訪日旅行者の体験価値を拡張し、エキナカの新たな購買体験を創出
アジア最大級の旅行体験予約プラットフォームを展開する株式会社KKDAY JAPAN(以下、KKday)と、株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(以下、JR東日本クロスステーション)は、東京駅構内の商業施設「グランスタ」において、訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの消費促進を目的とした実証実験を開始した。
第1弾として、2025年11月より「GRANSTA Premium Voucher(グランスタ プレミアムバウチャー)」を発売。さらに年明けには、新企画「旅のお供セット(仮称)」の展開も予定している。
背景:台湾旅行者を中心に高まる“エキナカ需要”
今回の取り組みの背景には、増加を続ける台湾を中心とした訪日観光客の購買行動がある。KKdayの調査によると、台湾からの旅行者の約9割が新幹線や特急列車を利用して複数地域を周遊しており、65%以上が東京駅のエキナカ施設を利用した経験を持つという。
こうしたデータを踏まえ、両社は「移動時間を活用して買い物や食を楽しむ」という体験を提供することで、訪日旅行者の利便性と満足度の向上を図る。
第1弾:「GRANSTA Premium Voucher」 約300店舗で利用可能
第1弾として登場する「GRANSTA Premium Voucher」は、グランスタ内の約300店舗で利用できる電子バウチャーで、販売額に対してプレミアム分を上乗せしたお得な仕組みを採用する。
たとえば、1万円分のバウチャーを8,500円で購入できる内容で、2025年11月4日(日本時間11時/台湾時間10時)より発売を予定している。
第2弾:「旅のお供セット(仮称)」 食の“日本体験”をパッケージ化
第2弾となる「旅のお供セット(仮称)」は、人気駅弁や惣菜、スイーツなどをパッケージ化した新商品で、事前にオンライン決済・予約することで東京駅でスムーズに受け取ることができる。
移動中に手軽に日本の食文化を楽しめる設計で、タイムパフォーマンスを重視する旅行者に向けた新サービスとして2026年1月以降の発売を予定している。
台湾最大の旅行博「ITF」でも共同プロモーションを展開
また、2025年10月27日〜11月12日に開催される台湾最大級の旅行博「台北国際旅行博(ITF)」では、JR東日本と連携した共同プロモーションを実施する。
期間中、JR EAST PASS購入者を対象にグランスタで利用できる1,000円分のバウチャー券をプレゼントするキャンペーンを展開し、現地での訴求を強化する。
「買う」「食べる」「体験する」を融合した新しい旅の形を発信
両社は今回の取り組みを「エキナカにおける新たなインバウンド消費モデルの創出」と位置づけており、今後も東京駅を拠点に「買う」「食べる」「体験する」を融合させた新しい旅のスタイルを発信していく方針を示した。
編集:梅木奈実 (関連記事: 三井オーシャンフジ、2025年秋冬の連休に短期クルーズ登場 「短期旅行×リッチ体験」で3〜4日間のミニラグジュアリーを満喫 | 関連記事をもっと読む )
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