トップ ニュース 『エコノミスト』がウクライナ海軍の秘密兵器を明らかに:主力艦がロシアに破壊されても、「海上無人機」「蚊群艦隊」で黒海を守る
『エコノミスト』がウクライナ海軍の秘密兵器を明らかに:主力艦がロシアに破壊されても、「海上無人機」「蚊群艦隊」で黒海を守る 黒海の戦場において、ウクライナは大部分の艦艇を失ったものの、「海上ドローン」(USV)や小型ボートを活用してロシアの攻勢を牽制している。『エコノミスト』 によれば、情報部隊と同盟国の衛星支援の下、ドニエプル川河口から黒海回廊まで、無人艇や監視機、地雷防衛線がウクライナの海防の主力となっているという。しかし、専門家は黒海の大部分が依然として「グレーゾーン」であり、ロシア軍のドローンとミサイルの脅威が続いていることを指摘している。さらに、モスクワも自主製造の無人艇の開発を加速しており、海上の戦況は依然として厳しい。
無人艇が黒海の戦局を変える 海岸で、一人が小舟を押し、武装した人物がアシの間に隠れ、他の者は岸辺で観察している。突然、この無人の小舟が轟音とともに加速し、海岸から離れていく。これは全て白いバンの中の操縦者が遠隔で操作している。今日はテストであるが、次の任務はロシア攻撃である。
海上ドローン、すなわち「無人水上ビークル」(Unmanned Surface Vehicles、略してUSV)は、黒海周辺の戦争情勢を根本的に変えた。8月、アメリカ、ロシア、ヨーロッパのサミットは戦争終結について具体的合意に至らず、戦況は膠着を続けている。陸上では、ロシア軍がウクライナ東部で緩慢に前進しているが、海上ではウクライナ軍が無人艇やミサイル、小型ボートでロシア軍の進入を阻止している。
ウクライナ南部黒海沿岸都市ニコラエフの基地では、ウクライナ軍が様々な機能を持つ無人機を作り出している。「バラクーダ大隊」の兵士たちは「監視ドローン」を使ってオレシキの動きを偵察している。オレシキはドニエプル川の対岸に位置し、ロシア軍が占領し、ウクライナが支配するヘルソンから約8キロ離れている。無人機のカメラで、羽毛を整えるカモがはっきり見えるほどである。
基地の倉庫では、技術者と溶接工が様々な無人艇を建造している。ある無人艇は負傷兵の撤退用、あるものは「神風特攻艇」として大型艦や施設を攻撃するために使われる。また、爆薬やロケット発射器を満載し、空中ドローンをより近く運ぶことができるものもある。
実際、この「バラクーダ大隊」は海軍ではなく陸軍に属している。ウクライナの水域防衛は、緩やかに協力する多様な組織ネットワークによって構成されている。ウクライナ軍事情報局(HUR)と国家保安局(SBU)はそれぞれ無人艇作戦を手掛けており、時には海軍に通知しないこともある。海軍高官に比べて、これらの情報機関の指導者は政治的影響力を持ち、しばしばメディアの注目を集めるのが上手である。
(関連記事:
九三軍事パレードを前に 中国無人機群が台湾に照準 米国を上回る強みも「侮れない」
|
関連記事をもっと読む
)
艦隊を失ってからロシア艦を撃沈、ウクライナ軍の戦果は海陸協力による 2014年以前、ウクライナ海軍の主基地はクリミアに設置されていた。クリミアがロシアによって奪われた後、ウクライナ海軍は大半の艦艇を失い、3分の2の兵士がロシア側に転向した。2022年のロシア・ウクライナ戦争の全面的な勃発後、ウクライナ軍は残りわずかな艦艇を再び失い、最後のフリゲート艦をロシア軍の手に渡ることを避けるため、自ら沈めたのである。現在、ウクライナの80%の海岸線がロシア軍によって支配されている。
しかし、ウクライナはその後、大規模なロシア軍の上陸作戦を防ぐことに成功した。2022年4月、ウクライナ軍は自製の反艦ミサイルでロシア海軍黒海艦隊の旗艦である巡洋艦「モスクワ」を撃沈し、一気に士気を高めた。その後、ウクライナ軍はロシア海軍をクリミアのウクライナ基地から撤退させることに成功した。
