トップ ニュース デンソー、自己株式公開買付けの条件変更で買付価格上限を2,209円に引き上げ 豊田自動織機株への応募で特別利益2,524億円を計上へ
デンソー、自己株式公開買付けの条件変更で買付価格上限を2,209円に引き上げ 豊田自動織機株への応募で特別利益2,524億円を計上へ デンソーは自己株式公開買付けの買付価格上限を2,209円に引き上げるとともに、豊田自動織機株の売却に伴い単体決算で2,524億円の特別利益を計上する見込みである。(写真/風傳媒撮影)
株式会社デンソーは2026年1月14日、2025年6月3日に公表した自己株式取得および自己株式公開買付け(自己TOB)の条件を変更することを決議したと発表した 。当初、自己TOB価格の決定における買付価格の上限を1,935円としていたが、その後、市場株価が上昇していることやトヨタ不動産株式会社からの要請を踏まえ、上限価格を2026年1月13日の終値である2,209円に引き上げることを決定した 。これにより、買付予定数1億8,489万7,656株(所有割合6.68%)に対する買付資金の総額も、当初予定の約3,577億円から約4,084億円へと変更される見込みである 。
今回の変更は、デンソーが保有する株式会社豊田自動織機株式の売却に関連するものである。デンソーは、トヨタ不動産およびその関連会社が実施する豊田自動織機株式への公開買付け(TOB)に応募し、保有する全株式を売却する予定であるが、トヨタ不動産側から、現在の株価水準を考慮し、デンソーによる自己TOB価格の上限引き上げの要請を受けていた 。デンソーは、自己TOBの上限価格を変更しない場合、市場での売却等による株価への影響が懸念されることや、依然としてディスカウント価格での自己株式取得が可能であり資本効率の向上に資することなどを総合的に勘案し、要請を受け入れることが望ましいと判断した 。
また、自己TOBの開始時期についても変更が発表された。当初は2026年1月中旬頃の開始を予定していたが、2030年に向けた中期経営計画の公表を2026年3月頃に控えていることから、2026年3月期通期決算発表(2026年4月28日予定)後に開始する方針へと変更された 。
同日、デンソーはトヨタ不動産が実施する豊田自動織機株式へのTOB価格が、1株当たり1万6,300円から1万8,800円に変更されたことを受け、同TOBへの応募に伴う業績予想の修正も公表した 。豊田自動織機株式の売却が2026年3月期中に完了した場合、単体決算において投資有価証券売却益として約2,524億円の特別利益を計上する見込みである 。これは、2025年6月3日時点で想定していた約2,153億円から上方修正となる 。
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