大阪・関西万博会場のEXPOアリーナ「Matsuri」で8月22日、「WORLD YOSAKOI DAY」が開幕した。式典後に取材に応じた濵田省司高知県知事は「よさこいは国内200カ所以上、海外30カ国以上で踊られるようになったが、その原点は55年前の1970年大阪万博。再びこの地から全世界に発信できることを心から嬉しく思う」と語った。

知事はさらに、「万博も後半に入り来場者数が伸び、大盛況となっている。この盛り上がりに合わせて、高知の真夏の祭典をそのまま持ち込み、反応も非常に良いと感じている。大阪関西から世界へよさこいを発信できると確信している」と述べた。そのうえで「高知の魅力は食・自然・歴史にある。特に食については、最近の旅行会社の調査で“地元ならではの食が楽しめる観光地”全国1位に選ばれた。街路市を通じてその魅力を世界に伝えたい」と強調した。

オープニングセレモニーの司会は、RKC高知放送アナウンサーの井手上恵氏と高橋生氏が務めた。両氏は観客に暑さへの注意を促しつつ、1954年に始まったよさこい祭りが今年で第72回を迎え、自由な衣装や振り付けが全国・海外へ広がってきた経緯を紹介した。

続いて濵田知事が改めて登壇し、「1970年大阪万博でよさこいが披露されて以来、55年ぶりに再び世界に向けて発信できることを大変うれしく思う」と強調。県内全市町村や経済界が参加する街路市の再現を通じて「自然、歴史、食といった高知の魅力を存分に味わっていただきたい」と呼びかけた。
桑名龍吾高知市長も挨拶し、「発祥の地・高知市から始まったよさこいが、今では国内外に広がっていることに感謝する」と述べた。その上で、よさこいを支える三つのルール ― 鳴子を持つこと、よさこい節の一節を入れること、前を向いて踊ること ― を紹介し、「この三つさえ守ればあとは自由。ぜひ一緒に楽しんでほしい」と観客に呼びかけた。

最後には、知事や市長らによる鏡開きが行われ、盛大に幕を開けた。会場には300年以上続く日曜市を模した街路市や特産品のブースも並び、観客はよさこい演舞とともに“高知の祭典”の雰囲気を味わった。
編集:柄澤南 (関連記事: よさこい発祥の地・高知、万博で文化と観光を世界に発信 『WORLD YOSAKOI DAY 』 | 関連記事をもっと読む )
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp