トップ ニュース 陸文浩の視点:福建艦の海上試験は北上か南下か 英米日韓の艦隊が黄海・東シナ海に集結
陸文浩の視点:福建艦の海上試験は北上か南下か 英米日韓の艦隊が黄海・東シナ海に集結 中国大陸の航空母艦福建艦。(写真/映像のスクリーンショット)
9月8日、中国の大連海事局は公告を出し、秦皇島の南東海域に軍事任務区域を設定した。この海域は従来から中国海軍の空母「福建艦」の試験区域として使われてきた場所である。11日正午まで、南シナ海の三亜周辺には航行禁止区域が設けられていないことから、今回の出航は新たに艦体番号「18」を付された「福建艦」が第9回目の海上試験のために北上するか、あるいは南下して三亜基地入りを目指すのか、両方の可能性が取り沙汰されている。さらに英米日韓の連合艦隊が黄海・東シナ海で合同演習を展開しており、先月に中露が東北アジアで行った共同演習と哨戒活動への対抗措置として、中国側も黄海と渤海に複数の演習区域を設定したことが注目を集めている。
また、台湾海峡両岸の軍事専門家や評論家の間では、9月8日に発表された「長江口で10日に大型船舶の航行を制限する」との告示や、9日から11日にかけて南シナ海で予定されている飛行試験に伴う航行禁止区域の設定を受け、「福建艦」が三亜での正式配備を目指しているのではないかとの見方が広がっている。さらには中国本土の国慶節(10月1日)に合わせた就役式が行われる可能性まで推測されている。しかし筆者は、総合的に判断しても、全艦としての戦闘力が整うにはなお時間を要すると考えている。
筆者が9月8日時点で確認したのは、大連海事局が9月6日午前7時19分に出した公告である。それによれば「遼航警334/25」として、9月8日正午から15日正午まで、北緯39度51分・東経119度53分、同39度51分・120度37分、39度19分・120度37分、39度19分・119度53分を結んだ範囲で軍事任務を実施し、航行を禁止するとされていた。
つまり9月8日正午から15日正午の間、秦皇島南東の3,735平方キロにわたる広大な海域で軍事任務が行われることになる。過去の「福建艦」の試験実績に照らすと、この区域では海上試験や艦載機の発着訓練、さらには空母打撃群としての連合演習が行われてきた。今回も北方に向けて第9回目の海上試験が行われる可能性が高く、少なくとも短期間での就役は現実的ではないといえる。
14時30分から16時まで、長興島埠頭の水域において302号・301号・42号の浮標を結ぶラインで航行規制が実施された。
10時30分から20時までは、長江口の深水航路入口で船舶に対する交通管制が行われた。
さらに14時15分から16時30分には、同航路の出口においても交通管制が実施された。
当局は各船舶に注意を促している。
これまでにも中国海軍の空母「福建艦」が出航する際には、事前に北部の試験海域について予告が行われてきた。そのため、今回の航行禁止区域を2日前に公告したのは、軍事任務に関わる人員や艦艇の先行配置を示すものとみられる。「福建艦」が黄海から渤海へ進む過程で、ただちに試験や検証が実施される可能性が高い。
「福建艦」は2024年5月1日に初の海上試験を開始し、2025年5月27日に第8回試験を終えるまで合計119日間を費やしている。1回の平均航海期間はおよそ15日であり、最短は第8回の7日間だった。筆者の統計では、第3回以降の複数の試験段階で、秦皇島南東方の渤海海域(約3,735平方キロ)に航行禁止区域が設定されており、今回も同様にこの範囲で軍事任務が行われるとみられる。
また、筆者は長期的に福建艦の活動を追跡しており、専門家の中には「今回の出航は三亜配備を目指す動きではないか」との見方もある。実際に9月11日正午の時点で、三亜東南約93キロの地点に二つの軍事演習区域が設定されていた。ひとつは同日午前7時30分から午後1時30分まで61.7平方キロ、もうひとつは午後1時30分から翌12日午後5時30分まで296平方キロに及んだ。しかし過去の航行速度や演習区域の実績から、福建艦がそこまで南下する可能性は低いと判断されている。
