イオン「オクトーバーフェスト」全国1600店舗で開催　乾杯に込めた三つの思い　敬老の日にもぴったり、三世代で楽しむ乾杯体験

イオンは9月11日、さいたま市のイオンモール与野で「オクトーバーフェスト」記者発表会を実施した。全国約1600店舗で9月12日から23日まで展開される同企画は、ドイツ発祥の祭典をヒントに、ビールやノンアル飲料、食品、ギフトまで幅広く揃え、自宅や家族の団らんを彩る“進化系おうちフェス”として打ち出される。

イオンは全国1600店舗で「オクトーバーフェスト」を開催し、乾杯に「乾杯・感謝・歓喜」の三つの思いを込め、家族で楽しむ新しいおうち時間を提案した。黃信維 — イオンは全国1600店舗で「オクトーバーフェスト」を開催。乾杯に「乾杯・感謝・歓喜」の思いを込め、家族で楽しむ新しいおうち時間を提案した。（写真/黃信維提供）

記者発表会の様子

発表会では、イオン商品戦略部長の飯島浩司氏が企画の趣旨を説明。ゲストのフリーアナウンサー高橋真麻さんが登場し、乾杯や試食に参加した。さらにイオンリテール営業企画本部マーケティング企画部の坂勇人氏と館泉巳氏が商品の特長を紹介し、会場は終始にぎわいを見せた。

飯島氏は「今回のオクトーバーフェストは、ビール好きの方もノンアルの方も、お子さまやおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い世代が一緒に乾杯を楽しめる新しいおうち時間の提案です」と語った。その上で「乾杯には三つの思いを込めています。秋の味覚を楽しむ『乾杯』、日頃のありがとうを伝える『感謝』、そして喜びを分かち合う『歓喜』です。ぜひ乾杯の輪を広げていただきたい」と語り、イベントの趣旨を強調した。

高橋真麻さんはイオンの公式キャラクター「オクトパーティ」のTシャツ姿で登場。「皆さんと乾杯できてとても楽しい気持ちになりました。家庭でもぜひ家族や友人と共有してほしいです」と語り、来場者と共にドイツ直輸入の「クロンバッハ」で乾杯。試食では「ソーセージはジューシーで、卵がとろりとしたビスマルクも美味しい」と笑顔を見せた。

さらに「我が家は三世代で集まることが多く、2歳の息子も一緒に乾杯をしています。敬老の日には父に手紙を書いて感謝を伝えることを大事にしています」とエピソードを披露し、温かい雰囲気を広げた。（関連記事：ルミネ最大規模「ニュウマン高輪」9月12日開業　約200店舗と空中庭園で新時代の体験型商業施設へ｜関連記事をもっと読む）

多彩な商品ラインアップ

坂勇人氏と館泉巳氏は、乾杯を盛り上げる商品を紹介。ドイツ国内でも人気の高い「クロンバッハ」について「麦芽・ホップ・酵母・水のみで造られた本格的な味わいが魅力」と説明した。敬老の日の贈り物にはリラクゼーション機器「エクサガン」を推奨。さらにシルバーウィークに合わせて「エキサイティングスポーツセット」や「ジェンガ」など、家族や仲間が楽しめる商品を紹介した。

会場ではオリジナルタオル作りや子ども向け工作「エッグマラカス」、光るうちわや塗り絵のワークショップも実施。終盤には抽選会が行われ、ノンアルドリンクや非売品トートバッグが当選者に贈られ、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

イオンが展開する主な商品

イオンの資料によると、今回の「オクトーバーフェスト」では、累計1000万本を突破した直輸入ドイツビール「クロンバッハ」、シリーズ累計35億本超の発泡酒「バーリアルグラン」、ノンアル飲料「トップバリュプレミアムプライムフリー0.00％」を展開。さらに、欧州オーガニック認証を取得したスペイン産スパークリングワイン「ヴィセンテガンディア」や「マリアランブルスコ」などもラインアップされる。

食品・関連商品の充実したラインアップ

食品では、期間限定の「ヴァイスヴルスト」や「ブラートヴルスト」をはじめ、電子レンジで調理できるポテト、ローストビーフ、限定ピザ「2種ソーセージポテト＆ビスマルク風」、バルセットなどを用意。

さらに敬老の日や連休に合わせ、ジョッキやビアグラス、アウトドア用品、復刻版ゲーム「ブタミントン」といった関連商品も販売される。

また、声優・下野紘さんが歌う公式ソングや、1人で8役を演じるキャラクター「オクトパーティ」の音声もイベントを盛り上げ、開催期間中は店内放送やウェブ上で楽しめる仕掛けが施されている。

高橋真麻さんも太鼓判

最後に飯島氏は「秋のおうち時間を思う存分楽しみ、仲間や家族との輪を広げてほしい」と締めくくり、高橋真麻さんも「今日いただいたビールもピザも本当に美味しかった。ぜひ皆さんにも味わってほしい」と呼びかけ、会場は温かい雰囲気に包まれた。イオンの「オクトーバーフェスト」は、23日まで全国各地で開催され、乾杯・感謝・歓喜の三つのテーマを掲げ、秋の食卓を盛り上げていく。（関連記事：ルミネ最大規模「ニュウマン高輪」9月12日開業　約200店舗と空中庭園で新時代の体験型商業施設へ｜関連記事をもっと読む）

開催背景と狙い

発表会後、イオン株式会社商品戦略部長の飯島浩司氏は取材に応じ、今回の企画の背景を説明した。「夏の暑さが長引き、10月末まで気温が高い状態が続くようになったことで、お客様の生活サイクルも大きく変わってきています。従来であればこの時期はおでんなど秋冬商品の売場づくりを始める頃でしたが、実際には9月の方がビール需要が高まる傾向が見られるようになりました」と指摘した。

特に「35度を超えるとアルコール類の売れ行きは鈍る一方、32度程度に下がると再び伸び始める。まさに今が需要期であり、家庭で楽しんでいただきたいとの思いも込め、この企画を企画しました」と語った。

さらに「敬老の日やシルバーウィークを契機に、三世代が自宅に集まって楽しめる場を提供したい」との狙いを明かし、「ドイツ発祥の祭典にちなみ、ビールやピザなどドイツをイメージした商品を中心に展開しています」と強調。特に直輸入の「クロンバッハ」について「イオンでしか買えない特別な商品であり、輸入ビールを手にできる機会が少ない中で、全国の店舗網を通じてお客様に届けたい」と述べた。