トップ ニュース 東京2025デフリンピック直前、「聞こえの壁」を無くす 意思疎通支援アプリ「YYSystem」が『東京に字幕を添える会議』を開催
東京2025デフリンピック直前、「聞こえの壁」を無くす 意思疎通支援アプリ「YYSystem」が『東京に字幕を添える会議』を開催 東京2025デフリンピックを前に、株式会社アイシンは音声認識アプリ「YYSystem」を活用し、誰もが言葉の壁を越えて会話できる社会を目指す『東京に字幕を添える会議』を開催した。(写真/YYSystem PR事務局提供)
株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:吉田守孝)は、同社が開発・提供する音声認識アプリ「YYSystem(ワイワイシステム)」を活用したプロジェクト「世界に字幕を添える展 in 東京」を、2025年11月15日から12月7日まで開催すると発表した。これに先立ち、11月5日には東急プラザ原宿「ハラカド」7階のシブヤフォントラボにて、プレイベント『東京に字幕を添える会議』が実施された。
聞こえと言葉の壁を超えて この会議は、翌月に迫る東京2025デフリンピックを前に、「聞こえ」や「言語」の違いを越え、誰もが取り残されない社会の実現を目指すことを目的に開催された。登壇者には、東京2025デフリンピックサッカー競技スペシャルサポーターの北澤豪氏、デフサッカー男子日本代表の林滉大選手、女子代表の國島佳純選手のほか、「YYSystem」公式アンバサダーでSNSを通じて活動する吉田まり氏、難聴うさぎ氏、北村仁氏らが参加。多様な立場から「共に生きる社会」について意見を交わした。
國島選手は「東京で開催されるデフリンピックが100年の節目を迎えることをとても嬉しく思います」と語り、林選手は「サッカーを通じて結果を残したい」と意気込みを示した。北澤氏は「自国でデフリンピックを迎えられるのは貴重な経験。聞こえる人も聞こえにくい人も体験を共有し、世界に発信していくべきだ」と強調し、「YYSystemのようなツールが、メダルへと導く架け橋になる」と期待を寄せた。
「字幕」が社会をつなぐ アイシンBR YYSystem事業推進部の横井部長は、「現場の声を反映しながら、共にイベントを作り上げていきたい」と語り、開発責任者の中村氏は「字幕があることの素晴らしさ、そして社会にまだ残る意思疎通の壁を伝えるイベントにしたい」と意欲を示した。
都内全域で展開、来場者参加型イベントも 「世界に字幕を添える展 in 東京」は、2025年5月に原宿で行われた初回に続く第2弾で、今回は東京都全域を舞台に展開される。期間中、都内のさまざまな店舗や施設で「YYSystem」を導入し、来場者が楽しみながら字幕の必要性を体感できるようにする。
また、街歩きをサポートする「YYMaps」や、デジタルスタンプラリー「わいわいフレンズを探せ!」、さらに「世界に字幕を添えるコンテスト」など、多様な体験型企画も実施予定だ。
最新情報や参加方法はプロジェクト特設サイトで確認できる。
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