オデッサからの分析者ハンナ・シェレストは、ウクライナ海軍が他の部隊と協力する際、しばしば最も大きな戦果をもたらすと指摘している。例として、ウクライナ国家安全局(SBU)は依然として海軍の専門家から航行の助言を受け、無人艇を効果的に利用して奇襲を仕掛ける必要があるという。また、大規模な作戦では、ウクライナの無人艇はアメリカの衛星情報に依存しており、アメリカの支援がなければ戦力が大幅に減じると彼女は説明している。
ウクライナが開発した多用途海上無人艇。(AP通信)
ウクライナ専門家:油断禁物、ロシア軍も無人艇を開発中 元ウクライナ海軍大佐アンドリー・リジネンコは、ロシア軍を西部海域から追い出したことが状況を完全に掌握したことを意味しないことを指摘している。小型のウクライナ軍の船は航路の地雷を除去して、穀物回廊沿岸の流通を確保し続けている。
リジネンコは、ウクライナとロシアの双方の艦艇がこの「グレーゾーン」に入ることはできないと述べている。ロシア軍は引き続きミサイルとドローンでオデッサを攻撃できる状況である。ウクライナはニコラエフやヘルソンの河港を今も通常航行できていない。また、ロシア軍は自製の無人艇を開発しており、ウクライナ軍無人艇の阻止能力は顕著に向上している。
穀物を満載した貨物船がウクライナのオデッサ港から出航準備中。(AP通信)
「蚊群艦隊」は大艦隊よりも効果的、各国海軍が学習しつつ脆弱性を懸念 2018年、リジネンコは専門家作業グループに参加し、ウクライナには新しい大型軍艦は必要なく、小型艇と無人艇からなる「蚊群艦隊」を構築するべきだと主張した。現在、このアイデアは実現されている。2022年に戦争が勃発して以来、同盟国はウクライナ軍に約100隻の高速小艇を提供した。黒海での経験は各国海軍の重要な教材となり、艦艇の保護方法を学ぶ手がかりとなっている。
ウクライナにとって、無人艇が重戦艦に対抗する効果は励みであるが、同盟国にとっては、従来の艦艇が新しい戦術下でより脆弱になるという懸念も浮上している。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
米メディアが「世界5大火薬庫」を警告 最大リスクは台湾海峡危機、誤判断で全面戦争の恐れ 第二次世界大戦の終結から80年が経過したが、戦火の影は今も消えていない。米国の政治専門誌『ポリティコ』(Politico)は25日、今後5年間で世界規模の戦争が勃発するリスクは想像以上に近いと警告した。わずかな誤判断や軍事的偶発事態、さらにはハッカー攻撃さえも、24時間以内に地域的な摩擦を全面戦争へと押し上げる可能性があるという。今年5月の印パ間のミサイル相......
天気予報》台風発生の恐れ 台湾で猛暑続く、新北・桃園で38度超 午後は雷雨に警戒 台湾の中央気象署によると、本日(28日)も蒸し暑い天気が続き、新北市や桃園市では摂氏38度を超える高温に警戒が必要である。午後には中南部や北部山間部で強い雨が降るおそれがあるという。現在、フィリピン東方の海上では熱帯性の雲の塊が発達と消散を繰り返しており、新たな熱帯系統が形成されるかどうかが来週の観測の焦点になるとしている。好天は長く続かず!この日から湿......
柯建銘は民進党の孫文か 林濁水「党内に異論なし 愚昧では敗北必至」 726、823の二度にわたる大規模なリコール失敗を受け、民進党の立法院団幹事長である吳思瑤、書記長の陳培瑜などが先日、団職を辞任すると表明した。しかし、大リコールのリーダーと見なされている総召集人の柯建銘は動じることなく、「あと1週間しかないのに辞めてどうする?朝小勢は戦い続けるしかない」と述べた。この点について、前立法委員の林濁水はフェイスブックに投稿し、......
台湾北部でM6.0地震 台北・宜蘭で震度4 防災警報システム作動 台湾・中央気象署は8月27日21時11分、宜蘭県近海を震源とするマグニチュード6.0の地震が発生したと発表した。震央は宜蘭県政府の北東22.1キロ(北緯24.88度、東経121.91度)、震源の深さは112キロだった。今回の揺れにより、台北市や宜蘭県では震度4を観測した。地震規模は「原子爆弾の半分」に相当中央気象署の顕著有感地震報告(第119号)によると、今......
