中央気象署は9月10日、台北市や南部・高屏地区で36度以上の高温に注意を呼びかける情報を発表した。気象専門家の呉徳榮氏は、今日の午後には局地的なにわか雨や雷雨が発生し、一時的に強い雨となる可能性があると指摘している。明日から週末にかけては太平洋高気圧が次第に強まり、全国的に晴れて日中は暑い日が続く見込みだ。
36度超の高温注意、午後は局地的な強雨も
中央気象署によれば、今日の日中は台北市、新北市、台南市、屏東県にオレンジ色警報(36度以上の高温が連続する可能性)、高雄市には黄色警報(36度以上の高温注意)が発令されている。
中央大学大気科学系の呉徳榮副教授は、最新の欧州数値モデルの解析結果を紹介し「太平洋高気圧が弱く、大気が不安定なため、山間部では午後に局地的な雨や雷雨が発生し、一部は平地にも広がり強い雨になる可能性がある」と述べた。
向こう1週間の天気傾向
呉氏によれば、11日から14日にかけては太平洋高気圧が徐々に強まり、各地で晴れて日中は暑い天気が続く。午後は山間部を中心に短時間のにわか雨や雷雨の可能性があるという。
15日は水蒸気量がやや増加し、午後の降雨範囲が広がる。16日は再び水蒸気量が減少し、晴れて暑いが、山間部では局地的な降雨の可能性が残る。
中央気象署の予測では、17日から19日は東風が主体となり、東部では短時間のにわか雨が発生するほか、午後は中南部や山間部で雷雨の可能性がある。18日には北部でも局地的な雨が予想される。
今季初の北東モンスーンは18日前後に到来

気象専門家の林得恩氏は、欧州ECMWFや米国NCEPの最新モデル解析をもとに「今季初の北東モンスーンが18日前後に到来する」と指摘した。これにより、北東部の風上地域では曇りや短時間のにわか雨、さらに局地的な強風が見られる見込みだ。気温は少なくとも2~4度低下し、秋の気配が一層濃くなると予想されている。
編集:梅木奈実 (関連記事: 2025年台北牛肉麺おすすめ12店舗! ミシュラン掲載店から老舗まで完全ガイド | 関連記事をもっと読む )
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