イベント・コミュニティプラットフォームを運営するピーティックス(Peatix Inc.、本社:米国ニューヨーク州、CEO:原田卓氏)は、2025年7月にかけて法人向けの集客支援機能や新たなマーケティングサービス、さらに公式キャラクターを活用したグッズ展開など、多岐にわたる施策を発表した。
ピーティックス、7月に相次ぎ新サービス・企画を発表
同社は7月1日、主催者向け「Peatixイベント集客サービス(クイックプラン)」における請求書払いオプションを正式に導入した。従来はクレジットカード決済のみだったが、法人主催者の強い要望に応え、5,500円(税込)以上の利用から請求書後払いが可能となった。2024年11月からの試験運用では200以上の主催者が延べ384回利用し、平均利用額は約5万円に達した。支払い期限も従来の2週間から4週間に延長され、経理処理サイクルに合わせやすくなったことから、中小規模のイベントやセミナー主催者にとって利便性が大きく向上したとしている。
続いて7月15日には、イベント参加者の行動履歴を活用したアンケート配信サービス「Peatixインサイト」を開始した。同サービスは年間520万人にのぼるアクティブユーザーの参加履歴や関心カテゴリーをもとに、特定の興味・関心を持つ層へアンケートを配信できる点が特徴。報酬目的で参加する一般的なアンケートサービスと異なり、実際にイベントに参加した「行動履歴」を基盤に回答者を選定するため、質の高いデータ収集が可能になる。価格はメール配信型が1配信15万円(税別)、設問設計から分析までを一括支援するパックプランは1回答1,500円(税別)から提供予定とされている。
さらに7月24日には、同社公式キャラクター「Peaちゃん(ピーちゃん)」初となるオリジナルグッズの発売が始まった。サービス開始14周年と「Peatixコミュニティアワード」の初開催を記念した取り組みで、Tシャツやマグカップ、スマホケースなど日常で使いやすいアイテムがラインナップされる。発売を記念し、抽選で計30人にペアTシャツやタンブラー、アクリルキーホルダーといったPeaちゃんグッズが当たるキャンペーンも実施されている。応募期間は7月23日から8月6日までで、当選発表は8月13日に行われる。 (関連記事: Peatix、コミュニティの力を社会へ 新体制・アワード開催・夏の自由研究特集で展開加速 | 関連記事をもっと読む )
ピーティックスは2011年にサービスを開始し、現在では年間520万人のイベント参加者を抱える国内最大級のイベント・コミュニティプラットフォームに成長している。日本をはじめ、米国、シンガポールなど22カ国でサービスを展開しており、7月の一連の発表は、利用者や主催者に向けた利便性向上とブランド強化の両面を示すものとなった。