九三軍事パレードを前に 中国無人機群が台湾に照準 米国を上回る強みも「侮れない」 中国で開催される「九三軍事パレード」では、これまで秘密裏に開発されてきた無人機群が公開展示される見通しだ。これらは「協同作戦航空機」(CCA)とも呼ばれ、有人機と連携して戦闘に参加する「忠実な僚機」として注目されている。国防安全研究院の舒孝煌副研究員は『風傳媒』の取材に対し、現在確認されている中国無人機の多くはステルス性能を備え、戦闘機への奇襲や防空網突破、......
独自》台湾、米国に市場全面開放を約束 企業投資は4年で2,500億ドル規模へ 米国のドナルド・トランプ大統領が各国に「相互関税」を課すと打ち出して以来、台湾もその波に飲み込まれている。政府は当初「夜は安心して眠ってほしい」と国民に呼びかけたが、最初に示された税率は32%に達し、現在も20%という高水準のままだ。台湾メディアは一時、政府が最大4000億ドル規模の対米投資計画を準備し、日本と同水準の15%関税を目指していると報じた。《風傳......
論評:「どの産業も犠牲にしない」は幻想か 台湾・頼総統の対米関税交渉に冷ややかな視線 国際情勢が不安定さを増すなか、台湾の頼清徳総統はなお自己満足的に「ユートピア」に生きているかのように見える。米大統領ドナルド・トランプ氏と「双方が得をするゲーム」が可能だと幻想を抱き、さらに「どの産業も犠牲にしない」と言い切ったのだ。その路線をなぞるように、対米交渉の責任者である鄭麗君副行政院長も国会で同じ言葉を繰り返した。しかし与党内からも冷ややかな反応が......
調査:台湾海軍の「言えない弱点」 中国最新艦隊に直面、今も百年前の水雷を運用 四方を海に囲まれた台湾にとって、海軍は安全保障の要だ。しかし近年、中国人民解放軍の海軍力は急速に拡大し、艦艇数ではすでに世界一に。最新鋭艦の配備も進む中、防衛に立つ台湾海軍の艦艇は明らかに劣勢を強いられている。2025年の漢光演習で頼清徳総統が視察した布雷訓練は、海軍が真剣に演じる一方で、水面下の大きな弱点を浮き彫りにした。台湾は今も「百年前の兵器」に依存せ......
TSMC米国投資の内幕 ルートニック長官「魏CEOに直接圧力」暴露 米トランプ大統領の象徴である「アメリカ・ファースト」経済政策が、より強硬で取引色の濃い形でワシントンに戻ってきた。26日、米商務長官ハワード・ルートニック氏がCNBCの経済番組《スクウォーク・ボックス》に出演し、衝撃的な証言を次々と明かした。彼はインテルから110億ドル(約1兆6,000億円)の補助金を出す代わりに株式10%を政府が取得した交渉の内幕を語った......
李在明大統領、トランプ氏と会談後にCSISで演説 「国益中心外交」と韓米同盟強化を強調 米国大統領トランプ氏との会談を終えた直後、韓国大統領李在明(イ・ジェミョン)氏は25日、ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」で外交政策演説を行った。満席となった米国の政界関係者や学者を前に、李在明氏は「国益中心の実務外交」を核心路線として掲げ、政変後の時代において韓国をいかに導き、米中対立、北朝鮮の核脅威、国内の分裂といった複雑な課題の......
中国「九三軍事パレード」参加めぐり日中対立激化 日本は各国に慎重対応を要請 日本政府は最近、外交ルートを通じて各国に対し、中国が抗日戦争勝利80周年を記念して実施する「九三軍事パレード」に参加しないよう呼びかけた。この動きに中国外交部が注目し、26日には「日本側に対し厳正な申し入れを行い、説明を求めた」との声明を発表し、大きな議論を呼んでいる。中国、日本に情報の明確化を要求報道によれば、日本政府は在外公館を通じて各国に対し、今回の中......
天気予報》台風14号(ノンファ)1日発生へ 全台湾3日連続雷雨 中央気象署は本日(27日)、台北市、新北市、桃園市など6県市に高温情報を発表した。新北市と桃園市では38度に達する見込みである。気象専門家の呉徳栄氏によれば、30日までは各地で暑さが続き、午後には激しい雷雨に注意が必要だという。来週は南方の水蒸気が北上し気温はやや下がるが、引き続き午後の雷雨に警戒すべきである。台風14号ノンファ発生の可能性中央大学大気科学系......
