今日(6日)、台湾の天気は全般的に暖かく快適で、各地の最高気温は31度に達する見込みだが、朝晩は依然として少し冷える。沿岸の広い地域では強風に注意が必要だ。今年第26号台風(フォンウォン)は本日未明に正式に生成され、現在は北西方向へ進んでいる。気象専門家は、台風26号(フォンウォン)は強烈な台風に発達する恐れがあり、進路は来週月曜日(10日)以降に北上して台湾本島に接近、最も影響が大きくなるのは来週月曜から木曜にかけてだと警告。市民に対し、早めの防災準備と気象署の最新情報の確認を呼びかけている。
本日の台湾は穏やかな天気、沿岸では強風注意 台風26号(フォンウォン)発生
台湾各地は北東季節風の弱まりにより天候が安定、水蒸気量も減少している。北東部の一部を除き、桃園以南は概ね晴れまたは曇りの天気となり、降雨の範囲も縮小している。台北、宜蘭、花蓮では局地的なにわか雨がある見込みで、台東や恒春半島では一時的な小雨が予想される。
気温は全体的に上昇傾向にあり、北部と宜蘭では日中27~28度、中南部および花東地域では28~31度に達し、暖かく快適に感じられる。ただし朝晩は依然として涼しく、各地で最低気温は21~23度前後となる見込みで、早朝や夜間の外出には、暖を取る衣類の着用が必要だ。
また、風の影響については、桃園から嘉義、恒春半島の沿岸部および離島では平均風速6級以上、最大瞬間風速8級以上の強風が吹く恐れがある。海辺での活動を予定している人は、海況と風の変化に十分注意し、安全確保を徹底する必要がある。離島では、澎湖が晴れ時々曇り(気温24~26度)、金門が晴れ時々曇り(21~26度)、馬祖は曇り時々晴れ(19~23度)となる見込みである。
台風情報:第26号(フォンウォン)発生、来週台湾に接近の恐れ
交通部中央気象署の最新発表によると、グアム南西方の海上で発達していた熱帯低気圧が、6日午前2時に今年第26号台風(フォンウォン)として正式に命名された。現在の勢力は「軽度台風」に分類されている。気象署によれば、台風26号(フォンウォン)は11日以降、台湾周辺の天候に影響を与える見通しだが、その影響の範囲や強度にはまだ不確定要素が多いとして、進路の変化に注意が必要だ。現在の台風中心は鵝鑾鼻の南東約2640キロの海上に位置し、北西に向けて進んでおり、10日頃にはルソン島付近に達する見込みである。
勢力は中型台風上限から強烈台風級の恐れ 専門家「直撃の可能性も排除できない」
気象専門家の林得恩氏は、自身のフェイスブック「林老師気象站」で「秋の終わりにこれほど強く大規模な熱帯擾乱が発生するのは異例であり、十分な警戒が必要」と警鐘を鳴らした。
各国の気象機関の予報によると、台風26号(フォンウォン)の勢力はさらに強まる見通しである。中央気象署の6日午前2時時点のデータでは、台風の最大風速は秒速48メートル、最大瞬間風速は秒速58メートルに達し、中型台風の上限に近い。暴風半径は7級風で約300カイリと極めて広範囲に及んでいる。林氏は「これほど強く、しかも規模の大きい気象システムが台湾を直撃すれば、結果は非常に深刻なものとなる」と強調し、警戒を呼びかけた。

来週月曜から木曜が最も危険 ルソン島経由で台湾海峡を北上か
最新の数値予測モデルでは、各国の進路予測が徐々に一致しつつある。台風中心はまずフィリピン北部を通過し、その後北上して台湾海峡沿いを進む見通しであり、台湾本島に非常に近い位置を通過する可能性が高い。場合によっては、直接上陸するおそれもある。台湾への影響が最も大きくなるのは、来週月曜日(10日)から木曜日(13日)にかけての期間とみられている。
なお、台風25号(カルマエギ)は引き続きベトナム方面へ進み、強烈台風へ発達する見込みだが、台湾への直接的な影響はないとされている。
編集:梅木奈実 (関連記事: フィリピン・セブ州、台風25号(カルマエギ)により90人超の死者 豪雨・洪水の衝撃映像も | 関連記事をもっと読む )
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