小泉防衛大臣は7日、日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地と海上自衛隊江田島地区を視察し、現地で臨時記者会見を行った。
先月28日に取得契約を締結した日鉄呉地区跡地について、小泉氏は、装備品の維持整備や製造、訓練、補給を一体的に機能させる「多機能な複合防衛拠点」を整備する方針を改めて示した。
日鉄呉地区跡地に「多機能な複合防衛拠点」 民間企業誘致も推進
小泉氏は、ウクライナ侵略の教訓から、長期にわたる事態にも対応できる持続的な対応能力の確保が不可欠だと指摘した。
現在進められている解体工事の状況を見極めながら、9月1日に募集を開始した民間企業誘致エリアを含め、地元自治体と連携して事業を推進する考えを表明した。
海自江田島を視察 新編25年の特別警備隊を激励
続いて訪れた海上自衛隊江田島地区では、新編25年の節目を迎えた特別警備隊(特警隊)の訓練展示や、幹部候補生学校、第1術科学校を視察した。
旧海軍兵学校以来の歴史ある施設で研鑽を積む学生や現場の隊員を激励するとともに、隊員やその家族らと車座で懇談し、生活環境や任務環境に関する率直な要望を直接聴取した。
隊員家族との対話を施策に反映 「退職自衛隊員・家族支援庁」新設も検討
会見で小泉氏は、就任以来続けている隊員家族との対話の重要性を強調した。
過去の視察をきっかけに、陸上自衛隊でペット飼育が可能な宿舎を実現させた事例に触れながら、今回寄せられた官舎管理の負担軽減などの声についても、省内の施策に反映させる意欲を示した。
また、令和9年度概算要求に盛り込んだ「退職自衛隊員・家族支援庁(仮称)」の新設に向け、検討委員会で議論を進めていることにも言及した。
特別警備隊の待遇改善や最新装備品の確保を検討
さらに、過酷な任務を担う特別警備隊の隊員から寄せられた待遇改善や最新装備品の確保に関する要望についても説明した。
現在進めている自衛官独自の給与体系の構築において、任務の負荷やリスクに見合った処遇として具現化できるよう、同行した会計課長らとともに、予算面を含めて検討していく姿勢を示した。
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編集:梅木奈実


















