トランプ氏は台湾を取引材料に? 豪専門家が「中国譲歩」の危険性を警告 米国大統領トランプ氏が就任して以降、従来の外交政策や経済措置を大きく転換したことで、オーストラリアや欧州連合(EU)といった「中間的立場の国々」は難しい立場に置かれたが、こうした状況への備えは十分でなかった。最近、オーストラリアの専門家は、台湾をめぐる問題において、トランプ氏がロシアのプーチン大統領に対するのと同様の姿勢を見せ、中国に譲歩する可能性があると指......
舞台裏》台湾・国民党リコール全勝も党内混乱 朱立倫氏退任宣言と盧秀燕氏辞退で次期主席不透明に 台湾で823リコール戦が幕を閉じ、国民党はリコール推進団体と民進党に対し圧倒的勝利を収めたものの、党内の歓喜は長く続かなかった。次期党主席が不透明なままという不安が、すぐに喜びをかき消したのである。国民党主席の朱立倫氏は、823当日の夜に「安心してバトンを渡し、自らは再任を目指さない」と明言。翌24日には、次期党首として党内から最も期待されていた台中市長の盧......
TSMC投資の次は全面関税撤廃要求 頼清徳政権に「屈従批判」拡大 台湾で8月23日に行われた「823第2波リコール案」の開票結果が明らかとなり、民進党が推進した大規模リコールは32対0で全敗に終わった。新竹市長・高虹安氏に対するリコール案も不成立となった。フェイスブック上で時事批判を展開する人気ページ「エンジニアが見る政治」は、総統・頼清徳氏と民進党団総召・柯建銘氏が主導した「史上最大のリコール劇」が終結したと指摘。一年間......
東京都心、猛暑日が10日連続で過去最長記録更新 累計23日で年間最多に 日本列島は高気圧に覆われ、各地で危険な暑さが続いている。東京都心では27日午前10時42分に35.3度を観測し、10日連続で最高気温が35度以上の「猛暑日」となった。これは2022年に並んでいた最長記録を更新したものである。また、今年の「猛暑日」の日数も累計23日に達し、過去最多を記録した。東京の街並みを猛暑が覆い、強烈な日差しが照りつけている。(AP通信)......
日本政党支持率最新調査 参政党が支持率9.9%で野党第1位に浮上 日本の最新世論調査によれば、結成からわずか5年の参政党の支持率が9.9%に達し、与党・自民党に次ぐ位置につけたことが分かった。7月の参院選で「日本人ファースト」を掲げた参政党は、30代と40代の支持を最も多く集めている。産経新聞とフジニュースネットワーク(FNN)が8月23日と24日に共同で実施した政党支持率調査では、自民党が22.2%で首位となった。続いて......
評論:台湾の頼清徳総統、リーダーシップ欠如の声広がる リコール大敗の余波 台湾で行われた7月26日の大規模リコールに続き、8月23日の第2波リコールも全て否決され、国民党の立法委員は一人も失職しなかった。逆に「反対票」が大きく上回り、結果は「31対0」の全敗。予想通り、頼清徳総統の「敗戦後の談話」もまた、期待を裏切る内容だった。
旧原発再稼働の検討──経営者・童子賢氏への慰めか?そもそも総統がリコール選挙に深く関与する必要はなかっ......
台湾・賴清徳総統に「決まり文句ばかりで心に響かない」 民進党寄りの学者が苦言 台湾では大規模リコールが正式に幕を閉じ、最終的に31件すべてが成立せず不発に終わった。だが民進党内部からは早くも反省と批判の声が上がっている。米国在住の教授で評論家としても知られる陳時奮氏(筆名・翁達瑞)は25日、フェイスブックに投稿し、賴清徳総統の発信には「決まり文句ばかりで心に響かない」と苦言を呈した。「演説や投稿を支える文字幕僚の責任もあるが、賴総統自......
インド人はなぜ台湾を嫌うのか?世論調査に見る背景 ――中国の影と共同利益、若い世代のまなざし 2023年の国際世論調査で、インドは少数派ながら「台湾に否定的な印象」を持つ国として浮かび上がった。43%もの回答者が台湾に「ネガティブな見方」を示し、この数字は各国と比べても異例だ。「インド人はなぜ台湾を嫌うのか?」という疑問が改めて突きつけられている。インドのジャワハルラール・ネルー大学(JNU)国際研究学院の研究員であり、『太平洋の危機:軍事バランスと......
