トップ ニュース 【SMBC日本シリーズ2025第5戦】ソフトバンク、5年ぶり日本一!延長戦で阪神を撃破 山川3戦連発、小久保監督「選手たちに恵まれ幸せ」 
【SMBC日本シリーズ2025第5戦】ソフトバンク、5年ぶり日本一!延長戦で阪神を撃破 山川3戦連発、小久保監督「選手たちに恵まれ幸せ」 福岡ソフトバンクが5年ぶり12度目の日本一を達成。甲子園で阪神を延長戦の末3―2で下し、小久保監督は「選手たちに恵まれ幸せ」と喜びを語った。シリーズMVPは3戦連発の山川穂高。(資料写真/丁勤紜撮影)
2025年10月30日、甲子園球場で行われた「SMBC日本シリーズ2025」第5戦で、福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースを3対2で下し、シリーズ通算4勝1敗で5年ぶり12度目の日本一に輝いた。敵地での4連勝という圧倒的な快進撃で頂点に立ち、球団史に新たな栄光を刻んだ。 
7回まで阪神に2点を先行される苦しい展開だったが、8回表に柳田悠岐外野手が石井大智投手から起死回生の同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。延長11回には野村勇内野手が右翼席に勝ち越しのソロ本塁打を放ち、劇的な一打で勝負を決めた。最後は松本裕樹投手が無失点で締め、胴上げ投手となった。 
試合後、小久保裕紀監督は「 5試合とも息の抜く暇もない、本当に良い試合だった。選手たちに恵まれ幸せです 」と笑顔を見せ、ナインの奮闘を称えた。監督としての初戴冠であり、選手時代を含めて2度目の日本一となった。 
シリーズMVPには、第2戦から3試合連続本塁打を放ち、チーム打線を牽引した山川穂高内野手が選出された。山川は「 構えたときに『打てる』と思えた感覚をつかんだ。それが全て 」と好調の理由を語り、「かかとの骨を意識することでフォームが安定した」と技術的修正を明かした。試行錯誤の末に掴んだ自信が、チームを王座へと導いた。敢闘選手賞には全5試合で打点を挙げた阪神の佐藤輝明が選ばれ、優秀選手賞には柳田悠岐、杉山一樹、藤井皓哉の3選手が輝いた。 
王貞治会長は「短期決戦はヒーローが出た方が勝つ。山川くんの3本のホームランは大きかった 」と称賛し、小久保監督についても「思い切りの良い大胆な起用をしていた。適材適所で選手を使った 」とその手腕を高く評価した。
孫正義オーナーは多忙のため現地観戦はかなわなかったが、優勝の瞬間にSNSで「やったー🎆🎉」と投稿。後藤芳光球団社長を通じてチームへ祝意を伝えた。試合後、大阪市内の宿舎で開かれた祝勝会では、選手会長・周東佑京の音頭で701本のシャンパンが開けられ、歓喜の夜となった。
この日、阪神は先発・大竹耕太郎が6回無失点の好投を見せ、坂本誠志郎と佐藤輝明のタイムリーで2点を先行。しかし終盤の継投でリズムを崩し、11年ぶりとなるソフトバンクとのシリーズ対決は再び苦杯を喫した。
ソフトバンクが延長戦で日本一を決めたのは、2017年のDeNA戦以来2度目。柳田の同点弾、野村の勝ち越し弾という連鎖する一発攻勢で勝利をつかみ、チーム通算100号・シリーズ通算800号という節目の本塁打が決定打となった。
日本シリーズを終え、小久保監督は「昨年届かなかった日本一を、今年達成できたことが本当にうれしい。ファンの皆さんに良い報告ができてほっとしています 」と語った。選手、スタッフ、ファンが一体となって掴み取った王座奪還。歓喜に沸く甲子園の夜空に、ソフトバンクの黄金の旗が再び翻った。
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