日本の寿司の神、100歳でも現役！ 健康長寿の秘訣ーー「最高の良薬は〇〇だ」

日本寿司の伝説的人物、小野二郎氏の寿司店「すきやばし次郎」は十年以上にわたりミシュラン三つ星を獲得し、世界最高齢の三つ星シェフとしての記録を打ち立てた。数多くの世界的名士にサービスを提供してきたにもかかわらず、本日100歳を迎えた彼には完全に引退する意向はない。

寿司の神・小野二郎氏：健康の秘訣は働くこと

AP通信によると、小野二郎氏は先月、「敬老の日」に贈り物と賞状を授与された際、「あと5年くらいは続けるつもりだ」と述べた。また、小池百合子都知事からの祝賀に対しは、自分の健康の秘訣は「働くことだ」と伝えた。

「もう毎日店には行くことはできないが…たとえ100歳でも、可能である限り努力して働く。最良の薬は働くことだと思う。」

1925年に静岡県浜松市で生まれた小野二郎氏は、7歳で地元の日本料理店で見習いを始め、25歳で寿司職人に。15年後の1965年に東京銀座の高級商圏のビル地下に10席だけの寿司店「すきやばし次郎」をオープンした。

寿司の技術において、彼は生涯完璧を追求し続けた

2012年のドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」では、当時80代の小野二郎氏は自分が「まだ完璧なレベルには達していない」と語り、「頂点に上ろうとし続けるが、誰も本当の頂上がどこにあるのか知らない」と述べた。

小野二郎氏は常連客を大切にし、2014年に日本政府が当時のアメリカ大統領オバマ氏および首相安倍晋三氏の予約を試みた際、すべての座席が予約済みである旨を理由に断った。「満席だと伝え、彼らはその日に遅い時間に訪れることに同意した。」と振り返り、「オバマ氏は寿司を楽しんでくれ、私も嬉しかった。」

彼のレストランは2007年にミシュラン三つ星を獲得し、寿司店として初めてこの評価を受け、それは2019年まで続いた。同年、93歳128日の齢でギネス世界記録より史上最年長のミシュラン三つ星レストランシェフとして認定された。

2020年、すきやばし次郎は常連客のみならず高級ホテルからの予約のみを受け付けているため、ミシュランガイドから除名された。

息子の小野禎一氏が現在、本店料理長を務めている。ここ数年、小野二郎氏は特別な来客に対してのみ寿司を自ら握っている。

それでも彼は諦めていない。息子によれば、父は日本で最長寿の男性が113歳で亡くなったニュースを見て「あと13年生きるのはできそうだ」と感じ、目標は114歳だと語った。

酒を断ち、規則正しい散歩、厳格な食生活の注意

小野二郎氏は「生命を大事にしている、だからこそ働き続けることができる」と述べた。彼は酒を断ち、規則正しい散歩を欠かさず、また食生活に厳格に注意を払っている。

最も好きな寿司について尋ねられると、迷うことなく「マグロ、コハダ、そしてアナゴ」と答えた。