顏厥安氏の視点:台湾「ブルーシート政権」化 リコール大敗で卓内閣に総辞職要求の声広がる 災害に見舞われた人々の姿を政治にたとえるのは適切ではないかもしれない。だが、台湾の賴清徳総統が被災地で脚立を使って「視察ポーズ」を演出した場面を思えば、災後の風景と台湾政治の現実を重ねるのもあながち的外れではない。大規模リコールで大敗を喫した賴政権・卓内閣は、すでに「ブルーシート政権」(台湾では「帆布政権」)と化している。崩れた家屋をブルーシートで覆い、見か......
台湾・民進党若手党員が見る賴清徳総統 「退屈で自己愛的」「情緒的価値を与えられない」 2024年に再び政権を握った台湾民進党だが、2025年の「726」「823」のリコールや国民投票では惨敗を喫した。その一方で、国民党は「南方公園」風の動画に「ライアー(嘘つき)校長」と揶揄したキャラクターを登場させ、賴清徳総統を批判。これが若者層で拡散され、ネット上で広がりを見せている。
台湾のオンラインメディア《美麗島電子報》が2025年7月に行った世論調......
TSMC「米国は出資せず」明言 トランプ氏がインテルを選んだ背景と郭明錤氏の分析 米国のトランプ大統領は、米政府がIntelの10%の株式を取得したと発表し、市場の注目を集めた。また、TSMCへの出資の噂も伝えられたが、TSMCの魏哲家董事長は22日夜に取材を受け、「米国は出資しないと発表した」と明らかにし、外部の疑念を払拭した。天風国際証券のアナリスト郭明錤氏はこれについて重点分析を行い、なぜこの出資モデルが「TSMCとサムスンには適用......
李在明氏、台海リスクを前に訪米決断 トランプの対中要求に揺れる韓国外交 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は米東部時間8月25日、ワシントンに到着し、ドナルド・トランプ米大統領との初の首脳会談に臨む。今回の会談は、米韓同盟の新たな段階の始まりを象徴すると同時に、防衛負担、中国戦略、朝鮮半島の安全保障バランスをめぐる双方の重大な試練ともみられている。
李在明氏は選挙戦の過程で、国家利益のためには極端な姿勢も辞さず米国との関係を守......
台日作家交流座談会東京で盛況 楊双子と角田光代が文学対話 台湾文学を代表する作家・楊双子氏と、日本を代表する直木賞作家・角田光代氏の対談イベント「在台湾、在日本、持続して物語を書き続ける」が23日、東京都内の台湾文化センターで開催された。会場は満席となり、出版界や学術関係者を含む多くの来場者が詰めかけ、熱気に包まれた。文化部駐日台湾文化センターは毎年、日本で台湾文学の翻訳書を刊行した作家を招き、日本の作家や翻訳者、......
動員数 約20万人を記録 「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」大盛況で閉幕 文化部と台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが主催する大型文化交流イベント「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」が、8月20日に閉幕した。7月下旬から19日間にわたり大阪市中央公会堂や「こども本の森 中之島」など3会場で実施され、延べ約20万人が来場。オンライン連動企画「a-We TO GO」には累計7万人近いプレイヤーが参加し、大きな盛り......
「多元台湾文化漫画展」東京で開幕 民族・ジェンダー・人権をテーマに多彩な台湾漫画を紹介 文化部駐日台湾文化センター主催の年次企画展「多元台湾文化漫画展」(「-Colorful- ダイバーシティ in 台湾漫画」)が8月22日、東京・虎ノ門の同センターで開幕した。会場には台湾の人気漫画家・阮光民氏、左萱氏、重花氏の3人が来日し、日本の読者との交流に臨んだ。開幕式には、台北駐日経済文化代表処の周学佑公使、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長、長年「日本......
台湾・盧秀燕台中市長「国民党主席選には不出馬」 関税ショックで地元経済守る姿勢強調 23日に台湾で行われた第2波リコール投票で、国民党は最終的に「31対0」という完全勝利を収めた。投票後、朱立倫党主席は改めて「バトンを渡す」意向を示し、台中市の盧秀燕市長に後継を託した。しかし盧氏は24日、台中市大台中商業会の第28期理監事授証式で演説し、「私は国民党主席には立候補できない」と正式に表明した。盧氏は、いま台湾が直面する最大の課題として「関税シ......
台湾「核廃水」抗議が逆効果に 民進党元幹部・陳聖文氏の素顔 台湾での第三原発(核三)再稼働の国民投票は成立要件に届かず不成立となり、民進党は冷静に対応する姿勢を見せた。しかしその最中、台北市党部の前副執行長を務めた陳聖文氏が話題を呼んだ。彼は「蘭嶼核廃料貯蔵場に一晩置いた」とするペットボトルの水を複数本持参し、国民党本部前で抗議。国民党(藍営)が核廃料問題で責任回避していると皮肉った。ところが、国民党の楊智伃報道官が......
