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SMBC日本シリーズ2025、11年ぶりの対決へ 開幕投手はソフトバンク・有原航平、阪神・村上頌樹に決定 SMBC日本シリーズ2025は、11年ぶりにソフトバンクと阪神が激突。開幕投手は有原航平と村上頌樹に決定。みずほPayPayドーム福岡。（資料写真/黃信維撮影）
プロ野球の頂上決戦、SMBC日本シリーズ2025が10月25日、みずほPayPayドーム福岡で開幕する。対戦カードは、2年連続で日本シリーズ進出を果たしたパ・リーグ王者・福岡ソフトバンクホークスと、2リーグ制以降最速でリーグ優勝を決めたセ・リーグ王者・阪神タイガース。両軍の顔合わせは2014年以来、11年ぶりとなる。
24日には同球場で両チームが前日練習を行った。ソフトバンクでは、クライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージを左脇腹痛で欠場していた近藤健介がチームに合流し、打撃練習で快音を響かせた。山川穂高もスタンドに打球を放り込み、主力陣が順調な調整ぶりを示した。投手陣もキャッチボールやストレッチで調整し、チーム全体に落ち着いた雰囲気が漂った。
練習後の監督会見で、小久保裕紀監督は「CSファイナルの勢いをそのまま持ち込める」と語り、阪神について「ドラフト1位を軸とした強力打線で、右左を問わず打ってくる」と警戒。「先発が試合をつくり、先制して藤井（皓哉）、松本（裕樹）、杉山（一樹）につなぐ勝ちパターンに持ち込みたい」と勝利へのプランを明かした。
続いて行われた監督会議では、小久保監督が「パ・リーグを代表し、セ・リーグを独走した阪神さんと全身全霊で戦いたい」と意気込みを示すと、阪神の藤川球児監督も「交流戦で悔しい思いをしたセ・リーグの代表として戦う。5球団の思いを背負ってぶつかりたい」と闘志を燃やした。第1戦の先発投手は、ソフトバンクが2年連続で有原航平、阪神は村上頌樹の両右腕が務めることが発表された。
藤川監督はその後の会見で「ビジターを得意とするチームとしてワクワクしている」と笑顔を見せ、「荒々しさを出して楽しく戦い、のびのびとしたプレーを期待したい」と語った。村上についても「いつも通りでいい」と信頼を寄せた。
夕方から始まった阪神の前日練習では、坂本誠志郎がホームベース付近のボールの転がりを確認し、投手陣はマウンドの高さをチェック。シートノックでは大山悠輔や佐藤輝明が打球の転がり方を入念に確認した。打撃練習では佐藤輝が特大の本塁打を放ち、仕上がりの良さを印象づけた。
2025年の頂上決戦は、ソフトバンクが2020年以来5年ぶり12度目の日本一に輝くのか、それとも阪神が2023年以来2年ぶり3度目の栄冠を手にするのか注目が集まる。第1戦は10月25日、18時30分試合開始予定。
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