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「中国版エヌビディア」摩爾線程(Moore Threads)が上場 初値468%高 創業者はNVIDIA出身 「中国版エヌビディア」と呼ばれる摩爾線程(Moore Threads)は5日、上海証券取引所の科創板に上場し、2025年最大規模のIPOとなった。(イメージ/pixabayより)
「中国版エヌビディア」と呼ばれる摩爾線程(Moore Threads)は5日、上海証券取引所の科創板に正式に上場し、株式コードは「688795」となった。上場初日の初値は公開価格比468.78%高の1株650元(人民元)を付け、取引時間中の最高値は一時688元に達した。初値ベースで計算すると、1単元(1ロット)を引き当てた投資家は約27万人民元(約590万円)の利益を得る計算となる。
摩爾線程の公開価格は1株当たり 114.28 人民元 で、今年に入ってから上場した新規株式の中で最も高い発行価格となった。11月24日にブックビルディングが開始され、官民合わせて267の機関投資家が価格提示に参加した結果、機関投資家向け配分の申込倍率は約1600倍に達し、個人投資家向けオンライン抽選の仮当選確率はわずか0.02423369%だった。
摩爾線程は2020年に設立され、フル機能GPUを中核技術とし、各業界のデジタル化およびスマート化への転換に向けて強力なAI演算能力を提供している。同社は国際競争力を備えたGPU分野のリーディング企業になることを目標としている。
摩爾線程の創業者兼董事長である張建中氏は、エヌビディアに14年以上勤務した経歴を持ち、2020年に同社出身の複数のベテランGPUエンジニアと共に同社を創業した。
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