さらに一部メディアは、最新鋭戦闘機「殲-35」がすでに南シナ海に展開し、福建艦との関連を否定できないと指摘している。海南東北部の清瀾海事局も9月9日、「瓊航警143/25」として南シナ海の122平方キロ範囲に航行禁止区域を設け、9日から11日まで海上飛行試験を実施すると公告した。筆者はこの情報について慎重な姿勢を取っている。
また福建艦の出航前には、船体番号「18」の塗装が施されており、軍事的準備が整えられた。大陸の一部保守系論者は「北方に公告を出したのは偽装で、実際には南下するのではないか」との見方も示している。
過去8回の海上試験では、燃料補給は民間油槽船が担っていた。今回は衛星写真で、中国海軍の637型油船(北油637または東油567と推定)が福建艦の補給任務に投入される可能性が確認されている。さらに、駆逐艦部隊の食糧や生活物資を支援する総合補給艦「酈道元号」も出動しており、空母の各部局の要員と造船所の技術者が協力しながら航行中の検証を行う体制が整えられている。こうした点から、第9回海上試験は北方で特定の軍事任務や検証を実施する公算が大きい。
中国海軍の福建艦が北上して海上試験か、南下して就役か注目されるなか、英米日韓の艦隊が黄海・東シナ海で動きを見せている。 「福建艦」が北上せず南下する可能性については、大陸の保守派の間で「長江口から南下するだろう」との見方も出ている。注目すべきは、国防部が台湾海峡を通過する際に偵察活動を公開する可能性がある点であり、その場合、台海周辺で中国軍機や艦艇が異常な警戒態勢や戦備行動に入ることも考えられる。海南・三亜の海事局も、空母到着時に沿岸から外海への航行禁止区域を設け、周辺の船舶の動きを制御するだろう。さらに海外メディアは、中国軍が温州東南の楽清湾に全長1.6キロの新桟橋を建設しており、南下する際に使用される可能性があると伝えている。
(関連記事:
陸文浩の視点:カナダ・豪軍艦が英空母を北方支援 中露合同巡航に対抗し、中国軍が共同戦備を開始
|
関連記事をもっと読む
)
国防部が9月9日午前7時50分から10日午前0時40分までに公表した情報では、戦闘機と無人機合わせて12機が浙江・温州東南から福建・平潭島東南にかけての台湾海峡西側空域を飛行していた。また別の12機は温州東南から東引島東方の海峡中線北部で活動していた。筆者の確認では、これらの飛行地点はいずれも楽清湾に新設された海軍基地の東南空域に重なっている。
さらに今回の「福建艦」出港について、大陸のネット上では「艦載機の模型が甲板に見当たらない」との情報も出ている。仮に「福建艦」が渤海に進む場合は、艦載機の電磁カタパルト試験や着艦テストが実施され、昼夜を問わない模擬運用や電力システムの検証、艦隊ネットワークを用いた合同訓練、さらには武器装備の試験なども行われる可能性がある。今後は外国の商業衛星写真や追加情報を慎重に見極める必要がある。
一部の軍事専門家は、今回の出航後に「福建艦」が9月18日や国慶節(10月1日)前後に早期就役する可能性も指摘している。しかし長期的な観察からすれば、「福建艦」は中国初の電磁カタパルト搭載空母であるため、党や国家の記念日や突発的な紛争に合わせた就役を避ける傾向が見られる。筆者は、海事局が発表した軍事任務の公告を踏まえつつ、早ければ年内に就役する可能性があるとの予測を維持している。
就役式典が準備される場合、当局は「特定の地点で軍事活動を行う」といった形で事前に示すことも考えられる。その後、艦隊編成に正式に組み込まれ、海軍各部門による評価を経て最終的に戦闘力を形成するまでには、少なくとも1年程度かかると見られる。
現時点で「福建艦」が10日に長江口から出航したとされる一方で、中国メディアは、日本の海上自衛隊の「かが」型空母や駆逐艦「あけぼの」、アメリカ海軍の駆逐艦「ヒギンス」、オーストラリア海軍の駆逐艦「ブリスベン」、カナダ海軍のフリゲート艦「ケベック・シティ」、ノルウェー海軍のフリゲート艦「アモンセン」などが東シナ海に展開していると報じた。さらにイギリスの空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と韓国のフリゲート艦も、日本近海から対馬海峡を経て東シナ海に進出しており、これが先月の中露合同演習や共同哨戒活動に対抗する配置であることがうかがえる。筆者はこれを、英空母が9月2日に東京を出発し、津軽海峡を通って日本海に入り、再び東シナ海に入って米日韓艦隊と合同演習を行うシナリオと指摘している。
