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宮城県、観光と食の魅力を発信 都内でメディア説明・試食会を開催 試食した貝塚課長、須賀主事、小堀技師はいずれも「せり鍋」「はらこ飯」「痛風鍋」の滋味を語りながら、宮城の豊かな食文化を改めて実感していた。(写真/風傳媒撮影)
宮城県は10月31日、東京都千代田区の「3×3 Lab Future」でメディア向け説明・試食会を開催した。総務部広報課の貝塚憲一課長、経済商工観光部観光戦略課の須賀和希主事、農政部食産業振興課の小堀海帆技師が登壇し、観光動向と食文化の最新情報を紹介。試食会では、県産食材を用いた郷土料理「せり鍋」、「はらこ飯」、「痛風鍋」が提供された。
試食した貝塚課長、須賀主事、小堀技師はいずれも「せり鍋」「はらこ飯」「痛風鍋」の滋味を語りながら、宮城の豊かな食文化を改めて実感していた。(写真/風傳媒撮影) 提供された3品の郷土料理は、それぞれに宮城の風土を映し出していた。名取産の「仙台せり」を使ったせり鍋は、根まで味わう独特の食感が印象的で、しゃきしゃきとした歯ごたえと香りが醤油ベースのだしと絶妙に調和する。「はらこ飯」は、宮城サーモンの柔らかな身とぷちぷちと弾けるいくらが織りなす食感の対比が心地よく、県産米「だて正夢」のもっちりとした甘みが引き立っていた。仙台発祥の「痛風鍋」は、牡蠣やあん肝、白子の濃厚な旨味が一体となり、冬の寒さを忘れさせるほどの贅沢な味わい。どの一品にも“食材王国みやぎ”の名にふさわしい豊かさと、土地の温もりが感じられた。
試食した貝塚課長、須賀主事、小堀技師はいずれも「せり鍋」「はらこ飯」「痛風鍋」の滋味を語りながら、宮城の豊かな食文化を改めて実感していた。(写真/風傳媒撮影) 冒頭、貝塚課長は「2025年3月で東日本大震災から15年の節目を迎える。復興の歩みの中で地域の魅力がさらに磨かれてきた」と述べ、「東京から新幹線で約1時間半の仙台は、海も山も近い。宮城のパワーを全国に発信していきたい」と呼びかけた。
宮城の郷土料理「せり鍋」「はらこ飯」「痛風鍋」は、それぞれが食材王国みやぎの豊かさと温もりを舌で実感させる味わいだった。(写真/風傳媒撮影) 続いて須賀主事は、令和6年の観光入込客数が7,051万人と2年連続で過去最高を更新し、前年比227万人(3.3%)増加したと報告した。宿泊観光客数は988万人泊(前年比4.8%増)に達し、外国人宿泊客も73万人泊と過去最高となった。「東北絆まつり」や「Pokémon GO Fest 2024:仙台」など大型イベントが好影響を与えたという。
注目の新スポットとして、多賀城市の「多賀城跡」や東松島市の「道の駅東松島」を紹介。多賀城跡は創建1300年を迎え、外郭南門の復元や「多賀城碑」の国宝指定が行われたほか、ガイダンス施設も新設された。道の駅東松島は2024年11月にオープンし、ブルーインパルスをイメージした青と白の建物が特徴で、来場者数はすでに70万人を突破している。
宮城の郷土料理「せり鍋」「はらこ飯」「痛風鍋」は、それぞれが食材王国みやぎの豊かさと温もりを舌で実感させる味わいだった。(写真/風傳媒撮影) 県は自然と文化を五感で体験できる「宮城オルレ」トレッキングを推進。既存の5コースに加え、11月から「蔵王・遠刈田温泉コース」と「多賀城コース」を新設し、全7コースとなる。遠刈田温泉コースでは蔵王連峰を眺めながら温泉街を巡り、地元ブランド豚「JAPAN X」や蔵王チーズ、梨など地域食材を堪能できる。多賀城コースでは、古代の史跡や歌枕「野田の玉川」「おもわくの橋」を巡り、特産の古代米や銘菓「多賀城碑」も紹介される。
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さらに、女川町の「JUURI SAUNA」や丸森町の「MARUMORI-SAUNA」など、自然と温泉を活かしたサウナツーリズムも展開。「温泉×サウナ×自然」の唯一無二の体験を打ち出し、東京から1時間半というアクセスの良さを活かした周遊促進を目指している。
秋冬のおすすめ観光としては、紅葉の松島、秋保温泉、蔵王の樹氷巡りを挙げた。この日午後には、気仙沼に「ラプラス公園 in かせぬま」も開園。「みやぎ応援ポケモン」のラプラスをモチーフにした遊具が設置され、新たな観光拠点として期待されている。
農政部食産業振興課の小堀技師は、宮城県の農業産出額が1,924億円で全国18位、せりとパプリカが全国1位、米が5位、豆類が2位であることを紹介。海面漁業・養殖業産出額も887億円(全国4位)に達し、「食材王国みやぎ」の名にふさわしい豊かさを強調した。
試食では、全国出荷量1位を誇る名取市産「仙台せり」を使ったせり鍋が提供された。「煮込みすぎず、しゃぶしゃぶのようにくぐらせるのが一番おいしい」と説明され、シャキシャキとした食感が特徴。さらに、牡蠣・あん肝・白子をふんだんに使った仙台発祥の「痛風鍋」、GI登録の「みやぎサーモン」と県産米「だて正夢」「ひとめぼれ」を使用した「はらこ飯」も披露された。
また、宮城県は31の蔵元を有し、「食材王国みやぎの伊達な乾杯条例」により地産地消と県産酒の普及を推進している。日本酒のほか、クラフトビールやワインも展開し、酒造と農水産業の連携による地域振興を図っている。
今年8月には、有楽町の東京交通会館地下1階に「宮城ふるさとプラザ」がリニューアルオープン。ずんだ、牛たん、地酒など約800品を揃え、人気商品ランキングでは「A線道のバターモナカ」が1位に輝いた。開店資金はクラウドファンディングで1,227人から約2,800万円の支援を受けたという。
最後に小堀技師は「宮城の豊かな食を通して、地域の文化や季節の恵みを伝えたい」と締めくくった。登壇者一同は「観光と食を通じて宮城の魅力をより多くの人に届けたい」と述べ、試食会に参加した報道関係者は、復興15年を迎える宮城の“今”を味覚で感じるひとときを共有した。
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