フィンランド発のプレミアムスポーツウォッチブランド「SUUNTO(スント)」は27日、東京都内で新製品「Suunto Race 2」と「Suunto Wing 2」の発表会を開いた。冒頭に登壇したSUUNTO Japan合同会社カントリーマネージャーの西山和宏氏は、ブランドの歴史や日本市場における取り組みを紹介した。

西山氏は「SUUNTOは1936年、創業者トゥオマス・ヴォフロネンが開発したコンパスから始まった」と説明。以来、コンパス、ダイビングコンピュータ、腕時計型高度計を経て、現在のGPSウォッチへと進化してきたと述べた。

さらに日本での展開について「トレイルランやエクストリームスポーツだけでなく、エントリーモデル『Suunto Run』を通じ幅広い層を支援している」と説明。今年6月に石川県羽咋市で行われた大会でテクニカルパートナーとして採用されたほか、北海道マラソンにもオフィシャルパートナーとして協賛したことを明らかにした。

西山氏はまた、「トレイルランニング、登山、スキーなど多様なアクティビティに挑むアンバサダーを積極的にサポートしている」と強調。「今後は製品販売にとどまらず、スポーツ体験の広がりを通じてユーザーとの接点をさらに深めたい」と語った。

反中祐介氏、新モデル「Suunto Race 2」と「Suunto Wing 2」の特徴を詳細解説
SUUNTOは27日に行われた新製品発表会で、次世代ランニングウォッチ「Suunto Race 2」と骨伝導ヘッドホン「Suunto Wing 2」を披露した。製品プレゼンを担当した反中祐介氏は、それぞれの機能と改良点を詳しく説明した。 (関連記事: SUUNTO「Race 2」「Wing 2」発表 次世代GPSウォッチ&骨伝導ヘッドホンが日本初公開 | 関連記事をもっと読む )

「Suunto Race 2」は、従来の1.43インチから1.5インチへ拡大したAMOLEDディスプレイを搭載し、最大輝度は2,000ニットに達する。直射日光下でも高い視認性を確保できると説明。さらに約8%の軽量化と0.8mmの薄型化を実現し、サファイアガラス、316Lステンレス、グレード5チタンなどの高品質素材を採用することで耐久性を強化したと述べた。