10月25日にみずほPayPayドーム福岡で開幕した「SMBC日本シリーズ2025」は、1勝1敗のタイで舞台を関西へ移した。第1戦では阪神タイガースが投手戦を制して先勝したが、第2戦では福岡ソフトバンクホークス打線が初回から爆発。序盤2回で9点を奪う猛攻を見せ、最終スコア10対1で圧勝した。互いに対照的な展開となった2試合を終え、シリーズは一層白熱している。
阪神は午後3時から調整 藤川監督「普通にやってくれればいい」
27日は移動日となり、両チームは関西に入り、それぞれ阪神甲子園球場で全体練習を行った。阪神は午後3時に練習を開始し、ペナントレース中とほぼ同様のメニューをこなした。20分間のウォーミングアップの後、投手陣はキャッチボールや遠投、ランニング、体幹トレーニングなどで約1時間汗を流した。野手陣も通常の打撃練習に集中し、守備練習などの確認は行わず、あくまで調整色の強い軽めの内容だった。練習は午後4時30分に終了。
藤川球児監督は取材に応じ、「明日はファンの皆さんの大きな声援を受けながら3勝目を取りに行くだけ。(選手たちは)普通にやってくれればいい」とリラックスした笑顔で語った。
ソフトバンクはナイター形式で入念に確認 栗原・山川も参加
一方、ソフトバンクは午後5時からナイター形式で練習を開始。6月の交流戦以来となる甲子園での試合に備え、野手陣はコーチのノックを受けながら、打球の転がり方やフライの見え方などを細かくチェックした。主力組の参加は任意だったが、山川穂高と栗原陵矢はグラウンドで汗を流し、第3戦以降のセ・リーグ本拠地での「DHなし」に備えて守備練習を実施。栗原は三塁、山川は一塁を守り、実戦感覚を確かめた。
投手陣では大津亮介がマウンドから捕手を座らせ、本格的な投球練習を行ったほか、ノックにも参加し、精力的な調整を続けた。練習は午後7時に終了。小久保裕紀監督は「現役時代、甲子園では本塁打をよく打っていた」と懐かしそうに語りつつ、「左翼は打球がよく伸びる」と球場の特徴を再確認していた。
第3戦は才木vsモイネロ シリーズの流れを左右する一戦に
両チームの練習中に第3戦の予告先発も発表され、阪神は才木浩人、ソフトバンクはリバン・モイネロが登板予定。地元・甲子園で阪神がファンの声援を追い風に主導権を握るのか、それともソフトバンクが第2戦の勢いそのままに連勝するのか注目される。
第3戦は10月28日18時、阪神甲子園球場でプレーボールとなる。
編集:梅木奈実 (関連記事: 【SMBC日本シリーズ2025第2戦】ソフトバンクが10-1で圧勝 山川3ラン&周東がシリーズ新記録の5安打 日本シリーズ1勝1敗に | 関連記事をもっと読む )
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