日本防衛省統合幕僚監部が9月10日に発表したところによれば、中国海軍の電子偵察船「玉衡星」(815A型、艦番号798)が東シナ海から大隅海峡を通過し、西太平洋に展開したとされる。この艦は東部戦区海軍に所属し、電子偵察と情報収集を目的に活動しているとみられる。
さらに葫蘆島海事局は9月10日午後8時56分に公告を出し、9月11日午前2時から10時まで、葫蘆島東方から南西にかけた2,666平方キロの範囲で軍事演習を実施すると発表した。続いて秦皇島南方の約6,101平方キロの区域でも演習を行うとし、東疆海事局も9月11日午前9時19分に、複数の船舶による緊急輸送作業のため非関連船舶の進入を禁じると告示した。
さらに同海事局は10日午後9時37分に「遼航警348/25」として、11日午前11時から午後9時まで葫蘆島南西の234平方キロ範囲で軍事演習を行うと発表している。こうした一連の演習は、英米日韓の連合艦隊が東シナ海や黄海で活動していることへの明確な対応であることを示している。
筆者が9月11日正午に記事を締め切る直前、秦皇島海事局は同日午前10時42分に公告を出した。それによれば、9月13日午前0時から18日深夜24時まで、秦皇島東南約29キロ地点の115平方キロ範囲と、秦皇島東北約50キロ地点の117平方キロ範囲で相次ぎ軍事任務を実施するという。渤海での軍事演習と任務の頻度が高まっていることは、今後さらに多くの注目を集めると考えられる。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
中国の制裁を「光栄」と受け止める!石平参院議員、李逸洋駐日代表と会談し日台関係の深化を誓う 中国外交部はこのほど、日本維新の会の参議院議員・石平氏に制裁を科すと発表した。これにより、石平氏は北京から制裁を受けた初めての現職日本国会議員となった。しかし、この措置は石平氏を全く萎縮させることなく、彼は公然と「非常に光栄だ」と表明。発表からわずか2日後の9月10日には台湾の駐日代表・李逸洋氏と会談し、日台関係をさらに深める姿勢を示し、中国の圧力に屈しない......
イスラエル国会議長と人質家族が東京で会見 「日本を愛した息子を救ってほしい」ガザ拘束の現実 2025年8月28日、イスラエル国会(クネセト)議長のアミール・オハナ氏と、人質ガイ・ギルボア・ダラル氏の父イラン氏、兄ガル氏が、日本外国特派員協会(FCCJ)にて記者会見を開いた。彼らは現在ガザ地区に拘束されているガイ氏の解放を求め、日本および国際社会に対し支援を呼びかけた。イスラエル人質の家族が来日し、ガザで拘束中の息子の解放を日本と国際社会に訴えた。(......
トランプ最側近カーク氏射殺 31歳保守派指導者の死に米国全土が衝撃、政界緊張高まる アメリカの政治的分断と社会の亀裂がさらに深刻化している。強い影響力を持つ保守派の若手運動指導者、チャーリー・カーク氏が、米国西部時間9月10日水曜正午、ユタ・バレー大学(Utah Valley University)での屋外演説中に狙撃され死亡した。犯人は依然として逃走中であり、FBIは緊急に情報提供を呼びかけ、大学や周辺都市では治安体制が全面的に強化されて......
米軍、スービック湾に再進出?トランプ政権、中国を狙いフィリピンに「世界最大の軍需工場」計画 フィリピンのスービック湾は、かつてアジア最大の米軍基地が置かれていた場所である。ここで現在、インド太平洋地域の戦略的構図を大きく変えかねない計画が静かに進行している。日本の『読売新聞』や韓国の『朝鮮日報』が最近報じたところによれば、トランプ政権は同地に世界最大規模の兵器・弾薬生産拠点を築く構想を推進しているという。この動きは、米国がフィリピンと連携し、中国の......
