【開催中】劇場アニメ「ルックバック展」が麻布台ヒルズで話題、押山清高監督の「線の感情」に迫る

会期折り返しを迎えてなお熱気を帯びる本展は、ライブドローイングの痕跡や膨大な原画を通じ、クリエイターの魂に触れる稀有な体験を提供している。(写真/​© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会/©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会提供)
会期折り返しを迎えてなお熱気を帯びる本展は、ライブドローイングの痕跡や膨大な原画を通じ、クリエイターの魂に触れる稀有な体験を提供している。(写真/​© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会/©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会提供)

麻布台ヒルズギャラリーでは現在、「劇場アニメ ルックバック展 -押山清高 線の感情」が好評開催中だ(3月29日まで)。本展は、興行収入44億円を超える異例のヒットを記録した劇場アニメ『ルックバック』の監督を務めた押山清高氏自らが主催・監修する展覧会であり、開幕以来、多くのアニメファンやクリエイターが足を運んでいる。

本展最大の見どころは、アニメ制作の現場における「圧倒的な熱量」の可視化だ。会場には、押山監督をはじめとするアニメーターたちが描いた膨大な原画が展示されており、特に原画で埋め尽くされた「作画トンネル」は圧巻の迫力を放っている。また、原作者である藤本タツキ氏の協力により、劇場アニメの特典として配布された「ネーム(絵コンテ)」も日本で初めて一般公開されており、漫画からアニメーションへと昇華される制作のプロセスを追体験できる貴重な空間となっている。

開幕時には、押山監督がヘッドマウントディスプレイを装着して空間に絵を描く「3Dドローイング」の実演や、経済学者・成田悠輔氏との対談イベントが行われ、AI時代における「手で描くこと」の意義について深い議論が交わされた。また、2月上旬には会場エントランスの壁面に監督自らが直接絵を描く「ライブドローイング」も実施され、その筆致を間近で目撃した来場者から大きな反響を呼んだ。

音声ガイドは、劇中で主役の藤野と京本を演じた女優の河合優実氏と吉田美月喜氏が担当している。二人のナビゲートにより、来場者は物語の世界に深く没入しながら展示を巡ることができる。会場内には、作品のキーとなる「藤野の部屋」や「京本の家の廊下」を再現したフォトスポットも設置されており、作品の余韻に浸りながらの記念撮影も可能だ。

会期中は、麻布台ヒルズ内の一部店舗にてコラボカフェメニューも展開されている。作中で二人が街に繰り出すシーンをイメージしたクレープや、京本が愛飲していたオレンジジュースなど、物語の世界観を味覚でも楽しめるラインナップとなっている。

展覧会は3月29日(日)まで開催されており、麻布台ヒルズ内の一部店舗では引き続き、作品の世界観をイメージしたコラボカフェメニューも提供されている。クリエイターの情熱と技術が詰まった本展は、アニメーションの新たな可能性を感じさせる場として、会期後半に向けてさらなる注目を集めそうだ。

押山清高監督の圧倒的な熱量と「線の感情」が凝縮された本展は、AI時代の創作の意義を問いかけつつ、作品世界への深い没入体験を提供する。© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会/©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会
押山清高監督の圧倒的な熱量と「線の感情」が凝縮された本展は、AI時代の創作の意義を問いかけつつ、作品世界への深い没入体験を提供する。(写真/© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会/©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会提供)

<「劇場アニメ ルックバック展」メインビジュアル>

© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会/©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会

