トランプ氏を襲った暗殺未遂の連鎖 銃撃、毒物、狙撃企画、10年の全記録

2026-04-27 15:37
2024年7月13日、暗殺未遂に遭い、シークレットサービス(SS)の警護を受けながら現場を迅速に離脱する米前大統領のドナルド・トランプ氏。(写真/AP通信提供)
2024年7月13日、暗殺未遂に遭い、シークレットサービス(SS)の警護を受けながら現場を迅速に離脱する米前大統領のドナルド・トランプ氏。(写真/AP通信提供)

2016年の演説会場での銃奪取未遂から、2024年のペンシルベニア州バトラーでの銃撃事件、そして本日発生したホワイトハウス記者夕食会での衝撃的な銃声まで。ドナルド・トランプ米大統領の政治キャリアはわずか10年ほどだが、その間、数多くの暗殺未遂事件が記録されている。

トランプ氏はこれまで、相次ぐ議論や法廷闘争を切り抜けてきただけでなく、幾度となく銃口と暗殺の陰謀から生還してきた。死神と隣り合わせの状況が繰り返されるその姿は、米国における政治的極端化と暴力という深刻な危機を浮き彫りにしている。

候補者時代から始まった暴力の影、舞台突撃から銃奪取の試みまで

​トランプ氏の政治的進撃は、当初から暴力の影が付きまとっていた。最初の重大な治安事件が発生したのは、2016年3月12日のことだ。当時、共和党の指名獲得を確実にする前だったトランプ氏がオハイオ州デイトン(Dayton)で集会を開いていた際、22歳の男、トーマス・ディマッシモ(Thomas DiMassimo)が突如暴走。警察のバリケードを突破してステージに駆け上がろうとした。シークレットサービス(SS)は即座に男をタックルして制圧。ディマッシモは秩序乱した罪などで起訴され、同年7月26日、1年間の保護観察処分を言い渡された。

同年6月18日、ネバダ州ラスベガスのトレジャー・アイルランド・ホテル&カジノでの演説中には、20歳の英国人、マイケル・スティーブン・サンドフォード(Michael Steven Sandford)が行動に出た。群衆の中にいた男は、警備にあたっていた警察官の拳銃を奪おうとしたが、警察官の素早い反応によりその場で取り押さえられた。サンドフォードはSSの取り調べに対し、拳銃を奪った目的は「トランプ氏の殺害」であったと率直に供述した。連邦裁判所の判決記録によれば、男には12ヶ月と1日の禁固刑および200ドルの罰金が科され、2017年5月に釈放された後、英国へ強制送還された。
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さらに大選投票日のわずか3日前となる2016年11月5日、ネバダ州リノ(Reno)での集会で、トランプ氏が演説中に群衆の中から「銃だ!」という叫び声が上がった。この一言で会場はパニックに陥り、SSは身を挺してトランプ氏を保護し、急いでステージ下へと退避させた。叫び声を上げた男は周囲の聴衆によって取り押さえられたが、SSが所持品を検査した結果、武器は一切発見されなかった。男の名前はオースティン・クライツ(Austyn Crites)。トランプ氏に反対する共和党員であり、当時は「トランプに反対する共和党員」と書かれたプラカードを掲げていた。混乱の最中に誰かがプラカードを奪おうとして騒ぎになり、その中で「銃だ」という声が上がったことが原因だった。現場の安全が確認されると、トランプ氏は数分後にステージへ戻り、演説を完遂した。

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