日本酒メディア大手SAKETIMES、SAKE Streetと事業統合 「知のインフラ」構築へ

SAKETIMESとSAKE Streetが事業統合し、8名体制での動画配信や教育事業、データベース拡張を通じ、日本酒の知のインフラ構築を加速させる。(写真/SAKE HUNDRED提供)
SAKETIMESとSAKE Streetが事業統合し、8名体制での動画配信や教育事業、データベース拡張を通じ、日本酒の知のインフラ構築を加速させる。(写真/SAKE HUNDRED提供)

2026年4月27日、日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」と「SAKE Street」の事業統合説明会が開催された。2014年6月に誕生したSAKETIMESは、「足りないのはモノの流通ではなく、情報の流通である」という理念のもと、日本酒を「知る」「体験する」「ファンになる」ための機会を創出してきた。現在、月間約28万PV、約16万UUを獲得しており、累計記事数は7,500本を超える。

一方、2018年創業の酒ストリート株式会社は、小売、輸出、メディア、ソリューションの4事業を展開している。2019年4月に開始した専門メディア「SAKE Street」は月間約41.8万PV、約18.5万UUを記録。国内最大手のCAMPFIREと提携したクラウドファンディング支援「SAKE Street Pioneers」も展開している。

SNS普及とマルチメディア化に伴う運営体制の刷新

​今回の統合は、日本酒の情報発信を取り巻く環境がSNSの普及やマルチメディア化によって大きく変化し、読者とのエンゲージメントが重視されるようになった背景から決定された。新体制では、編集長の小池潤氏を含むSAKETIMESの全メンバーが酒ストリートへ移籍。各社4名ずつ、計8名が一つの体制で運営にあたることとなる。

強みの相互補完による「体験」と「ナレッジ」の強化および海外展開の加速

​SAKETIMESの「速報性・網羅性」とSAKE Streetの「専門性・深掘り」、さらに酒ストリートの実店舗を活かした「体験の場」を組み合わせることで、互いの強みを補完し合う。両媒体は独立して継続されるが、メンバーのネットワークや蓄積されたナレッジは体系化され、社内教育や社外へのレポート提供に還元される。

統合後の具体的な新規プロジェクトも多数発表された。グローバル展開においては、SAKETIMESの英語記事355本とSAKE Streetの94本を基盤に、配信頻度を高め海外ネットワークを構築する。2026年6月からは動画媒体への展開としてYouTubeチャンネルを立ち上げ、隔週で配信を開始。さらに6月から9月にかけては、SAKETIMES編集部が全国の蔵元などを訪問する全国ツアーを実施する。

人材育成とデータ活用による多角的な市場拡大へのアプローチ

​また、日本酒の情報発信を担う人材を育成する教育プログラム「SAKE Media Lab」の先行体験会を6月に開催するほか、2023年5月にリリースされたデータプラットフォーム「SAKE Street Database」には、今年5月に新たな日本酒輸出統計データが追加される予定であり、多角的なアプローチで日本酒市場の拡大を推進していく。

編集:小田菜々香

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