ロイヤルグループでホテル事業を担うアールエヌティーホテルズ株式会社(本社・東京都世田谷区、本山浩平社長)は、運営する「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」を2025年8月12日にリニューアルオープンした。
また、「リッチモンドホテル浅草」は改装工事のため9月1日から一時休館し、12月1日にリニューアルオープンする予定だ。

「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」のリニューアルは、「Fullness(満ちていること・充実感)」をデザインコンセプトに掲げ、自然や文化を随所に取り入れた空間を創出した。
最大の特徴は、リッチモンドホテルズで初めて導入されたキッチンスペース付き「レジデンスタイプツインルーム」(全7室)である。IHコンロや電子レンジ、冷蔵庫に加え、益子焼を含む食器類を完備し、自炊が可能な“住むように寛ぐ”滞在体験を提供。さらにドラム式洗濯乾燥機も備え、長期滞在に対応する。
館内は大谷石を活かした壁面や、自然をイメージした色彩を基調にグラフィックアートで統一。ロビーにはカウンター席やソファスペースを設置し、ワーケーションや短時間の業務利用にも配慮した。
一方、「リッチモンドホテル浅草」では、国内外からの観光需要に応えるため、複数名で利用できる客室を新設するなど改装を進めている。リニューアル後は、日本の美意識と北欧の機能性を融合させた「Japandi(ジャパンディ)」スタイルを採用し、浅草の伝統文化とモダンな魅力を兼ね備えた新空間に生まれ変わる。すでに一部客室の予約受付を開始しており、準備が整い次第順次拡大する予定だ。なお、隣接する「リッチモンドホテルプレミア浅草」は通常通り営業している。
リッチモンドホテルズは、宇都宮で長期滞在に対応する新たな宿泊体験を打ち出すとともに、浅草では観光需要に応える大規模リニューアルを進めている。「ひとと自然にやさしい、常にお客さまのために進化するホテル」を掲げ、その姿勢を鮮明にしている。
編集:佐野華美
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