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台湾・師範大学で何が起きたのか 元代表選手・簡奇陞さんが語る「実験対象」と気づいた瞬間と10年越しの告発 簡奇陞さんは「『彼女は話し方もはっきりしていて、冷静な思考を持っている。被害者には見えない?』これが最もよく聞かれ、反論の余地がない言葉だ」と語った。(写真/范雲オフィス提供)
彼女は台湾師範大学女子サッカーチームの一員であり、かつては国家代表としてプレーした経歴を持つ。外から見れば勇敢で輝かしい存在だが、いま彼女は真名と顔を公にして、長年教育現場に潜んできた人体実験の実態を明かす内部告発者でもある。採血を強いられ、記者会見で真相を語るまでの道のりを経て、簡奇陞さんは「最もはっきりと語る被害者」として注目を集めている。
簡奇陞さんとは何者か 採血事件を告発した理由とその背景 『風傳媒』は、なぜ彼女が立ち上がったのか、その経験と現在の立場を詳しく追った。簡氏は幼い頃から教師と国家代表選手になる夢を抱き、小学4年でサッカーを始め、台師大進学を目標に努力を重ねた。実力で競技系女子サッカーに入り、国家代表となり、社会実践賞を受賞。海外留学や多彩な活動を経験し、順調な歩みを見せていた。
しかし昨年、事件が明るみに出た際、彼女はすぐに声を上げようとしたものの、家族は「将来に影響する」と反対した。だが最近、採血動画を公開したことで家族も事態の深刻さを知ることになった。動画には、涙を流しながら採血され、肘の内側が腫れ上がり、採血者が何度も失敗する様子が映っていた。台師大に進学するための努力の裏側に、毎日3本もの血を抜かれる生活があった。
実験に利用されていたと気づいた瞬間 常態化した採血と論文で知った衝撃 『知新聞』によれば、採血が始まったのは高校3年から大学1年に上がる夏休み。彼女は当初「運動科学検査」だと思い込み、寒暑休みごとに14日間、毎日1~2管の採血をされながらランニングと指先採血を繰り返した。英国留学を休学した際、現地で経験を話すと「それはおかしい」と直言され、疑念を抱くようになった。論文を調べるうち、自分が無意識に実験参加者として扱われていた事実を知ったという。
被害をどう社会に訴えたのか 記者会見で覆いを取り去った決断 2024年末、簡奇陞さんは他の被害学生たちとともに、初めて公の場で議員に訴え、2025年7月中旬には記者会見を開いて内幕を明らかにした。会見ではサングラスとマスクを外し、毅然とした態度でこう語った。「隠さなければならないのは私ではない。」
事件が一度は大きな注目を集めないままでいたが、その後、彼女は青紫に腫れた腕や、何度も針を刺され涙を流しながら採血されている映像を公開し、ネット全体に衝撃を与えた。教育部と国科会は、周台英コーチによる倫理違反と強制採血、さらに陳忠慶計画の研究倫理違反を認定したものの、台湾師範大学はコーチ職の停止にとどめ、教職資格は保留したままという対応にとどまり、社会で大きな議論を呼んでいる。
また、簡さんはこう語った。「私は復讐や憎しみのために立ち上がったのではなく、次の犠牲者を出さないために立ち上がったのです。」
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どのような偏見を受けたのか?「被害者らしくない」ことで疑問視される理由は? 彼女はよく「被害者らしくない」と言われ、その言葉に無力さを感じるという。「被害者は一種類だけなのか」と問い返し、「私は簡奇陞。典型的な被害者ではなく、明確に語る者だ」と強調する。「私を同情してほしいのではなく、私たちが何を経験したのか理解してほしい」とも述べた。
彼女の勇気を社会はどう受け止めたか 父親の涙が示すもの ベテランジャーナリストの莎莉氏は「30年の取材でこれほどの勇気を持つ内部告発者は見たことがない」と評価する。簡氏は匿名やモザイクを選ばず、実名と顔を出し、真実を語った。 彼女の父親は「力も後ろ盾もないせいで、こんなにつらい思いをさせた」と涙を流したという。莎莉氏は自身の父の言葉を思い出し、「我慢しろ」という親の言葉は、守りたいのに守れない無力感から出るものだとつづった。簡氏について「彼女はすでに立派な大人であり、父親は愛情深い父だ」と記した。
知識補足|人体試験で「インフォームド・コンセント」が重要な理由 『ヘルシンキ宣言』や『人体研究倫理指針』では、人体試験に参加するすべての被験者が「十分な説明を受けたうえで同意する」ことを前提に、同意書へ署名する義務が定められている。研究者は試験の内容やリスク、目的を明確に説明し、成績や単位、報酬、脅しなどで参加を誘導してはならない。さらに、研究は必ず倫理審査委員会(IRB)の厳正な審査を経る必要があり、被験者に知らされずに実験に組み入れることは重大な倫理違反であり、場合によっては法的問題にも発展する。
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