——天井に爪痕、響き渡る鳴き声…全館が“ゴジラワールド”に
藤田観光株式会社が運営する「ホテルグレイスリー台北」は、2025年6月13日より、怪獣映画の金字塔『ゴジラ』とコラボレーションしたコンセプトルーム「ゴジラルーム台北上陸」「ゴジラルーム南台湾上陸」の2タイプを発売した。日本発の人気コンテンツ「ゴジラ」が台湾に“上陸”するというストーリー設定で、台北市中正区に位置する同ホテルにて、異なる演出が楽しめる特別仕様の客室が登場している。
客室のテーマはそれぞれ「北から上陸(台北)」「南から上陸(南台湾)」で、壁や天井にはリアルな爪痕や足跡が施され、宿泊中にはゴジラの鳴き声が響くなど、没入感あふれる演出が特徴。台湾らしいロケーションを活かした装飾や、ベッド周りの細かな演出も施されており、宿泊者は“少し怖くて、とても楽しい”特別な時間を体験できる。
さらに、ホテル内のフロントやエレベーターにもゴジラの装飾が施されており、館内全体が“ゴジラワールド”に変貌。チェックイン時には「ゴジラ台湾上陸」を報じる新聞風の号外もプレゼントされ、ファンにはたまらない演出となっている。
客室は25㎡の広さで、「ゴジラルーム台北上陸(ダブル)」と「ゴジラルーム南台湾上陸(ツイン)」の2タイプを展開。ツインタイプはエキストラベッドを追加することで最大3名まで宿泊可能。料金は2名1室7,000台湾ドル(約36,000円)からとなっており、公式ウェブサイト、電話、またはメールにて予約を受け付けている。
ホテルグレイスリー台北は、WHGホテルズ(ワシントンホテル・ホテルグレイスリー)の海外2拠点目としてオープン。台北MRT「忠孝新生駅」1番出口から徒歩1分の好立地にあり、全248室は25㎡以上の広さと独立型バスルームを備え、ビジネスから観光まで幅広いニーズに対応している。
館内のゴジラ装飾は2025年6月15日より一般公開されており、展示期間は予告なく変更となる場合がある。宿泊を伴わない館内見学や撮影は混雑状況により制限される場合があるため、訪問の際には事前の確認が推奨される。
藤田観光は2025年に創業70周年を迎える老舗観光企業で、箱根小涌園やホテル椿山荘東京などの宿泊施設を運営。独自のコンテンツ企画にも力を入れており、今回の「ゴジラルーム台北」もその一環として注目を集めている。
編集:梅木奈実 (関連記事: 「監督になれる特撮ルーム」が新宿に誕生!ホテルグレイスリー新宿「ゴジラVSキングギドラルーム」期間限定で登場 | 関連記事をもっと読む )
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