トップ ニュース 気象予報》台湾で今週末さらに冷え込み 気温18度まで低下も 二つの台風発生の恐れ
気象予報》台湾で今週末さらに冷え込み 気温18度まで低下も 二つの台風発生の恐れ 今週金曜(31日)には、より強い東北季節風が南下し、短波トラフの通過を伴って冷たい空気の勢力が強まる見込み。夜間の最低気温は18〜20度まで下がると予想されている。(資料写真/柯承惠撮影)
多くの市民が今朝目を覚まし、気温の急変を体感したことだろう。台湾中央気象署は10月28日、再び強まる東北季節風と華南から東に移動する雲の影響により、北台湾では明確な降雨が予想され、全体的に「湿って冷たい」気候に変化すると発表した。
気象署は基隆、台北、新北、宜蘭の4県市に大雨特報を発令。桃園以北および東北部では雨天となり、特に基隆北海岸、台北山地、東北部地域では降雨確率が高く、局地的な大雨や豪雨の可能性もあると警告している。気温は中部以北および東北部で20〜26度前後と体感的にひんやり。中部以北および東部では短時間の雨が降り、台南、東南部、恒春半島、高雄・屏東地域でも局地的な短時間の雨が予想される。その他の地域は朝晩がやや涼しく、最低気温はおよそ22度、日中の最高気温は26〜31度の見込みだ。
週末にかけてさらに冷え込み 31日にはより強い寒気が南下 今回の湿冷な天気はしばらく続く見通しだ。天気リスク会社の分析によると、強い東北季節風の影響で北台湾、基隆北海岸、宜蘭では降雨が明瞭になり、大台北および宜蘭の気温は22〜24度前後に留まるという。
一時的に天気が回復する日もあるが、今週金曜(31日)にはさらに強い東北季節風が南下し、短波トラフの通過を伴うため、冷たい空気の勢力が一段と強まる見込みだ。
その頃には北部と東北部で再び降雨が増え、気温はさらに低下。日中の最高気温は21〜23度、夜間の最低気温は18〜20度に達する見込みで、明確な寒さを感じるようになるだろう。中南部は概ね曇りがちで、日中は比較的暖かいものの、朝晩は涼しくなるため、急な気温低下に備え防寒対策を呼びかけている。
今後1週間の気温傾向。(写真/中央気象署提供)
台風の動き:南シナ海とグアム付近で発生の可能性 湿冷な気候に加え、台風の発生にも注意が必要だ。気象専門家の賈新興氏は最新のヨーロッパ数値モデルを引用し、現在南シナ海に位置する熱帯擾乱が今後2日間(28日・29日)で40〜50%の確率で台風に発達する可能性があると指摘した。ただし、欧州モデル単体ではその発達確率は比較的低いという。
賈氏はさらに、 10月末から11月初めにかけて、グアム付近の海域でも新たな熱帯系統が発達する可能性が高い と述べた。進路は明確に東から西へ移動する傾向を示しており、これは台湾に吹き込む北 東 季節風の影響によるものだという。熱帯低気圧の動きがより西寄りになる見通しだ。
一週間の雨の傾向:東北季節風の影響続く 今後一週間の天気について、賈新興氏は次のように予測している。 水曜日(29日)は東北季節風の影響で、新北山地、宜蘭、花蓮に降雨があり、午後は竹苗以南の山地や屏東でも局地的な短時間の雨が見込まれる。木曜日の午後には各地の山地で局所的なにわか雨が発生する可能性がある。
今後1週間の降雨傾向。(写真/中央気象署提供) 更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
張鈞凱コラム:馬英九時代にまかれた種が、いま芽吹きつつある 台湾光復80周年を受け、中国で記念大会が開かれ、「台湾光復記念日」が正式に設けられた。これに先立ち、北京の清華大学台湾研究院は設立25周年を迎え、23日に「両岸関係新情勢学術シンポジウム兼清華両岸フォーラム」を開催。両岸から140人超の専門家・研究者が集まり、①両岸の政治・経済関係の新潮流、②社会交流の新局面、③若者のデジタル知識の新たな展望、④両岸関係を取......
