ワーナー ブラザース スタジオジャパン合同会社は2025年8月14日、日本初の旗艦店「ハリー・ポッター ショップ 原宿」を原宿・表参道沿いにグランドオープンするのを記念し、前日となる13日に特別イベントを開催した。イベントには、映画『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイを演じた俳優トム・フェルトンが来日。さらに、自他ともに認める“マルフォイ推し”として知られるtimeleszの松島聡も登壇し、ファンとしての思いと深い交流を交わした。
会場となったショップ1階は、「禁じられた森」をテーマに設計され、フクロウや魔法動物、映画『アズカバンの囚人』に登場したヒッポグリフのバックビークなど、映画の世界観を再現した空間が広がる。スリザリンを意識した衣装で現れた松島は「バッジは自前で、“推し寮”スリザリンの要素を私服に取り入れました」と語り、イベントやファッションを通してファン同士のつながりを楽しんでいると笑顔で述べた。
松島は、ショップを訪れた感想として「スケールが想像以上。ファンはもちろん、これから『ハリー・ポッター』に触れる人にも魅力を伝えられる空間です」と絶賛。中でもバックビークのリアルな羽の作り込みに感動を表した。
その後、トム・フェルトンが登壇。松島とハグを交わし、「日本にまた来ることができて嬉しい。まさかバックビークの隣に立てる日が来るなんて」と冗談交じりに挨拶し、「“スリザリンコーデ”で来ればよかった」と松島の衣装を称えた。二人はバタービールで乾杯し、“バタビひげ”姿で会場を盛り上げた。
松島は学生時代にトムに会うために6時間並んでサインをもらった思い出を語り、当時の言葉「君はオーラがある、願い続ければ叶うよ」に勇気づけられたと涙ながらに回想。「俳優としての日々を積み重ねている今も、その言葉は自分を支える魔法です」と感謝を述べた。
トムも「松島さんが届ける愛や光を誇りに思う。僕の“友人”として」と応じ、松島はその“友人”という言葉に感動。さらに、「timelesz」の寺西拓人からの伝言「夢を与えてくれてありがとう。大好きです」もトムに届けられた。
松島はトムに向けて手紙も朗読し、「マルフォイの人間らしさや葛藤から多くのことを学びました。あなたの存在が、スクリーンの中でも現実でも人々を勇気づけています」と綴った。トムは涙を浮かべながら「エモーショナルで、言葉にできないほど感動している」と返した。
さらにトムからは松島へのサプライズプレゼントとして、スリザリンアイテムを散りばめたTシャツが贈られた。松島は「リビングの真ん中に飾ります!」と歓喜した。
最後にトムは「このショップは、人生で訪れた中で最高の店舗です。細部までこだわりが詰まっていて、日本の皆さんにぜひ訪れてほしい」とメッセージを送り、松島も「これは“ショップ”というより“ドリームランド”です」と語り、イベントは熱気に包まれながら幕を閉じた。
編集:佐野華美
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