日本首相石破茂は最近、自民党総裁辞任を発表した。自民党主導の政権が現在日本の国会で相対多数であるため、次の総裁が首相に確定するかどうかは依然として不透明である。この状況の中、我が国の外交部は本日(9日)、ニュースリリースを発表し、部長の林佳龍が昨日、日本立憲民主党の衆議院議員である太栄志ら4人を迎えたと述べた。林佳龍はSNSを通じて、立憲民主党は日本で第一の野党であり、日本の政界で重要な地位を占めているとし、この会見を通じて日本の与野党との関係を深めることを期待していると述べた。
石破茂が7日の夜に記者会見を開き辞任を発表した後、外交部は本日正午、林佳龍が8日に太栄志、および日本立憲民主党の吉田晴美、大築紅葉、酒井菜摘ら4人を迎え、日本の政治情勢、経済協力、観光、教育文化、及び日台双方が共通で関心を持つ課題について広く意見を交わしたと述べた。太栄志らは今回の訪台で林佳龍を表敬訪問するほか、我が国の立法委員、学術界、商界の代表者らと会談し、日台の各分野の交流及び地域情勢について意見を交換する予定である。

林佳龍は本日午前、フェイスブックで投稿し、立憲民主党は日本で第一の野党であり、日本の政界で重要な立場にあると指摘した。今年1月、太栄志が初めて台湾を訪問したが、当時林佳龍は副大統領の頼清徳の特使として我が国の太平洋友邦パラオに行き、パラオ大統領の就任式に出席していたため、会えなかった。今回は太栄志が8か月の時を隔てて再び訪台し、立憲民主党が日台関係を非常に重視していることを示している。彼はまた、この会談を通じて日本の与野党との関係を深めることを期待していると述べた。
太栄志、2027年の横浜訪問を招請 林佳龍、日台共にフィリピン投資を期待
林佳龍は紹介し、太栄志の選挙区は神奈川県横浜市にあり、今年4月、日本衆議院外交委員会で太栄志は日本政府に対し、台湾を「2027年横浜国際園芸博覧会」に招待するよう公開で呼び掛け、公式な前向きな反応を得たと述べた。今回の会談では、太栄志は台湾が博覧会に展示エリアを設けることを期待していると強調し、その際には彼も博覧会を訪れるよう促し、博覧会を通じて世界に台湾の花の美しさを示し、さらには日台で観光、農業、技術分野での協力を促進したいと期待している。
林佳龍は、太栄志がまた、日台は自由貿易の価値を共に守るべきであり、台湾の自由貿易の程度が高いこと、立憲民主党が台湾のCPTPP(環太平洋経済連携協定)への参加明確の支援立場をとっていることを強調した。林佳龍は太栄志に対し、日本の協力を通じてCPTPPに台湾が加入するための作業グループを設立し、早期に実質的な交渉を開始することを期待すると表明した。
林佳龍は伝え、初めて来台した吉田晴美は、日台は半導体供給チェーンでそれぞれ強みを持っており、両国が引き続き協力を深めることを期待していると言った。また、「SEMICON Taiwan国際半導体展」の開催が近づく中、彼は訪問団に立ち寄って訪問することを提案し、将来の日台企業が「連合艦隊」を構成し、共にフィリピンなど第三国へ投資することを期待していると述べた。
外交部は補足し、台湾と日本は自由、民主、法治及び人権などの普遍的な価値を共有する重要なパートナーであり友人であるとした。この訪問団のメンバーは皆日本で第一の野党のメンバーであり、具体的行動で台湾への支持を示している。我が国はすでに良好な基礎の上に、引き続き日本の与野党と実質的な協力を深め、共にインド太平洋地域の平和、安定と繁栄を維持していくことを期待している。
編集:佐野華美
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