「台湾映画上映会2026」開催決定!規模を5都市に拡大、日本初公開10作品を含む全16作品を一挙上映

台湾映画上映会2026が全国5都市に規模を拡大し、日本初上映や名作のデジタル修復版を含む全16作品を5月から10月にかけて無料上映する。(写真/映画宣伝・大福提供)
台湾映画上映会2026が全国5都市に規模を拡大し、日本初上映や名作のデジタル修復版を含む全16作品を5月から10月にかけて無料上映する。(写真/映画宣伝・大福提供)

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが主催する恒例の上映企画「台湾文化センター 台湾映画上映会2026」が、2026年5月から10月にかけて開催されることが決定した。今年は開催規模を大幅に拡大し、北海道、東京、神奈川、京都、大阪の5都市で実施される。

本上映会は、台湾の社会や文化への理解を深め、台湾映画の新たな魅力を発見してもらうことを目的としており、全作品が日本語字幕付きで無料上映される。

大学やミニシアターとの連携で過去最大規模に

​例年は東京と大阪を中心に開催されてきたが、本年度は北海道大学、大阪大学、京都大学、中央大学、慶應義塾大学、日本映画大学の6大学と、ユーロライブ、シネ・ヌーヴォの2つのミニシアターが協力。台湾文化センターを含む全9会場で、計10回にわたり実施される。

3年連続でキュレーターを務めるのは、映画監督のリム・カーワイ氏。今回は日本初公開となる10作品を中心に、過去に再上映の要望が多かった6作品を「アンコール上映」として加えた計16作品がラインナップされた。

巨匠の修復版から現代の話題作まで多彩なラインナップ

​日本初公開作品には、台湾映画の新たな幕開けを感じさせる初長編監督作から、巨匠たちのデジタルリマスター版、生命哲学をテーマにしたドキュメンタリーまで幅広いジャンルが揃う。

主な上映作品は、ワン・トン(王童)監督による初の台湾郷土題材作品『海をみつめる日』、ジニョンが台湾映画初出演を果たした共同監督作『あの写真の私たち』、ベルリン国際映画祭選出のチュウ・ジュンタン(朱宣澔)監督によるデビュー作『うなぎ』、クィア・ノワール『宵闇の火花』、1996年の台湾を舞台にした『夜明けの前に』などだ。

また、台湾ニューシネマ以前の巨匠の作品もデジタル修復版で登場。リー・シン(李行)監督の『小さな町の恋』、バイ・ジンルイ(白景瑞)監督の『今夜は帰らない』のほか、伝説の彫刻家・黄土水の足跡を追った『甘露水』、シェン・コシャン(沈可尚)監督の劇映画『深く静かな場所へ』や探検家を追ったドキュメンタリー『荒野の夢』も上映される。

アンコール上映では、『余燼』『タイペイ、アイラブユー』『燃えるダブルス魂』『夫殺し デジタル・リマスター版』『猟師兄弟』『金魚の記憶』の6作品がスクリーンに再登場する。

初回は初の北海道開催、専門家によるトークイベントも実施

本企画の幕開けとなる第1回上映は、5月16日に北海道大学学術交流会館小講堂にて実施される。これは本上映会として初の北海道開催となる。上映作品は『海をみつめる日』で、上映後には台湾文学の研究者であり、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部准教授を務める唐顥芸(とう・こうげい)氏をゲストに迎えたトークイベントが予定されている。

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの曾鈐龍(そう・けんりゅう)センター長は、「多様な広がりを見せる台湾映画の現在とこれまでの歩みを、5都市の大学やミニシアターとの連携を通じて、より多くの人々に届けたい」と期待を寄せる。

また、キュレーターを務めるリム・カーワイ氏は、「新人監督による長編デビュー作と巨匠たちのデジタル修復版を通じ、台湾映画が過去を受け継ぎながら新時代を切り拓き、多彩に咲き誇る現在の姿を感じてほしい」と語った。

参加申し込みはPeatixにて先着順で受付

​上映会への参加は事前申し込み制となっている。シネ・ヌーヴォでの上映分を除き、各回の開催日7日前の正午(12時)より、オンラインプラットフォーム「Peatix」にて先着順で受け付ける。なお、シネ・ヌーヴォでの上映チケットについては、同劇場の公式ホームページにて取り扱われる。

編集:小田菜々香

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