米国保守派の若手リーダー、チャーリー・カーク氏(31)は、ユタ・バレー大学で行われた「アメリカ復興の旅」講演中に銃撃され、命を落とした。カーク氏は18歳で「ターニングポイントUSA(Turning Point USA)」を創設し、自由市場や小さな政府を訴えながら、トランスジェンダー、気候変動、家族といったテーマをめぐるキャンパス論戦で頭角を現した。「MAGA世代」の象徴として、トランプ大統領の最も信頼する若手盟友とされ、2024年大統領選では新世代の共和党支持者を動員した功労者と目されていた。トランプ氏からは「アメリカの若者の心を最も理解する人物」と称賛されていた。
その後、インターネットで一気に存在感を高め、保守派メディアのスターとなった。自身の番組「チャーリー・カーク・ショー(The Charlie Kirk Show)」は保守層で大きな影響力を持ち、ソーシャルメディアを通じて発信力を拡大。Xで500万人以上、Instagramで700万人近いフォロワーを持ち、YouTubeの登録者数も380万人を超え、若い世代にとって最も目立つ保守派の声のひとつとなった。
2012年、当時18歳だったチャーリー・カーク氏は、元軍人ビル・モンゴメリー氏と共に「アメリカ・ターンニングポイント」(Turning Point USA、TPUSA)を設立した。目的は、大学キャンパスに浸透しているとみられるリベラル思想に対抗し、自由市場、小さな政府、財政責任といった保守思想を若者に広めることだった。
CNNは、カーク氏の政治的台頭はアメリカにおける右翼ポピュリズムの台頭とほぼ歩調を合わせていると指摘する。2016年大統領選ではトランプ氏を公然と支持し、再選戦略にも深く関与。地域での有権者登録を推進し、若い世代を投票所に動員することで、トランプ陣営に大きく貢献した。2024年の大統領選でも、TPUSAや関連団体「アメリカ・ターンニングポイント・アクション」(Turning Point Action)が共和党の投票率を押し上げ、アリゾナ州をはじめとする激戦州でトランプ勝利の決定打となったと広く見られている。
カーク氏のキャンパス戦略は一貫して「対立を恐れない討論」にあった。CNNによれば、各地の大学で「Prove Me Wrong(私を論破してみろ)」と銘打った公開討論テーブルを設置し、学生や教授に挑戦。議題はトランスジェンダーや気候変動、家族の価値観など多岐にわたり、討論の様子をSNSに投稿しては大きな話題を呼んだ。彼の活動は支持と抗議の双方を引き起こし、キャンパスは常に緊張状態にあった。
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