リッチモンドホテルズ、宇都宮・浅草で相次ぎリニューアル 長期滞在型や伝統×モダンの新空間に ロイヤルグループでホテル事業を担うアールエヌティーホテルズ株式会社(本社・東京都世田谷区、本山浩平社長)は、運営する「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」を2025年8月12日にリニューアルオープンした。
また、「リッチモンドホテル浅草」は改装工事のため9月1日から一時休館し、12月1日にリニューアルオープンする予定だ。リッチモンドホテルズは、宇都宮駅前......
京都先端科学大学で秋季卒業式と入学式 46カ国から323名の留学生が新たな学びを開始 京都先端科学大学(京都市右京区、学長:前田正史)は9月10日、太秦キャンパスで2025年度秋季の卒業式および入学式を実施した。午前中に行われた卒業式では、2021年9月に入学した留学生38名を含む63名が学びを終えた。前田学長は式辞で「本学では “Future Makers from Kyoto” というビジョンを掲げているが、未来はまさに皆さん自身が創り出......
関東で猛烈なゲリラ雷雨 東京都内で相次ぎ「記録的短時間大雨情報」、千葉木更津で竜巻か 品川1時間120ミリ・目黒134ミリ・大田110ミリ・世田谷92.0ミリ
活発な秋雨前線と湿った空気の影響で、11日午後の関東地方は大気の状態が非常に不安定となり、東京都内各地で猛烈な雨が観測された。気象庁は午後にかけて「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表し、土砂災害や浸水害、河川氾濫への厳重な警戒を呼びかけている。
【目撃証言】#注意喚起 激し......
天王洲アートウィーク2025開幕 寺田倉庫で織りなす「境界・記憶・自然」のアート対話 倉庫街の趣を残しつつ、国際的なアートシティとして進化を続ける東京・天王洲で、寺田倉庫株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:寺田航平)主催によるアートイベント「TENNOZ ART WEEK 2025」が、9月11日(木)から15日(月・祝)まで開催される。現代アートの“いま”を体感できる本イベントでは、寺田倉庫が展開する6つの拠点を舞台に、展覧会、イ......
北京観察》中国、華人出身の参院議員・石平氏に制裁 資産凍結と入境禁止を発表 中国外交部は9月8日午前、公式サイトで声明を発表し、日本の参議院議員で華人出身の石平氏に対する制裁を明らかにした。声明では「即日より、石平氏が中国国内に所有する不動産や動産など全ての資産を凍結し、中国国内の組織や個人が彼との取引・協力を行うことを禁止する」とした。また、本人と直系親族にはビザを発給せず、中国本土だけでなく香港・マカオへの入境も認めないと通告し......
北京観察》中国が石平議員に制裁 日本政府は撤回要求「発言の自由は民主主義の根幹」 中国外交部は9月8日の定例記者会見で、日本の国会議員・石平氏への制裁を発表した。報道官の林剣氏は、「石平はかつて中国籍を持ち、日本国籍を取得した後に虚偽の情報を広め、台湾や尖閣諸島、歴史、チベット、新疆、香港などに関して極端な発言を繰り返してきた」と批判した。これに対し、林芳正官房長官は同日午後、「国会議員としての発言の自由は日本の民主主義の根幹であり、尊重......
評論:脱原発の代償か、環境破壊か 台湾で再エネ政策見直し論が加速 先週、台湾環境部は風力発電事業者に対し公文を発出し、台湾東部海岸への風力発電機建設について「奨励も支持もしない」との立場を示した。これは評価すべき動きである。民進党政権が約10年にわたる熱狂的で拙速かつ非合理的な「グリーン電力大躍進」による生態環境の破壊から、ようやく一部の部門が目を覚ましたことを意味するからである。しかし、これだけでは不十分である。賴政権全......
ポーランド領空にロシア無人機19回侵入 NATO防空部隊が初の撃墜、戦後最も危険な衝突寸前に ポーランド領空は9日夜、複数のロシア軍無人機による侵入を受け、ワルシャワ当局は直ちに北大西洋条約機構(NATO)の防空部隊と連携し撃墜した。これはロシア・ウクライナ戦争勃発以降、NATO加盟国がロシア関連の行動に対して初めて発砲した事例である。ポーランドのトゥスク首相(Donald Tusk)は10日、「第二次世界大戦以来、我々が公開衝突に最も近づいた出来事......
