「成都人発言」で物議を醸す 林依晨「理解を」 と心境を吐露、恩師の批判には沈黙
「ネガティブ評価ゼロの女神」こと林依晨(アリエル・リン、左)が最近、中国本土でリアリティショー『心動的信号第7季』の収録に参加。祖先の出身地が成都であることから「私は成都人です」と手を挙げて発言し、台湾で議論を巻き起こした。(新浪微博より)
台湾の「好感度女神」こと人気女優の林依晨(アリエル・リン)が、中国の番組で「私は成都人、祖父も成都の人」と発言し、台湾社会に波紋を広げている。この騒動後、初めて公の場に姿を現した林は、メディアの質問に対し、慎重に心境を語った。
「私のルーツ」と説明、理解を求める
「成都、台北、宜蘭は私の祖父母、外祖父母、そして私自身が育った場所です。これらの地域と人々がなければ、今の私はありません。皆さまのご理解をお願いします」と林は静かに語った。
林は先日、中国の恋愛リアリティ番組『心動的信号第7季』に出演した際、「私は成都人」と発言。自身は四川方言を話せないが、幼い頃から祖父の話す方言を聞いて育ったため親しみを感じると説明していた。しかし、この発言が台湾と中国の両岸で議論を巻き起こした。
元講師からの厳しい批判
特に注目を集めたのが、林の母校である政治大学で彼女を教えた朱立熙講師の反応だ。朱氏は2日間にわたり林を厳しく批判し、「偽りの情」「失望した」「許せない」などの強い言葉を用いた。この批判は多くのネットユーザーの反発を招き、朱氏のフェイスブックや政治大学の公式フェイスブックにも批判的なコメントが殺到。その後、朱氏は批判の投稿を削除している。
私生活と仕事のバランス
6日に広告イベントに登場した林は、最近の騒動に影響を受けた様子は見せなかった。自身を「サンドイッチ世代」と称し、以前はワーカホリック気味だったが、健康上の問題(脳腫瘍)を経験してから仕事量を減らしたと語った。
「最も大切なのは家族です。仕事も重要で自己実現の一部ですが、家族が一番大切。そして自分の声に耳を傾けることも忘れてはいけません」と林は語った。
恩師朱立熙の「もうメッセージを送ってこないで」という厳しい言葉に対しては、林は微笑むだけで多くを語らなかった。
編集:高畷祐子
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