トップ ニュース 台湾に今冬最強寒気 最低気温10度下回る恐れ 北部は強雨、朝晩は冷え込み
台湾に今冬最強寒気 最低気温10度下回る恐れ 北部は強雨、朝晩は冷え込み 気象専門家の呉徳栄氏は、今週日曜から来週月曜(14、15日)にかけて乾いた冷たい空気が南下し、台湾本島の平地では最低気温が摂氏10度を下回る可能性があると指摘した。(資料写真/呉逸驊撮影)
気象専門家の呉徳栄(ウー・ダーロン)氏によると、8日午前から北東季節風が次第に強まり、台湾北部の海岸部や山岳地帯、東北部では比較的強い雨に注意が必要となる見込みで、北台湾は気温が低下するとしている。また、14日、15日には乾いた冷たい空気が南下し、台湾本島の平地では最低気温が摂氏10度を下回る可能性があり、強さは中国大陸冷気団に迫るレベルとされ、今冬で最も強い寒気となる見通しだ。
中央気象署の公式サイトによると、きょう未明の平地での最低気温は、花蓮県鳳林鎮が11.4度、台東県東河郷および新竹県関西鎮はいずれも11.8度を記録した。
北東季節風が強まる 北部・東北部は冷え込み雨も 国立中央大学・大気科学科の兼任副教授である呉徳栄氏は、気象応用推進基金会のコラム「泄天機教室」において、最新の欧州モデルのシミュレーションでは、きょう午前から北東季節風が次第に強まり、風上側では水蒸気量が増加し、北部および東部地域では一時的な降雨の可能性が高まると指摘した。
特に北部沿岸、北部山間部、東北部では比較的強い雨に注意が必要とし、気温は徐々に低下、北台湾は涼しくなり、中部・南部は日中は過ごしやすく、朝晩は涼しくなるという。
さらに呉氏は、あす午前中も北部および東部では比較的まとまった降雨が続くが、午後からは北東季節風が徐々に弱まり、雨も次第に収まるとしており、北台湾は引き続きひんやりとした天候となり、中部・南部は昼間は快適、朝晩は涼しい状態が続くと見ている。
今冬最強の寒気 最低10度割れも 呉徳栄氏は、10日から11日にかけては天候が回復し、各地は晴れ時々曇りとなり、東部では局地的に短時間のにわか雨の可能性はあるものの、気温は上昇し、日中は過ごしやすくやや暖かく、朝晩は涼しいと述べた。
また、11日夜から12日にかけて再び北東風の影響で風上側に水蒸気が増加し、北部沿岸部や台北東側、東部地域では一時的な降雨の可能性があるが、その他の地域は晴れ時々曇りとなる見通しだ。
最新の欧州モデルの修正予測によれば、13日午後に寒気の前線が到達し、北台湾および東部では雲量が増え、一時的な雨が降る可能性があり、気温は次第に低下するという。その後、14日、15日には乾いた冷たい空気が南下し、各地は晴れ、日中は涼しく、朝晩は寒くなる見込みで、寒気の強さは中国大陸冷気団に迫り、台湾本島の平地では最低気温が10度を下回る可能性があるとしている。
ただし、予測モデルは今後も修正される可能性があり、引き続き最新情報に注意が必要としている。
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