世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp  

編集:小田菜々香

最新ニュース
NVIDIA、台北「北士科」進出へ122億元で合意 契約時期と着工の最新動向
Google、AI覇権へ「社運を懸けた」巨額投資 2026年の設備投資を最大1850億ドルへ倍増、ピチャイCEO「需要に応えるため」
31年熟成の日本酒が象徴する「希望」 神戸ルミナリエ連携イベントで『現外』のシンボル性を発表
「志布志市志布志町志布志」の魅力を食で発信、ABCスタイルが関係人口創出へ
台湾・民進党の陳冠廷議員が英ケンブリッジ大で講演 「抑止力による台海安定」と地域連携による安全保障戦略を強調
在留申請の顔写真「アプリ加工」は不可、再提出も 入管庁がメールマガジンで注意喚起
TrySailデビュー10周年ツアー「BestSail」追加公演、U-NEXTにて2月27日より独占ライブ配信決定
台湾「家樂福(カルフール)」の名が消滅へ、創業地・高雄は再開発で摩天楼に 日本撤退の過去と重なる歴史の転換点
米国株、ビットコイン、金がそろって下落 専門家が警鐘「市場は最も厳しい局面に入った」
トランプ氏が高市首相を「異例の全面支持」、3月訪米要請も市場は「財政リスク」を警戒
【独占インタビュー】台湾チアから福島の顔へ 元楽天ガールズ・アブーが語る、ツォウ族の誇りと「日台の架け橋」としての覚悟
TSMC熊本第2工場の「3ナノ転換」は必然か 経済専門家が読み解く高市政権の政治的意図と背景
【タイ】「アジア5番目のディズニー」誘致へ名乗り、年1000万人集客は本気か 総選挙を前に透ける政治的思惑
脱・仲間外れ!Androidで「AirDrop」が使える日が来る Googleが明言した「OSの壁」完全撤廃へ
パキスタンのモスクで自爆テロ、30人死亡130人負傷 首都イスラマバード
【舞台裏】頼清徳総統が激賞した「龍潭の姉御」とは何者か 中国への情報漏洩を断ち切った、台湾女性捜査官の凄腕
「あの泥沼から抜け出せてよかった」ビル・ゲイツ元妻メリンダ氏、エプスタイン新文書の衝撃と27年間の結婚生活を語る
「福建省の空軍基地が射程に」習近平氏がトランプ氏に警告した「300キロミサイル」の正体
中国、上海市民の台湾離島(金門・馬祖)観光を解禁へ 日本への渡航制限続く中、対台湾で際立つ「アメとムチ」
米中首脳電話会談で「対台湾武器売却」に暗雲?専門家が指摘する「1.25兆ドルの兵器供与」見直しの可能性
「宇宙にデータセンターを打ち上げる」マスク氏が描くSF級のAI構想、OpenAI包囲網の正体とは
台湾、主力戦車「M1A2T」年内に全数受領へ HIMARS・無人機も続々 対中防衛を加速
【2026 WBC】公式グッズ予約販売開始 台湾、韓国などプールC各国の代表アイテムが登場
【2026 WBC】台湾代表30人が決定 プレミア12王者がMLB・NPB組招集の「史上最強布陣」で8強狙う
ミシュランキー最多受賞の「ふふ」、10軒目は初の“海のリゾート” 「ふふ 城ヶ島」2月27日開業 三浦半島の絶景と美食を堪能
「前橋国際芸術祭2026」始動 蜷川実花、渋谷慶一郎ら第一弾23組発表 街全体を巡るアートの旅へ
「AIバブル」より恐ろしいシリコンバレーの死角 Google・Metaを支える「デジタル広告」に黄信号 AI崩壊を凌ぐリスクが浮上
JR大宮駅で埼玉食材の魅力再発見「もぐもぐ埼玉」フェア開催へ 自然栽培野菜や「あまりん」など全21商品
【名古屋】企業防災は「備蓄」から「運用」フェーズへ 最新技術が集結する「オフィス防災EXPO」2月25日開幕
大阪・関西万博の感動を全国へ、「メモリアルキャラバン」2月19日より東京・丸ビルを皮切りに開催
トランプ氏は強硬姿勢に弱いのか カナダ・カーニー首相の「したたかな」対米交渉が台湾に与える教訓
ADKマーケティング・ソリューションズ、楽天のデータ活用したエンターテインメント企業向け広告パッケージを提供開始
今治市とGTN、外国人住民向け多言語アプリの実証実験を開始
モンブランとオークウッドが初のコラボ、東京駅前で「書く時間」に寄り添う体験型ハイティーを開催
地方創生対話フォーラム@九州・沖縄ブロック、熊本で開催 シリコンアイランド九州の産業連携など議論
【台湾視点】TSMCの3ナノは高市首相に「恵みの雨」か 選挙戦最終盤、魏会長の訪日は「神の一手」
英Nothing、インド初の直営店をバンガロールに2月14日オープン 東京・ニューヨークへの進出計画も発表
シェイクシャック、日本初登場の「チキンシーザーバーガー」を期間限定発売 ザクザク食感×濃厚自家製ソース
タバスコ×モスプレミアムが初コラボ!注目の甘辛トレンド「スワイシー」な和牛バーガーとハバネロソフトを期間限定発売
【横浜赤レンガ】過去最多46店舗が集結!「ストロベリーフェス2026」開幕 「いちごトリップ」で全国の品種を食べ尽くし
高輪ゲートウェイシティ、街全体が「光の実験場」に 初のプロジェクションマッピング開幕、堤真一・當真あみが未来を体感
【独自】静寂の夢洲、次なる熱狂へ 大阪IRが本格始動、万博跡地を「世界への玄関口」に変える1.5兆円計画
【独自】大阪・夢洲「ポスト万博」の全貌判明 第2期開発へ事業者公募、リング活用含む最新「Ver.2.0」計画
台湾・国民党への「反感」が5割に迫る異常事態 専門家が指摘する「好感度で民進党に大敗」の真相とは
【写真】TSMCトップが懐から取り出したのは…高市首相「驚き」の表情が話題に 熊本第2工場は「3ナノ」へ
新旧クイーン、20年ぶりの「奇跡のランデブー」 ロングビーチ沖に響き渡る継承の汽笛
台湾語の「木漏れ日」をテーマに 恵比寿映像祭2026、多様な声が響き合う16日間 街全体がアートに
「卒業ではなく入学の歌を」古川愛理、母校・岡山理科大学のCMソング『スタートライン』を2月14日リリース
2026年日本語能力試験、国内受験は在留者に限定へ 申し込みに在留カード情報が必須化
ベネズエラ駐日大使、米軍事介入下の「20億ドル原油取引」を公表 マドゥロ氏の即時釈放も訴え