台湾・気象専門家の呉徳栄氏は17日、台風6号(ウィパー)が本日午後にも発生する見通しを示した。現時点の進路予測ではルソン島北端を通過し、南シナ海へ進むとみられる。状況によっては海上警報が発令される可能性も否定できず、今後の気象情報への注意が呼びかけられている。
台風6号(ウィパー)午後発生の可能性、最新進路が公開され「海上警報発令も排除せず」

この日は各地で強い日差しが続き、午後には山間部で局地的な雷雨の可能性がある。明日午後からは台風6号(ウィパー)の外側を回る湿った空気が入り、東半分で陣雨が見られる見通し。19日、20日には台風6号(ウィパー)がバシー海峡やルソン島北端を通過し南シナ海へ進むため、東半分と屏東では「大量降雨」に警戒が必要だという。
中央大学大気科学科の兼任副教授で、気象応用推進基金「洩天機教室」コラムを担当する呉氏は、欧州モデルの最新シミュレーションで本日午後の台風形成が示され、アメリカ系モデルでもほぼ同様の進路が描かれていると解説した。さらに、21日から24日にかけてはモンスーン帯で別の熱帯系が発達する可能性もあり、最新の各国モデルは大気が依然として不安定で災害を引き起こしやすい状態が続くことを示している。モデルは現在も調整が進められており、今後の情報に細心の注意を払う必要がある。
明日から6日間、大雨による災害に注意
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