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ニューヨーク新市長マンマダニ、交際アプリで出会った「謎多き」妻ドゥワジにも関心集まる 選挙戦では露出控えめ 新任ニューヨーク市長に選ばれたマンマダニ氏(右)と、アーティストの妻ラマ・ドゥワジ氏(左)が勝利会見に臨む。(AP通信)
ニューヨーク市の新市長に就任するゾーラン・マンマダニ氏(Zohran Mamdani)が注目を集めている。社会福祉重視の政策で知られる左派政治家としての勝利もさることながら、記者会見で隣に立った新妻ラマ・ドゥワジ(Rama Duwaji)氏の存在が瞬く間に話題となった。
米国のネット上では「クールで魅力的」「神秘的」と称される次期市長夫人だが、その素性はほとんど明かされていない。過去の候補者の配偶者たちと異なり、彼女は選挙期間中ほとんどメディアの前に姿を見せなかったためだ。
ラマ・ドゥワジとは何者か 海外メディア によると、ドゥワジ氏はシリア系の血を引くテキサス生まれのアーティストで、イラストやアニメーションを中心に活動している。『ワシントン・ポスト』や『ニューヨーカー』など有名媒体への作品提供に加え、ニューヨーク市内のイベントポスターなども数多く手がけている。
27歳の彼女はバージニア・コモンウェルス大学を卒業後、ニューヨーク視覚芸術大学(SVA)で修士号を取得。彼女の作品は自身のウェブサイトやSNSで公開されており、アラブ世界の情景を白黒で描いたものが多い。2022年にはBBCドキュメンタリー『Who Killed My Grandfather(誰が私の祖父を殺したのか)』にもアートワークが使用された。
投票するラマ・ドゥワジ氏。新市長マンマダニ氏の妻としても注目を集めた。(AP通信)
興味深いことに、マンマダニ氏はポッドキャストで「出会いは交際アプリ『Hinge』だった」と明かしている。アプリで知り合い、恋に落ち、やがて結婚に至ったという。2人は市庁舎で簡素な式を挙げた後、ドゥワジ氏の家族が住むドバイでイスラム式の伝統婚(ニカー)を行った。マンマダニ氏は笑いながら「出会い系アプリにも希望はある」と語っている。
彼女のInstagramには、アメリカの帝国主義を批判し、イスラエルによるパレスチナ攻撃を非難する投稿が並ぶ。これらの主張は夫の政治姿勢と重なる部分が多い。コロンビア大学の学生マフムード・ハリール氏が国外退去の危機に直面した際には、ドゥワジ氏は作品を通じて支持を示した。
選挙戦では他の候補者の配偶者のように表立った応援活動を行わず、6月以降になってようやくメディアに姿を見せるようになった。それでも支持者たちはSNS上で、夫妻の仲睦まじい様子を見て親しみを感じていたという。
当選後の勝利会見で並ぶマンマダニ氏(右)とドゥワジ氏(左)。(AP通信)
マンマダニ氏の妻で、シリア系のアーティスト、ラマ・ドゥワジ氏。(個人ファンページより) また、彼女は夫とともに『デイリーショー』に出演し、連邦下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏や上院議員バーニー・サンダース氏が主催する集会にも姿を見せた。投票日には、黒のシアートップスにスカート、ブーツという洗練されたスタイルで登場し、完璧なメイクと髪型でカメラの視線を集めていた。
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