726、823の二度にわたる大規模なリコール失敗を受け、民進党の立法院団幹事長である吳思瑤、書記長の陳培瑜などが先日、団職を辞任すると表明した。しかし、大リコールのリーダーと見なされている総召集人の柯建銘は動じることなく、「あと1週間しかないのに辞めてどうする?朝小勢は戦い続けるしかない」と述べた。この点について、前立法委員の林濁水はフェイスブックに投稿し、柯建銘は国民党が孫文や蒋介石を神聖視するのと同様に決して非難されない存在であり、誰も彼に不満を言えないこのような暗愚さで敗北しないわけがないと疑問を呈した。
大規模リコールの失敗、さらに核三号機再開公投で賛成票が大幅にリードする中、外部からはリコールを発動した民進党立法院団総召集人の柯建銘の辞任を求める声が上がっている。民進党内でも団路線の調整を求める声があり、吳思瑤、陳培瑜などが先日団職を辞任すると表明した。しかし、柯建銘は「朝小野大は戦い続けるしかない」と団結を強調し、自身の去就については「外部の助言に感謝し、総召任期は1年間であり、大規模リコールは大成功だった、130万の署名が民意の現れだ」と述べた。
これに対し、林濁水は、多くの人が痛みを感じつつも、民進党が中国共産党の情報戦に負けたと論じているが、実際には民進党は情報戦に敗れただけではない。去年から今年の823投票前にかけて、鏡新聞や震傳媒などの世論調査が柯建銘の路線を壁にぶつかると指摘していたが、党全体がこれらの調査を中国からの「偽情報」と見なし、調査と矛盾する「偽データ」を採用していた。
林濁水は、大敗すると皆の焦点が変わり、矢印は行政府主席の卓榮泰や総統の頼清徳に向けられたが、柯建銘は国民党が孫文や蒋介石を崇拝するように神聖視され、支持者やメディアも批判できなかったと述べた。党幹部も次々と辞職し、残らないが、一方で彼を「柯中山」や「柯介石」と称賛し続け、疑問を呈することがない。このように党全体や支持者も暗愚で、敗北しないわけがないとした。
編集:佐野華美
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