トップ ニュース 米上院軍事委員長が訪台後に警告 「台湾陥落なら太平洋の米国防衛線は崩壊」
米上院軍事委員長が訪台後に警告 「台湾陥落なら太平洋の米国防衛線は崩壊」 2025年8月30日、米上院軍事委員会のウィッカー委員長(中央、共和党)は同じく共和党のフィッシャー上院議員(右)と共に訪台し、台北賓館で小規模な記者会見に臨んだ。(写真/鍾秉哲撮影)
中国の軍事脅威から守る太平洋の防衛線が崩壊する」ことを直接引き起こすと強調した。 アメリカ上院軍事委員会のロジャー・ウィッカー議長は、台湾訪問を終えて帰国した後の8日、自身の公式ウェブサイトに最新の週報 を公開した。タイトルは「台湾は自由に生きる決意をしている」。そこには台湾での見聞や戦略的な分析が記され、中国が台湾を制圧すれば台湾の人々に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、「アメリカを守る太平洋の防衛線が崩壊する」との強い警告が盛り込まれていた。
ウィッカー氏は、上院軍事委員会議長として初めて台湾を訪問。これは9年ぶりに同職が台湾を訪れたケースとなる。冒頭で彼は、アメリカの安全保障と世界経済に「極めて重要」な共和国から戻ったばかりだと述べ、2300万人の台湾住民を「自由を愛する人々」であり、中国の「侵略的な独裁者」に狙われていると表現した。さらに「習近平の最大の願望は、わずか90マイル先にあるこの島を併合し、毛沢東のような『伝説の指導者』として名を刻むことだ」と語った。
「もし台湾が征服されれば、台湾市民は命と自由を失う。それは世界経済を不況に陥れ、アメリカの太平洋防衛システムを崩壊させる」と彼は指摘。「私の訪台は、この壊滅的シナリオを阻止するためであり、国際社会の広範な努力の一部だ」と強調した。
滞在中、ウィッカー氏は台湾の総統、副総統、国防部長ら政府要人と相次いで会談。アメリカ議会は台湾との長期的な友情を築くことに全力を尽くすと伝え、「台湾の人々は自由に生きる決意をしており、その姿勢は世界の希望の灯台だ。彼らと共に立てることを誇りに思う」と記した。
台湾は地政学だけでなく経済の命綱 ウィッカー氏はまた、台湾の重要性をアメリカ国内の住民に実感してもらうため、自らの故郷ミシシッピ州を例に挙げて説明した。
「台湾は7,600マイル(約1万2,200キロ)離れているが、そこで起きることは毎日ミシシッピ州の暮らしに影響を与えている」と述べ、台湾が世界経済の中核であると強調。2024年時点で台湾はアメリカの第7位の貿易相手であり、世界の半導体チップの大部分を供給していると指摘した。これらのチップはスマートフォンや家電、自動車など生活必需品だけでなく、アメリカ軍の武器システムにとっても不可欠だ。
「もし中国が台湾の半導体工場を掌握すれば、習近平は世界経済を人質に取り、ミシシッピ州にある数千の半導体関連の雇用に大きな影響を与える」と警告。そのうえで、中国の侵略は台湾だけでなく近隣の自由国家をも脅かすとし、日本と韓国がそれぞれアメリカの第5位、第6位の貿易相手であることを例示。さらに世界人口の6割が太平洋地域に住んでいることを踏まえ、「もしこの地域が中国共産党に支配されれば、アメリカの商業活動や成長市場へのアクセスは深刻に脅かされる」と危機感をあらわにした。
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台湾は太平洋の第一防衛線 ウィッカー氏はさらに、今回の訪台は上院軍事委員会議長としての立場から行われたものであり、台湾が国家防衛において持つ第二の重要な役割を明確にしたと強調した。
台湾に向かう途中、彼は太平洋周辺の複数の米軍基地を訪れ、同郷であるミシシッピ州出身の軍人らと面会した。ウィッカー氏は「過去数十年、この地域の民主国家は米軍の駐留を受け入れるために多大な投資を行ってきた。これらの基地は敵が米国本土西部を直接攻撃するのを困難にし、同時にホスト国に安全保障を提供している」と述べた。
さらに、「もし中国が台湾を攻撃し、米国が防衛に失敗した場合、同盟国は米軍資産の受け入れに消極的になるだろう。その結果、米軍はハワイやグアムへと後退を余儀なくされ、米国本土はより脆弱になる」と警鐘を鳴らした。そのうえで「自由な台湾の存在は、太平洋の自由国家を安心させ、米軍駐留への支持を強化する」と強調した。
米台防衛協力の展望 歴史を振り返りながらウィッカー氏は、1970年代末に米議会で成立した《台湾関係法》に言及。この法律は米台関係の基盤を築き、台湾の安全維持に必要な防御用装備を供給することを定めている。ウィッカー氏は「この伝統を我々は継承しなければならない」と断言した。
これは彼が台湾滞在中に繰り返し述べた主張とも一致している。報告の結びで彼は「アメリカと台湾が共同の兵器生産を拡大することに強い期待を抱いている」と改めて強調。これにより双方の経済にも利益をもたらし、同時に「自由のための共通の使命を守ることができる」と述べた。ウィッカー氏の言葉は、今後の米台防衛産業協力の深化に向けた鮮明で希望に満ちた青写真を示すものとなった。
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