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トランプ氏が来日、3日間の訪問を開始 「巨額投資」と「防衛費」の二大カード—高市早苗氏は最も手強い米大統領を手懐けられるか 2025年10月27日、米国のトランプ大統領が専用機で羽田に到着し、3日間の訪日を開始。(AP通信)
10月27日夕、米大統領専用機「エアフォースワン」が羽田に到着し、インド太平洋の視線が6年ぶりに“ホワイトハウスの主”として日本に戻ってきたドナルド・トランプ氏に注がれた。高市早苗首相は最上級の儀礼に加え、総額80兆円(約5,500億ドル)規模の対米投資パッケージと、防衛費の前倒し達成を打ち出し、この“外交通過儀礼”を実質的な成果試験へと引き上げた。西側メディアが「東京の鉄の女」と評する高市氏は、この大博打でトランプ氏を“取り込める”のか。安倍晋三氏の対米レガシーを継承できるのか。それとも、巨費と歓待だけが残る“一時休戦”に終わるのか。
2025年10月27日、米大統領トランプが日本に到着し、3日間の公式日程を開始へ。(AP通信)
「安倍の友人に会うのが楽しみ」 現地時間27日17時過ぎ、トランプ氏がタラップを降りると、木原稔官房長官と山田重夫駐米大使が出迎え。米国のグラス駐日大使らと短く言葉を交わした後、ヘリ「マリーンワン」で皇居へ向かい、徳仁天皇と会見した。令和初の国賓として2019年に続く2度目の拝謁で、象徴性は大きい。
同時に注目を集めたのは、到着直前の記者団への発言だ。今回の訪日に何を期待するか問われたトランプ氏は、初会談に臨む高市首相に言及し、「新しい首相に会うのがとても楽しみだ。彼女については良い評判を多く聞いている。私の友人で偉大な人物の一人、安倍元首相の友人で同志だ」と語った。「二人は非常に親しく、考え方も似ていると聞く。日米双方にとって非常に良いことになるだろう」とも付け加えた。
2025年10月27日、日本行き機内でメディア取材に応じるトランプ大統領。隣は財務長官ベッセント氏。(AP通信) トランプ氏は高市氏を“安倍路線の継承者”と位置づけ、期待値を明確に示した格好だ。自民党保守本流の鷹派である高市氏にとっては、最初の“贈り物”である一方、安倍氏同様にトランプ流と渡り合うことが求められる。
トランプ政権で大統領補佐官を務めたアレクサンダー・グレイ氏はNHKに、「トランプ氏は国家関係を首脳の個人的関係に重ねて捉える傾向がある。彼が求めるのは『強い指導者』で、意見が異なっても自国の利益のために立つ人物を評価する」と指摘。高市氏の“強いリーダー像”への期待は高い。
ニュース豆知識:トランプ大統領は何度日本を訪れたか? トランプ氏は最初の大統領任期中に計3回、日本の土を踏んだ。プロゴルファーと果敢に競り合ったフェアウェー、相撲の土俵で巨大な「米大統領杯」を授与したセレモニー、居酒屋での炉端焼きディナー——安倍晋三氏は“フルコースでもてなす”発想で、この非典型の米大統領に合わせた「トランプ攻略1.0」を作り上げた。3度の訪日は「安倍×トランプ」期の同盟像を形づくり、同時に高市早苗氏にとって、貴重だが極めて扱いの難しい作法集を残した。
2017年、就任から1年足らずのトランプ大統領が初のアジア5カ国歴訪を開始し、その最初の訪問先が日本だった。選択自体が明確なメッセージで、先行き不透明なアジア太平洋において日米同盟が依然として米国戦略の要であることを示した。横田基地に到着した「エアフォースワン」から降り立ったトランプ氏は、米軍将兵に力強い演説を行い、訪日の基調を引き締めた。もっとも、安倍晋三氏が最初に用意した“主菜”は、埼玉・霞ヶ関カンツリー倶楽部での「ゴルフ外交」だった。
安倍首相の案内で鯉にエサをやるトランプ大統領。(AP通信) 見どころは2人の同伴ラウンドに加え、安倍氏が当時世界トップクラスの松山英樹氏を同席させた采配だ。自らコースを所有するほどのゴルフ愛好家であるトランプ氏にとって、トッププロとのプレーは格別の名誉。フェアウェーで笑顔を交わす2人の姿は「Make Alliance Even Greater」の帽子とともに世界中に拡散し、日米“蜜月”の象徴となった。
トランプ来日に合わせ、安倍首相が都内の会員制クラブでゴルフラウンドを特別手配。(AP通信) 広く語り継がれる エピソード もあった。安倍氏のボールがバンカーに落ち、2度の失敗の末ようやく外へ。ところが足を取られて再びバンカーに滑り落ちてしまう。ケガはなく、そのまま何事もなかったかのように続行したが、この“ミーム化”した映像は、同盟維持のために身をかがめる覚悟を示す寓話として解釈された。続く首脳会談では、対北朝鮮で「最大限の圧力」を共有。安倍氏の段取りで、トランプ氏は拉致被害者家族とも面会し、協力を約束した。
