竹中工務店の耐火木造技術「燃エンウッド」を採用し、視覚的・触覚的にリラックスできる執務環境を創出した。
環境配慮の側面では、使用する木材約118立方メートルについて、「クリーンウッド法」に基づく産地認証を取得した国産木材などを採用し、国内森林資源の循環利用を促進する。1階の共用ラウンジには、接着剤を使用せず木材を接合する「DLT(Dowel Laminated Timber)」を用いたヴォールト天井を採用し、環境負荷の低減とデザイン性を両立。屋上には緑化テラスや喫煙スペースを設け、ワーカーのウェルビーイング向上にも寄与する。
都営三田線内幸町駅から徒歩2分、JR新橋駅から徒歩5分という好立地に位置し、脱炭素社会への貢献と新しい働き方の価値創出を目指す同社の象徴的なプロジェクトとなる。
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