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舞台裏》台湾・台中市長の盧秀燕氏、党主席選で揺れる判断 国民党内に不満渦巻く 台中市長の盧秀燕氏(左)は国民党主席選に出馬しない姿勢を崩さず、党内に不満の声が広がっている。この状況は、侯友宜氏(右)の2024年総統選と同様の混乱を招く可能性がある。(写真/劉偉宏撮影)
台湾・国民党の党主席選挙は混迷を深めている。注目を集めていた台中市長の盧秀燕氏が出馬を見送ったうえ、現職の朱立倫主席も再選を固辞したことで、党内は空白状態となった。名乗りを上げたのは、立法委員の羅智強氏、前立委の鄭麗文氏、孫文学校総校長の張亜中氏、中常委の孫健萍氏、元彰化県長の卓伯源氏、前秘書長の張雅屏氏らだが、いずれも「国民党を担える人材とは言い難い」との見方が広がっている。そのため、前中広董事長の趙少康氏や前台大校長の管中閔氏の名前まで取り沙汰される始末だ。党内ではまた、副主席の連勝文氏が「党主席選は知名度稼ぎや募金の場ではなく、私怨を晴らす場でもない。個人の目的のためなら“本当に私の時間を無駄にしないでほしい”」と発言したことに、多くが同調している。
さらに、傅崑萁系の中常委・陳俗蓉氏の働きかけで、常務委員会は「党主席選の立候補受付期間を2週間延長」と決定。当初9月4~5日だった受付は9月15~19日へとずれ込んだ。党内では「裏に思惑があるのでは」との憶測もあったが、実際の理由は大規模リコール運動への対応で地方党員が忙しく、党籍データの入力作業が間に合わなかったためとされる。とはいえ、主席選びが混迷する中で、盧秀燕氏やその陣営への不満の声が日増しに高まっている。
朱立倫氏(左端)は退任の決意を表明しているが、国民党主席選への立候補者は多いものの、その力量に疑問が呈されている。(写真/陳品佑撮影)
盧秀燕氏はなぜ党主席を引き受けないのか?「自分が総統候補になると確信しているのか」との疑念も 盧氏が正式に不出馬を表明すると、表向きは冷静を装っていた支持派からも「なぜ大局を担わないのか」という不満が噴出した。最大の懸念は「盧氏が党主席を務めなければ、2024年大統領選の二の舞になる」というものだ。本土派の重鎮は「結末は侯友宜氏と同じになる」と語り、実際に侯氏を支援した経験のある陣営関係者も「2023年と同じシナリオを繰り返している」と指摘するなど、不信感が隠せない。
《風傳媒》は 地方で支持者や党員の反応を取材すると、「盧氏が党主席を辞退したのは残念だ」とする声は多いが、彼女を直接批判するのではなく「またしても国民党は大勝後に内輪揉めを始めた」と党内の「宮廷文化」を批判する声が目立った。
一方で若手世代の民代からは「理解できない」という率直な意見も少なくない。新北市のある議員は「盧氏のやり方は侯友宜氏と何が違うのか」と切り捨てた。また別の議員は「盧氏が主席を辞退したのは、2028年の総統候補は自分だと見込んでいるからだ」と指摘しつつも、「本当にそうなるのか?」と疑問を呈した。実際、2028年総統選では立法院長の韓国瑜氏が候補となる可能性もあるほか、台北市長の蔣萬安氏が市長を一期で退き、総統選に挑む選択肢も視野に入るとの見方もある。
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国民党内では盧秀燕氏への不満が高まり、今後の党運営への懸念が強まっている。(写真/李東陞撮影)
張亜中氏の存在感 盧秀燕氏は中堅・若手の擁立を模索? 北部の国民党系の強硬保守派(いわゆる「深藍」)の選挙区を地盤とするある民代は「支持者との交流の中で、張亜中氏への期待は依然として根強い」と指摘する。 張氏は深藍層を確実に取り込むだろうし、今は大規模リコールの勝利で浮かれていても、党主席選が本格化すれば「盧秀燕氏は責任を回避している」と攻撃し、深藍支持を結集する可能性があるという。国民党のいびつな党員構造を踏まえると、張氏の影響力は軽視できないとの見方が出ている。
