イベント・コミュニティプラットフォーム「ピーティックス(Peatix)」を運営するPeatix Inc.は、2025年を通じて日本市場におけるコミュニティ支援体制の強化を進めている。5月1日には藤田祐司氏がPeatix Japan株式会社の代表取締役に就任し、グローバルCMOの役職と兼任する形で新体制がスタートした。藤田氏は創業期からコミュニティマネジメントに深く関わっており、今後は「イベントサービスからコミュニティサービスへ」という戦略を一層加速させると表明している。
Peatixは、「More than a ticket」というビジョンのもと、単なるイベント告知やチケット販売にとどまらず、持続可能で熱量のある人と人とのつながりを育む場づくりを目指してきた。今後はリアル・オンラインに加え、VR空間への展開も視野に入れ、あらゆる場面での体験価値を向上させるという。
新体制の象徴的な取り組みとして、5月28日には全国初の「Peatix コミュニティアワード 2025」を開催。全国から約450の応募が集まり、つながり、発見、エンパワーメントの観点から11のカテゴリ別に33のコミュニティが表彰された。地域創生、教育、福祉、ビジネス、ダイバーシティ、テクノロジー、アートなど幅広い分野の取り組みが評価され、単なる授賞式ではなく、コミュニティ同士が交わる「クロスオーバー・プレイグラウンド」としても機能した。
Peatixではサービス開始以降、12万を超えるコミュニティが利用しており、イベントを通じたつながりが新たな価値を生むという実感のもと、コミュニティ支援施策も多岐にわたって展開している。「マーケティングテラス」や「コミュニティテラス」、若年層向けの「for U29」など、様々な世代・業種をつなぐ仕組みが整備されており、企業・自治体との連携も広がっている。
また、夏休みシーズンに合わせた2025年8月のニュースレターでは、「自由研究特集」として親子で楽しめる学び体験イベントを数多く紹介。成田空港での3Dプリンター体験や、ANA社員による航空業界の裏側講座、藍染体験や地域の仕事体験など、子どもたちの知的好奇心を刺激する多彩なプログラムが用意されている。近年、自由研究に関する検索は6月から急増傾向にあり、早期準備型の家庭が増加しているという。
Peatixは現在、日本を含む27カ国で展開しており、年間イベント参加者数は520万人、常時掲載イベント数は2万件を超える。今後も、世代・地域・業界を越えた新しい出会いと体験の機会を提供し続けるプラットフォームとして進化していく構えだ。
編集:柄澤南 (関連記事: 「世界一清潔な航空会社」に台湾のエバー航空 ANAやJALを上回り初の快挙 | 関連記事をもっと読む )
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