2019年5月:「令和」最初の国賓に最大級のもてなし:相撲、炉端焼き、そして天皇会見
初訪日は探り合いの色合いが濃かったとすれば、2度目の訪日は“トランプ流の歓待”を極めた一作だった。元号が「令和」に改まった直後、トランプ氏は時代最初の国賓として招かれ、最高礼遇を受ける。ゴルフは今回も“定番”で、伝説的プロ・青木功が同伴。さらに両国国技館で大相撲を観戦し、優勝した朝乃山への表彰では、神聖な土俵に上がり、全高約137センチ・重さ約30キロの「米国大統領杯」を自ら手渡した。
2019年5月26日、安倍首相とトランプ大統領が千葉・茂原でゴルフ。安倍氏が撮影した自撮り。(Twitter)
2019年5月26日、安倍晋三首相が大相撲夏場所千秋楽にトランプ米大統領を招き、「内閣総理大臣杯」を授与。(AP通信)
格闘技と勝者を称揚するトランプ氏にとって、これ以上ない体験となり、のちに「素晴らしいスポーツを見る名誉にあずかった」とSNSで興奮気味に記した。夜は安倍夫妻がトランプ夫妻を六本木の居酒屋へ案内。肉料理を好む嗜好を踏まえ、若鶏の串焼きや和牛ステーキなど炉端焼き中心の献立で“おもてなし”を仕上げた。
米大統領トランプ夫妻が来日し、安倍晋三夫妻が東京・六本木で炉端焼きでもてなした。(AP通信) また、トランプ氏は国賓として、即位したばかりの徳仁天皇・皇后雅子と会見した初の外国元首となった(前回は明仁上皇に拝謁)。皇居での盛大な歓迎行事から宮中晩餐会まで、皇室は最も厳かな儀礼で最大限の敬意を示した。最終日には海上自衛隊・横須賀基地で護衛艦「かが」(JS Kaga)に乗艦し、米海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」(USS Wasp)も視察。日米両国旗の下、改めて日米同盟の強固さを強調した。
2019年5月28日、米大統領トランプと安倍晋三首相が護衛艦「かが」を視察。(AP通信) そのわずか1カ月後、トランプ氏はG20大阪サミット出席のため再び来日。前2回の国賓訪問と比べ行程はタイトで、多国間外交色が濃かった。サミットの枠組みの中で、開催国の安倍晋三氏と会談したほか、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席らとも個別会談を実施。とりわけ習氏との会談は、トランプ氏にとって最後の直接対面となった。議題は米中貿易摩擦や地域安全保障など多岐に及び、開催国として首脳対話の場を整えたこと自体が、安倍氏にとっての外交成果でもあった。
アメリカ大統領トランプ氏と日本首相安倍晋三氏。(AP通信) ただ、最も意外な“続編”は日本出発後に訪れた韓国で起きる。6月30日、トランプ氏は南北軍事境界線の板門店で金正恩氏と会い、現職米大統領として初めて北朝鮮側へ足を踏み入れた。即興のツイート招請から実現した歴史的場面の後、韓国側の「自由の家」で3度目の米朝首脳会談を実施。今回の訪日に続き、韓国でも“電撃演出”を繰り出すのではないかと注目を集めた。
80兆円の勘定書:半導体から大豆まで、「アメリカ・ファースト」の貫徹 トランプ氏が高市氏に求めるのは、口先の「強さ」ではない。28日の首脳会談の本丸は、すでにテーブルに載っている約80兆円(約5,500億ドル)の投資パッケージだ。関税紛争の妥結で日本が米国に巨額投資を行うとした合意の具体化について、今回の訪日で進捗点検と圧力が強まる見通しだ。
報道によれば、投資は米商務長官のハワード・ルットニック(Howard Lutnick)氏が率いる「投資委員会」が審査し、半導体、造船、戦略鉱物、エネルギーなど経済安保の9分野を網羅。狙いは明快で、日本に米国の歩調で対中サプライチェーンのデカップリングを加速させることだ。具体的には、レアアースなど戦略資源の採掘・精製で中国依存を減らすほか、JERAや東京ガスによるアラスカLNG案件の前進、さらにはロシア産エネルギーの輸入停止圧力まで取り沙汰される。
2025年10月27日、米国のトランプ大統領が専用機で羽田に到着し、3日間の訪日を開始。(AP通信) 自民党政権が最も頭を抱えるのは、農産品市場の開放だ。米中貿易戦争で中国の米国産大豆輸入が落ち込む中、農業州を地盤とするトランプ氏は、日本に米農産物の追加調達を強く求める可能性が高い。並ぶ項目はいずれも「アメリカ・ファースト」の中核とトランプ氏の政治的利害に直結する。高市内閣がいかに応じ、同時に日本の産業利益を守るかは、就任後最大級の試金石となる。
同盟の会費は十分か:防衛費2% vs トランプの5%構想 80兆円の投資が経済面の「勘定書」なら、防衛費は安全保障面の「清算書」だ。トランプ氏は、米国が各地の安全保障で過大なコストを負っていると主張し、同盟国に端的に「払え」と迫ってきた。NATOに2035年までの国防関連支出GDP比5%を約させたともされ、軍拡は同盟の「忠誠度」を測る物差しでもある。
