自民党の新総裁を選ぶ選挙は4日朝に投票が行われ、5候補のいずれも過半数に届かず決選投票にもつれ込んだ。上位2人の高市早苗氏(64、前経済安全保障担当相)と小泉進次郎氏(44、農林水産相)が再投票に進み、決選では高市氏が185票を獲得して小泉氏の165票を退け、自民党史上初の女性総裁に選出された。日本初の女性首相の実現に向け、一歩を踏み出した形だ。
第1回投票は計590票。内訳は国会議員票295(衆参両院議長を除く)と、同数の党員・党友票295の比例配分で構成された。
自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性首相誕生の見通し…決選投票で小泉進次郎氏破るhttps://t.co/7A2xMzcvbw#政治
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online)October 4, 2025
結果は、高市氏が183票(議員票64、党員・党友票119)で首位、小泉氏が164票(議員票80、党員・党友票84)で2位となった。

規定により、決選投票は国会議員票295に、全国47都道府県の「地方票」各1票を加えた計342票で争われる。地方票は各都道府県内で党員・党友票の得票が多い候補に1票が与えられる方式で、これらを合算して勝敗が決まる。
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