トランプ大統領が6年ぶりに来日 高市首相と初会談へ 首都圏は過去最大規模の厳戒態勢 アメリカのドナルド・トランプ大統領が27日午後、第二次政権発足後初めて日本を訪れる。2019年以来、約6年ぶりの来日となり、天皇陛下との会見や高市早苗首相との初の首脳会談に臨む予定だ。日本側は公式実務訪問賓客として国を挙げて迎え入れ、両国の経済・安全保障関係の強化を図る。皇居で天皇陛下と会見、高市首相とは28日に会談トランプ大統領は、アジア歴訪の最初の訪問地......
秋最強の寒気到来 北東季節風が連続襲来、台湾北部で今季最低18度の見込み 台湾・気象署によると、今週は主に北東季節風(北東モンスーン)の影響を受け、29日までは局地的な大雨に注意が必要だ。特に明日は水蒸気量が最も多く、風上側の地域で降雨範囲が拡大する見通し。次の北東季節風は31日に強まる予想で、影響は来週にかけて続き、北部の最低気温は18~19度まで下がる見込みだ。秋最強の寒気到来 北東季節風が2波連続で接近、気温1ケタ台も気象署......
“ゆるやかな隣人”と暮らす住宅モデル『nears』、都市部で人気上昇 日本では近年、都市部を中心に賃貸マンション・アパートの募集家賃が上昇し続けている。調査データによれば、2024年12月時点で東京23区や神奈川県、大阪市、福岡市などの主要エリアにおいて、シングル向け賃料は2015年の算出開始以来の最高値を更新し、特に東京23区ではシングル向き・カップル向き・ファミリー向きのすべてが過去最高を記録。シェアレジデンス『nears......
ロイヤルホストが「Royal Host Deli」新商品を発売 復刻ドレッシング&限定ハン 家庭用ラインアップを強化 復刻ドレッシングや数量限定ハンバーグが登場ロイヤルグループで食品事業を担うロイヤル株式会社は、「Royal Host Deli」ブランド誕生後、初の新商品を10月28日に発売する。1970年代にロイヤルホスト店舗で提供され、持ち帰り品としても人気を博した「グリーンゴッデスドレッシング」が要望に応えて冷蔵タイプで復活。あわせて「オニオ......
USJ、「Best Attraction(Asia)」受賞 アジアを代表するテーマパークに アジア太平洋地域の旅行・観光業界における優れた企業やブランドを表彰する「Travel Weekly Asia Readers' Choice Awards 2025」が10月7日に開催され、日本を代表するテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「Best Attraction(Asia)」を受賞。同賞において日本ブランドが選出されたのはユニバーサ......
東京国際映画祭とFCCJが共同会見を開催 アニメーション部門から木下麦監督が登壇 10月9日、日本外国特派員協会(FCCJ、東京都千代田区丸の内)で東京国際映画祭との共同会見が開かれた。アニメーション部門では、テレビアニメ『オッドタクシー』(2021年)の木下麦監督と此元和津也氏、スタジオCLAPによる最新作『ホウセンカ』が紹介され、木下監督が登壇した。
冒頭、東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三氏が今年のラインナップを説......
目黒蓮×桜田ひより共演 王子ネピア新CM「営業目黒くん」第2弾が全国放映スタート 王子ネピアは、ティッシュおよびトイレットロール製品の刷新にあわせ、新TVCM「ネピア営業目黒くん 先輩の祈り篇」の放映を10月20日より全国で開始した。出演は前作に続き、目黒蓮(Snow Man)と桜田ひより。シリーズ第2弾となる本作では、真面目で天然な営業マン・目黒と、冷静な後輩役の桜田による掛け合いを通じて、リニューアル商品の「丈夫さ」と「なめらかな肌ざ......
日本の地方交流を担う台湾人――郭国文氏・李退之氏が語る日台関係の現在地 日台観光が活況を呈する中、多くの台湾人が日本各地に移り住み、地域振興の一翼を担っている。『風傳媒』の取材に応じた台南市日台文化友好交流基金会理事長で元台南市議員の李退之氏は、日本の地方自治体における交流員制度の重要性を指摘した。李氏によれば、日本の地方政府は柔軟に人材を登用しており、過去には日本人職員が台南市政府に派遣された例もある。2019年5月23日、立......
