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NVIDIA・フアンCEO、H20禁輸を突破 米中狭間で台湾の立ち位置が浮き彫りに AIチップのリーダー企業であるNVIDIA(エヌビディア)のジェンスン・フアン(黄仁勳)CEOが、米中二大国のはざまで奔走し、わずか100日足らずでトランプ政権を説得。中国への「特別版」H20チップの販売を認めさせた。(画像/AP通信)
前には中国の独占禁止法調査、後ろには米国のチップ禁輸措置という板挟みの状況のなか、AIチップ業界をリードするNVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏は短期間で奔走し、最終的にトランプ政権を説得して中国向けの「特別版」H20チップ販売を認めさせた。さらにNVIDIAは新たなグラフィックスカード「RTX PRO」の発表も控えている。米中対立の中で黄氏が引き出したこの「大きなギフト」は、米中の狭間に立つ台湾にどんな戦略的な示唆を与えるのだろうか。
大洋を渡る奔走、技術禁輸を解く 米中間の関税戦争が技術冷戦へと拡大する中、フアン氏は二重の圧力にさらされ、かつてない難局に直面した。4月初めにはトランプ大統領のマール・アラーゴでの晩餐会に出席し、テキサスでの5000億ドル(約75兆円)規模のAIスーパーコンピュータ投資計画を発表。その直後、H20禁令が緩和された。しかし米中貿易戦争の緊張が再び高まると、米政府は急遽H20禁令を発表。NVIDIAは中国向けの供給計画が混乱し、最大500億ドル(約7兆5000億円)規模の損失が見込まれる事態となった。
この決定はNVIDIAにとって商機を失うだけでなく、中国の自立をさらに促す結果となった。フアン 氏は米国市民として太平洋を何度も往復しながら、中国市場の重要性を繰り返し訴えた。「親中」「共産党寄り」とのレッテルを恐れず、中国のAIは決して遅れておらず、世界のAI研究者の半数が中国にいると強調。最終的に、トランプ政権から販売再開のグリーンライトを勝ち取った。
NVIDIAのジェンスン・フアン(黄仁勳)CEOは2025年4月、中国の何立峰(ホー・リーフォン)副首相と会談している。(CCTVより)
今年3度目の訪中では、前回のスーツ姿とは違い、フアン 氏はおなじみの黒革ジャケットで北京入りした。今回の訪中のハイライトは、中国国家主席との会談。NVIDIAは中国でH20 GPUの販売を再開し、さらに新たな「RTX PRO」グラフィックスカードも投入する計画だ。米中間で「デカップリング(分断)」のリスクが高まるなか、フアン 氏はあくまで中国市場との「連結」を求め、諦めずに道を切り開こうとしている。
台湾経済の命運はトランプ次第か これに対し、台湾の頼清徳総統は「脱中国」にこだわり、台湾経済の命運をトランプ政権の不透明な関税政策に賭けている。トランプ氏は同盟国にも高い関税を課す姿勢を示し、カナダには35%、EUやメキシコには30%、ブラジルには50%を課す方針を打ち出した。そんな中、頼総統は国内の「大量解雇の波」にさらされながらも、関税戦争を米国寄りで強行しようとしている。米国からの厳しい打撃を受けてもなお米国への期待を抱き、経済力で台湾を守り世界展開を図ると語るが、実際には対岸と決別し、米国への依存を強める姿勢が透けて見える。
頼総統が予定していた8月の中南米歴訪も変更される可能性が取り沙汰されている。当初はニューヨークとテキサスを経由する計画だったが、北京を刺激する恐れがあるとして、米国が「北京をなだめる」ため経由を取りやめる案も浮上している。この情報は3月から伝えられており、今回メディアで改めて報じられた。頼総統の「経由外交」が実現するかは不透明で、米中首脳会談「川習会」の進展次第ともされ、米国の機嫌を損ねないことを願うしかない状況だ。
米国のトランプ大統領による新たな関税政策と、頼清徳総統が提唱する「団結十講」が、今後の政局における不確実な要素となっている。(合成写真/AP通信、資料写真)
中米関係が緊張するなかでも、問題は交渉で解決すべきだが、頼総統は「中国には屈せず、最後まで対抗する」という戦略を学ばず、トランプ氏の強硬な圧力に従い続けている。台湾と米国の経貿関係は7割を情報通信産業が占め、「すべての卵をひとつのかごに入れている」状態だ。台湾と中国の間には《両岸経済枠組み協議》(ECFA)があるものの、頼政権はこの「左右両懸」を活用する発想がなく、両岸関係を米国との交渉カードに使うことも検討していない。
挟間で生き延びるには、一か八かでは足りない フアン 氏は、最近注目される中国企業DeepSeekを脅威ではなく「贈り物」として評価し、「DeepSeekはNVIDIA上に構築されており、私たちへの贈り物であり、世界への贈り物でもある」と語った。一方の台湾は、かつて台湾商人が「スーツケースひとつで世界を回る」ことで築き上げた経済奇跡が、いまやひたすら米国に迎合し譲歩を重ねる窮状に陥っている。黄氏が強調する中国企業との「互恵的な勝利」という姿勢は、台湾の関連産業や政策決定者にとって深く再考すべき価値を持つ。
フアン 氏はあらゆるチャンスを諦めず、北京や上海を何度も訪れ、市場の変化に柔軟に対応している。地政学的な圧力が高まる中で生き残る術を示すように、深淵と高い壁の間に立たされながらも、わずかな隙間から光を通すような戦略を実践している。
こうした地道な努力の末、フアン 氏は「世界との接続」を追求する戦略でトランプ政権を説得し、規制緩和を勝ち取った。これこそが企業家としての「たくましさ」である。それに対し、頼総統はなおも片方を選ぶことを避け、トランプ氏の関税政策に一か八かを賭け続けている。結果として「脱中国」政策は袋小路にはまり、政治的な「偏見」にとらわれたままだ。
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