こうした事情からか、盧氏は党主席選には出ないと明言し、「代理候補」も立てず、民主的なプロセスで新たな指導者を選ぶべきだと表明した。しかし現時点で出馬を表明している候補者では党を支えきれず、結果的に張氏のような深藍から統一派に近い人物が優勢となれば、党の将来にとってリスクが高い。そのため台中側ではなお、中堅・若手世代に立候補を促す動きが続いているという。
ただし党内からは、「それは本当に盧氏の意向なのか」「誰かを推すのであれば緻密な戦略が必要で、単に若返りや資金集めだけを理由にすべきではない」との疑問もある。さらに、2026年以降に党主席を総統候補に戻す方針があるなら、あえて盧氏の名を直接絡める必要はなく、むしろ逆効果だとの声もある。
孫文学校総校長の張亜中氏は、強硬保守派(深藍)支持層を引き寄せる力を持つとされる。(写真/柯承惠撮影)
朱立倫氏の「功績」を称える文書が流布 党内では依然として不信感も 党主席選への不出馬を宣言した朱立倫氏について、党内では「本当に引退するのか」と疑う声が根強い。最近も「朱立倫主席は国民党を三連勝に導いた福将だ」と称える文書が党内で出回っている。この中では「2021年9月25日に朱立倫氏が中国国民党の主席に選出されて以来、厳しい状況を克服し、百年の歴史を持つ政党を背負う覚悟を示した」と記されている。
文書は朱氏の「実績」として三つの勝利を列挙する。第一に2022年の統一地方選挙で、元行政院長の張善政氏を桃園市長候補に抜擢し、民進党の鄭運鵬氏を破って市議席を5議席に押し上げ、さらに13の県市長ポストを獲得して2018年以来最大の勝利を収めたこと。第二に2024年1月の立法委員選挙で、国民党の議席数を38から52へと大幅に増やし、民進党を61から51へ減らして第一党を奪還したこと。そして第三に2025年7月、民進党が仕掛けた立法委員へのリコール運動を退け、党主席の指揮の下で勝利したことが挙げられている。
党内に流布する「挺朱」の文書は、朱立倫氏の実績を称賛しつつ、彼が本当に退くのか疑問視している。写真は反リコール集会の様子。(写真/陳品佑撮影)
国民党トップの座は険しい道 朱立倫氏、実績はあるが人望に乏しい こうした宣伝文書は出回っているものの、反朱派の関係者は「今の状況では彼が続投するのは難しい」と断言する。ただ、朱氏自身は自らの実績を強調し、党内での存在感を残そうとしている。民進党は内部で対立があるように見えても選挙戦では素早く立て直すため、次期党主席には2026年の地方選挙や「藍白連携(国民党と民衆党の協力模索)」といった難題が待ち受ける。朱氏の任期中に大きな失策はなかったが、最大の弱点は「人望の乏しさ」だとされる。
また、かつて朱氏の幕僚を務めた人物は「党主席という職は本当に難しい」と語る。前主席の呉伯雄氏が評価されたのは無私の姿勢によるものだったが、当時の国民党には豊富な党資産があった。現在は資金難に直面しており、状況は大きく異なる。朱氏が一度退き、数年間表舞台から身を引くことも悪くないとし、「かつて国民党は蔡英文前総統を厳しく批判していたが、後任の賴清徳総統と比べて“蔡時代の方がよかった”という声すら出ている。同じように、朱氏も将来的に再評価される可能性はある」と述べた。そのうえで、朱氏が育てた桃園市議の凌濤氏や報道官の楊智伃氏、鄧凱勛氏、新メディア部主任の韋淳祐氏ら若手の存在も、彼に再起の余地を残していると指摘した。
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