ロンドン発のコンシューマー・テクノロジーブランドNothing(ナッシング)は、2025年8月28日(木)より日本市場にて、フラッグシップスマートフォン「Phone (3)」と初のオーバーイヤー型ヘッドホン「Headphone (1)」を同時発売する。いずれもNothingらしい革新的なデザインと直感的な操作性、そしてAIや高性能チップの搭載によるパーソナルで没入感あるユーザー体験を提供する。
スマートフォン「Phone (3)」:デザインと創造性を融合させた次世代モデル

Nothing史上最高性能のスマートフォン「Phone (3)」は、Snapdragon 8s Gen 4®を搭載し、最大16GB RAMと512GBストレージ、5150mAhの大容量バッテリーを備える。急速充電やワイヤレス充電、IP68の防水防塵性能もサポートし、クリエイティブ用途から日常使いまで幅広く対応する。
背面には新たにGlyphマトリックスを搭載し、マイクロLEDによる視覚的インターフェースで通知やゲームなどを表現。さらに、AIによる議事録機能「Flip to Record」や、情報整理をサポートする「Essential Space」など、ユーザーに寄り添う直感的なUIとパーソナルな機能が組み込まれている。
カメラは4つの50MPセンサーを中心に構成され、暗所撮影や光学3倍ズーム、4K/60fps動画撮影をサポート。カメラプリセットはプロの写真家と共同開発され、初心者でも感動的な撮影体験を楽しめる。
価格は12GB+256GBモデルが124,800円(税込)、16GB+512GBモデルが139,800円(税込)で、Nothing公式サイトおよび楽天モバイルにて販売される。
ヘッドホン「Headphone (1)」:KEFと共同開発した音響体験と物理操作の革新

同日発売される「Headphone (1)」は、英国の老舗Hi-FiブランドKEFと共同開発された、Nothing初のオーバーイヤー型ヘッドホン。40mmのカスタムドライバーと高精度なダンピング機構により、低音の迫力と高音の透明感を兼ね備えた原音忠実なサウンドを実現している。
音響面ではアクティブノイズキャンセリング、外音取り込み、空間オーディオ、ハイレゾ・LDAC・USB-Cロスレス再生などに対応。内蔵スペーシャライザーとヘッドトラッキング機能により、まるで映画館のような360度の音場を体験できる。
デザイン面ではNothingならではのシースルー構造と幾何学的なフレームが採用され、操作にはタッチではなく物理的なローラーやボタンを用いた“触覚インターフェース”を搭載。これにより誤操作を防ぎ、より正確で心地よい操作を実現する。
価格は39,800円(税込)で、Nothing公式サイトおよび販売パートナーにて8月28日午前9時より販売が開始される。
テクノロジーに“人間味”を取り戻すNothingの挑戦
Nothing CEOのカール・ペイ氏は、「テクノロジーは均質化し、つまらなくなってしまった。私たちは、機能とデザインを両立させた“感じるプロダクト”を生み出すことで、テクノロジーを再び人に寄り添うものにしたい」と語る。
同社は、スマートフォンやオーディオ機器に限らず、「創造性」「個性」「遊び心」を軸にした製品開発を推進し、世界中の300万人以上のコミュニティと共に製品を共創してきた。創業からわずか4年で、累計売上は10億ドルを突破。Phone (3)とHeadphone (1)は、Nothingの新たな章を象徴する製品と位置付けられている。
編集:柄澤南 (関連記事: NOTHING、東京で「SUMMER UPDATE」開催 Phone (3)とHeadphone (1)を発表 | 関連記事をもっと読む )
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