トランプ攻略2.0:強みと弱みが同居する権力ゲーム 個人の語り口は意外とトランプ氏と「波長が合う」一方、権力基盤は安倍晋三氏に遠く及ばない——。そんな高市早苗首相は、タカ派と「ディール優先」の間で揺れるトランプ氏をどういなすのか。『朝日新聞』がワシントンの知日派に取材したシナリオを整理すると、シーラ・スミス、マイケル・グリーン、ジェラルド・カーティス各氏の見立てはこうだ。
「直球勝負」の相性と、「権力基盤」という構造的弱点
NSC元上級主任のマイケル・グリーンは「2人はかなり良い関係を作れる素地がある」と見る。高市の政治スタイルは、石破や岸田よりトランプに近い。右派寄り、リベラル系メディアへの懐疑、金融政策でも必ずしもハト派でない点など、関税を除けばイデオロギーの摩擦は小さい、という評価だ。CFRのシーラ・スミスも、高市の番組出演を見続けた印象として「率直で真正面から答えるタイプ」と述べ、それがトランプの好むスタイルだと指摘する。
ただし“相性の良さ”は、より深いところにある弱点——権力基盤の脆さ——を消してくれない。グリーンは、トランプが安倍を厚遇した理由のひとつは「安倍が圧倒的に強かったから」と断じ、「トランプは数字と権力を重んじる」と言い切る。党内妥協の産物とも言われる連立で船出した高市内閣は基盤が不安定で、安倍とは違い、その弱さが致命傷になり得る、というわけだ。
今回の核心は「東京に来るのがどのトランプか」。一人はタカ派のトランプ。副大統領J.D.バンス、国務長官マルコ・ルビオら対中強硬派に囲まれ、中国を最重要の戦略競争相手とみなし、レアアース規制への対抗として100%関税も辞さないタイプ。
もう一人は「ディールの芸術」型のトランプ。習近平、プーチン、金正恩と「歴史的合意」を狙い、短期の経済利益や目を引く外交実績のために、同盟国を頭越しに直接話をまとめかねない。グリーンは「高市は、トランプが日本の頭越しに習と“抱擁のディール”を結ばないよう封じておくことが最大の宿題だ」と強調する。
コロンビア大名誉教授ジェラルド・カーティスは、高市が靖国神社や「台湾独立支持」に踏み込み過ぎれば、トランプの“頭痛の種”になると警告する。トランプは中国と取引をまとめたいので、摩擦の火種は増やしたくない。高市は同盟の価値と決意を見せつつ、トランプの“取引衝動”を適切に管理し、米のインド太平洋戦略が気まぐれで逸れないよう軌道を守らせる必要がある。安定・予測可能な同盟ネットワークこそ米国の長期利益だ、というポイントを繰り返し思い起こさせる役回りになる。
高市には歴史問題での強硬姿勢、特に靖国参拝発言がつきまとうが、専門家は首相就任後はより実務的で慎重な路線を取るとみる。スミスは「今の高市は日本全体を代表する立場だ」と指摘。当選夜の会見で、日米軸に加えて日韓・日豪・日比の三角協力を重視した点は、姿勢の変化を物語る。カーティスは「靖国参拝のような愚は考えにくい」としつつ、右派基盤への過剰配慮は日米に波紋を広げかねないと釘を刺す。
最近の高市は、韓国コスメや韓流ドラマに触れるなど緩和シグナルも出している。李在明大統領も就任を歓迎し「シャトル外交」継続に前向きだ。間近の韓国開催APECは、「日韓重視」を示す好機になる。
もう一つの興味深いディテールは、高市が1980年代末、米連邦議会でリベラル派のパトリシア・シュローダー下院議員の下で働いた経歴だ。軍事費削減や家族介護休暇、女性医療の権利拡充に尽力したフェミニスト系の政治家で、いまの「防衛費拡大・規制緩和」を掲げる高市像とは対照的。隠岐さや香(東京大学)は「欧米経験後にむしろ保守化」という現象の一例と見つつ、女性の健康・医療への関心など、シュローダーから受け継いだ要素もあると指摘する。 この履歴が示すのは二点だ。第一に、高市は米国政治の作法を理解している。第二に、政治的立場に可塑性がある。グリーンも、高市は極右のレッテルに反し、政権運営では現実主義の中道右派に収れんすると読む。
結局のところ——。トランプへの向き合い方、国内の複雑な調整、対外戦略の設計まで、高市には難題が積み上がる。カーティスは「ルールに基づく国際秩序の終幕」が進む中、日米同盟だけに依存する時代ではないと悲観する。日本はグローバル・サウスの信頼を政策と援助に転化し、より積極的に役割を果たす必要がある。とはいえ当面の最重要ミッションは、“相性”という追い風と“基盤の脆さ”という向かい風のあいだで最適点を探り、トランプを最大限“手懐ける”こと。そして「ポスト米国」的な秩序の中で、日本の新しい立ち位置を描き切れるかどうかだ。
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