米中首脳会談、10月30日釜山で決定 「直感の外交」vs「綿密な計算」は交わるか ホワイトハウスの報道官キャロリン・レビット氏は23日、ドナルド・トランプ米大統領が明晩からアジア歴訪に出発し、30日に韓国・釜山で中国の習近平国家主席と二国間会談を行う予定だと発表した。両首脳が対面するのは2019年のG20大阪サミット以来、約6年ぶりとなる。
この会談は、トランプ氏のアジア3カ国訪問の最終日に設定されたもの。トランプ氏は数週間前、アジア太平......
静岡市、11月1日「お茶の日」記念イベント開催 駿府城公園で大茶会やアフタヌーンティー企画も 静岡市は、聖一国師の生誕日にあたる11月1日を「静岡市お茶の日」と定めており、今年も市内各地でお茶文化に親しむイベントが開催される。お茶の歴史や産業への理解を深める取り組みの一環として、ラッピングタクシー利用者へのお茶配布やポスターコンテスト展示などの催しが予定されている。「静岡市お茶の日」は、全国有数の茶産地である静岡市が、地元のお茶文化を市内外に伝えるこ......
ギャラクシー賞9月度月間賞発表 ETV特集「アメリカに刻印を残す女たち」など4作品が受賞 放送批評懇談会は、テレビやラジオ番組の質的向上を目的として選出される「ギャラクシー賞」の一環として、2025年9月度の月間賞受賞作品を発表した。今回選ばれたのは、ETV特集「アメリカに刻印を残す女たち~写真花嫁 百年の物語~」(NHK)、木曜ドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日)、ハートネットTV「放送100年・福祉をつなぐ LGBTQ+とメディア」(NHK......
AKOMEYA TOKYOで「新米祭り」開催 全国の銘柄米を利き比べるワークショップに注目 全国各地から選りすぐりの新米を揃えるライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は、今年も恒例の「新米祭り」を開催し、10月17日にはメディア向けワークショップ「新米祭りワークショップ~利きの会~」が実施された。全国から厳選された銘柄米の特徴を体験できるイベントとして注目を集めた。ワークショップでは、AKOMEYA TOKYOのバイヤーによる品種説明......
エキュート秋葉原で「チーズの日」フェス開催 チーズスイーツやAI接客など秋葉原ならではの体験 JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、「エキュート秋葉原」で11月11日の「チーズの日」に合わせ、10月20日から11月11日まで「ecute Cheese Fes!」を開催。期間中は、限定スイーツや総菜などチーズを主役とした商品が店頭に並ぶほか、生成AIを活用したロボット接客やメタバース上でのキャンペーンも展開し、秋葉原らしい次世代型......
花俊雄氏の視点:民進党が静かなら台湾は平穏、米日も手を出せない状況 米ホワイトハウスで台湾や中国大陸を含むアジアの外交・軍事政策を担当した元国家安全保障副補佐官、マット・ポッティンジャー氏は、9月3日の北京での閲兵を目にした後、スタンフォード大学で開かれた「フィデューシャリー・インベスターズ・シンポジウム(Fiduciary Investors Symposium)」で講演し、「中国は武力を用いずとも台湾海峡の危機を引き起こ......
台湾、習近平・トランプ会談の主要交渉材料となる恐れ?専門家が分析、習近平氏の要求を予測 アメリカのドナルド・トランプ大統領は最近、中国国家主席習近平氏との会談を予定していることを確認した。さらに、双方が交渉過程で「台湾問題」に触れると予期している。アメリカン・グローバル・ストラテジーズの副社長マーヴィン・パーク氏は、雑誌『フォーリン・アフェアーズ』に寄稿し、台湾を売り渡してはならないと強調。アメリカは中国との対立を緩和するために、兵器撤回という......
吳典蓉氏のコラム:国民党党首・鄭麗文氏の浮沈 鄭麗文氏は、社会学で言う「見慣れた見知らぬ人」のような政治家だ。約40年のキャリアと一定の知名度を持ちながら、その行動様式や政治信条はつかみにくい。国際・国内の政治地図が激変するいま、懸念を招きかねない一方、“未知”だからこそ既存の行き詰まりを打破する可能性もある。
学運出身で国民党トップ 「パラダイムシフト」か鄭麗文氏が国民党(藍)の党首に就いた経緯は、単......