柯文哲氏に抗告方針 台北地検声明で事態さらに深刻化か 台湾の元台北市市長であり、民衆党の前主席でもある柯文哲氏が京華城案件に関与したとして勾留されていたが、8日、保釈金7,000万元(約3億4,000万円)で保釈された。これを受けて、台北地方検察署(北検)は同日夜、「速やかに法に基づき抗告を提起する」との声明を発表した。この動きについて、メディア人の謝寒冰氏は番組『中天辣晚報』で見解を示し、「北検の抗告が棄却さ......
米軍無人機がUFOを狙撃 機密映像流出し共和党議員が公開 米国議会議員は9日の公聴会で、内部告発者が提供した衝撃的な映像を公開した。映像には、米軍のMQ-9「リーパー」無人機が昨年イエメン沖上空で未確認異常現象(UAP)を捕捉し、ヘルファイアミサイルを発射する場面が記録されていた。ミサイルは目標に命中したものの爆発せず、その物体は被弾後も飛行を続けたという。この事案はMQ-9無人機が実戦で初めて空対空交戦を行った可......
台湾・林佳龍外交部長、日本最大野党・立憲民主党議員団と会談「与野党問わず関係深化を期待」 日本の石破茂首相が自由民主党総裁を辞任すると発表した翌日、台湾の林佳龍外交部長は8日、立憲民主党の太栄志衆議院議員を団長とする訪問団と台北で会談した。台湾外交部は9日に声明を発表し、林部長が「立憲民主党は日本最大の野党として政界で重要な地位を占めており、今回の会談を通じて日本の与野党との関係をさらに深めたい」と強調したと伝えた。日本の政局と台日の交流を議論石......
旬を味わう「シャインマスカットパフェ」 ホテル ザ セレスティン東京芝で期間限定提供 三井不動産ホテルマネジメントが運営する「ホテル ザ セレスティン東京芝」(東京都港区芝)1階の「カフェ&バーラウンジ セレクロワ」では、旬の果実を贅沢に楽しめるパフェシリーズの新作として「シャインマスカットパフェ」を2025年8月25日から9月30日まで期間限定で提供している。瑞々しいシャインマスカットの上品な甘みと爽やかな風味を閉じ込めた特製スイーツで、芝......
ネパールで「Z世代革命」 オリ首相が辞任、19人死亡の流血抗議が政権崩壊を招く ネパールのKPシャルマ・オリ首相は、全国を覆った2日間の大規模な流血抗議の末、9日に正式に辞任を表明した。「Z世代革命」と呼ばれる今回のデモは、政府がSNSを遮断したことをきっかけに始まったが、瞬く間に長年積み重なった腐敗、縁故主義、統治不全への憤怒が爆発する総合的な抗議へと変貌した。警察と若者を中心とするデモ隊の間で激しい衝突が起こり、少なくとも19人が死......
元台北市長・柯文哲、1年の拘置を経て変化? アイスキャンディが映す心境 台湾では、京華城の汚職事件への関与で収監されていた元台北市長で民衆党前主席の柯文哲氏が、2025年9月8日、7,000万台湾ドル(約3億4,000万円)の保釈金を納付して釈放され、台北地検を後にした。群衆の前では「賴清德総統が国を分裂させている」と激しく批判した一方で、「投獄は自らを省み、改善する機会でもあった」と述べ、「30年の外科医、8年の台北市長として......
陸文浩の視点:カナダ・豪軍艦が英空母を北方支援 中露合同巡航に対抗し、中国軍が共同戦備を開始 台湾国防部は9月8日、前日7日に台湾周辺海域で中国軍機27機、艦艇7隻、公船2隻が活動したと発表した。午前7時以降、中国軍機25機が出動し、艦艇とともに「合同戦備警戒巡航」を実施。そのうち14機が台湾海峡の中間線を越え、北部・中部・南西空域に侵入したという。中国軍はこれまでも、外国艦船が台湾海峡を通過すると監視任務を行い、その翌日には台湾周辺で「合同戦備警戒......