アメリカ下院は今週、「暗号通貨週間」として、安定コインの規制から中央銀行デジタル通貨(CBDC)の監視反対までを含む3つの重要法案を審議する予定だ。これにより、米国が世界の暗号通貨市場で主導権を握るための政策的な枠組みが整えられることになる。法案審議を前に、市場はすでに好感を示し、14日にはビットコインが一気に12万ドルを突破。一時は12万3,205ドルの新記録をつけた。
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— Diana (@InvestWithD)July 13, 2025
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下院が審議する暗号通貨3法案
トランプ大統領が2期目に入り、「アメリカを暗号通貨の大国にする」と宣言。業界に詳しい人材を政策の中心に据えた。6月17日には上院で「米国安定コイン国家革新の指針と設立法案(Guiding and Establishing National Innovation for U.S. Stablecoins)」、通称「GENIUS法案」が可決されており、これを受けて下院での重要法案審議が始まる。
下院では、デジタル資産市場の枠組みを定める「デジタル資産市場の明確化法案(Digital Asset Market Clarity Act)」、中央銀行デジタル通貨への監視を制限する「中央銀行デジタル通貨監視国家法案(Anti-CBDC Surveillance State Act)」、そして上院を通過した「GENIUS法案」の3法案を審議する。
英『フィナンシャル・タイムズ』の報告によると、これら3つの法案はそれぞれ異なる焦点を持ち、デジタル資産市場に明確な法的境界を設けることを目的としている。共和党は下院で主導権を握っており、トランプ大統領が暗号通貨に友好的な姿勢を示していることから、法案可決の可能性は高いとみられる。市場にとって、これは「態度を曖昧にする段階」から「立場を示す段階」へ、アメリカが正式に踏み出したことを意味している。
民主党の抵抗を押し切り、資金は暗号通貨へ
「共和党はトランプ大統領が示した暗号資産・デジタル資産政策の青写真を積極的に推進し、完全な立法を目指す。それをトランプ大統領に送り、署名と発効を得ることを目標としている」。 (関連記事: 11万7,000ドルの壁を突破!ビットコインが再び歴史的高値を更新、今が投資のチャンス? | 関連記事をもっと読む )
ジョンソン氏はさらに「トランプ大統領がこれらの法案に署名し、法律として施行されることを楽しみにしている」と述べ、これは単なる予測ではなく、政党としての強い意思表示だ。