台湾・第三原発再稼働の国民投票不成立 「反原発票」が過去の4割に減少 第三原発(核三)の再稼働に関する国民投票が28日に台湾で行われ、同意票は434万1432票、不同意票は151万1693票、投票率は29.53%だった。賛成票が反対票を大きく上回ったものの、成立には有権者総数の4分の1にあたる500万523票以上の賛成票が必要で、条件を満たせなかったため不成立となった。
台湾では過去にも2度、原発関連の国民投票が行われている。......
特集》台湾・民進党に大打撃 国民党も長続きしない勝利 政界に広がる不安定 半年以上にわたり台湾政界を揺るがした大規模リコール運動は、8月23日に実施された第2波・7議席の国民党所属立法委員リコール投票の結果が判明し、ついに幕を閉じた。
第1波で行われた民進党系「726部隊」の立法委員に対するリコール投票は、24対0で全て不成立という大敗を喫し、勢いを大きく失った。その後の第2波でも、国民党議員7人の全てがリコール失敗に終わり、結果......
調査》TSMC防衛に致命的穴 賴清德氏が強靭化推進、審計部が警告 台湾総統の賴清德氏が召集人を務める総統府「全社会防衛レジリエンス委員会」は、2025年9月に発足から1周年を迎える。過去1年間、賴政権は5つの核心任務を掲げ、社会防衛のレジリエンス強化を推進してきた。2025年3月からは11回にわたり都市・町単位のレジリエンス演習を実施し、従来の民安演習や萬安演習を統合するとともに、7月には国軍の漢光演習とも同時に行い、「国......
台湾半導体の優位性は模倣困難 TSMC、米軍需産業も依存 前米商務長ジーナ・レモンド氏は2024年に「米国が必要とする先端半導体の90%は台湾から輸入している。もし中国が台湾に侵攻しTSMCを掌握すれば、米国にとって壊滅的な事態となる」と発言した。これに関連し、台湾大学名誉教授の明居正氏は《風傳媒》の番組「下班瀚你聊」で、TSMC製半導体が米国の兵器にどの程度使われているかは公表されていないものの、先端半導体を製造......
台湾はウクライナと違う 郭岱君氏が警鐘「対米依存の危うさ」 ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、7人の欧州首脳とともにホワイトハウスを訪れ、トランプ米大統領と2度目の会談を行い、ロシア・ウクライナ戦争について協議した。これに関し、米スタンフォード大学フーバー研究所の研究員である郭岱君氏は、風傳媒の番組「下班國際線」で、ウクライナの状況だけでも台湾にとって衝撃的であり、台湾にはウクライナのように交渉できる条件すらな......
米国は台湾を見捨てない 明居正氏「ウクライナと異なり交渉で優位に立てる」 米国商務次官ルートニク氏は先日、米国政府が半導体支援法による補助金を出資に切り替える可能性を検討していると認めた。これにより、台湾積体電路製造(TSMC)が「米積電」と化すのではないかとの懸念が広がっている。これに対し、台湾大学名誉教授の明居正氏は《風傳媒》の番組「下班瀚你聊」で、補助金を株式に転換してもその比率は極めて低く、TSMCの規模からすれば影響は限......
大規模リコールは大失敗》蔡英文氏が総統府訪問 賴総統と民主の価値強調 リコールと国民投票が終結した後、前総統の蔡英文氏は本日(24日)午後、賴清德総統の官邸を訪れ、賴氏および蕭美琴副総統と、近年変化の激しい内外情勢について意見を交わした。賴氏によれば、蔡氏は自身の経験を共有するとともに、自身と蕭氏に激励を送ったという。
賴氏はフェイスブックで、7月26日と8月23日のリコール案件、さらに第三原発再稼働の国民投票がいずれも一区切......
「ハリー・ポッター ショップ 原宿」開業 トム・フェルトンが魔法の呪文でテープカット ワーナー ブラザース スタジオジャパン合同会社は8月14日、日本初の旗艦店となる「ハリー・ポッター ショップ 原宿」を東京都渋谷区神宮前にオープン。緑豊かな表参道沿いに位置する本店舗は、「禁じられた森」をテーマとした常設型の体験型ショップで、原宿限定商品やバタービールバー、フォトスポットなど、映画の世界観を体感できる空間が広がる。グランドオープン当日には、映......