トップ ニュース 平野雨龍氏、次期衆院選で大分3区から出馬を表明 「香港で守れなかった悔しさを日本で繰り返さない」
平野雨龍氏、次期衆院選で大分3区から出馬を表明 「香港で守れなかった悔しさを日本で繰り返さない」 「日本の反送中第一人者」と称される平野雨龍氏は、新宿での街頭演説中に中国人から妨害を受け日本と台湾で議論を呼び、現在は東京選挙区から無所属で立候補する最年少候補となっている。(写真/黃信維提供)
岩屋毅氏の地盤に挑む姿勢示す 「日本の反送中第一人者」とされる平野雨龍氏は、新宿での街頭演説中に中国人から妨害を受け日本と台湾で注目を集め、現在は東京選挙区の無所属候補として立候補し、中国人移民の制限強化を掲げる最年少候補となっている。(写真/黃信維提供) 政治団体代表の平野雨龍氏(31)は8日、大分県庁で記者会見を開き、次期衆院選で大分3区から立候補する方針を正式に表明した。2019年の香港民主化デモを通じて政治を志したと述べ、「香港で守れなかった悔しさを日本で繰り返したくない。日本の独立と安全保障を国政の場から立て直す」と語り、「次世代が胸を張れる日本を取り戻す」と強調した。
「日本の反送中第一人者」とされる平野雨龍氏は、新宿での街頭演説中に中国人から妨害を受け日本と台湾で注目を集め、現在は東京選挙区の無所属候補として立候補し、中国人移民の制限強化を掲げる最年少候補となっている。(写真/黃信維提供) 大分3区は自民党の岩屋毅前外相の地盤で、強固な支持基盤への挑戦となるが、平野氏は「批判はしない。地域の皆さまに国の未来に対する政策を真摯に提示していく」と述べ、対立より政策訴えを優先する姿勢を示した。
「日本の反送中第一人者」とされる平野雨龍氏は、新宿での街頭演説中に中国人から妨害を受け日本と台湾で注目を集め、現在は東京選挙区の無所属候補として立候補し、中国人移民の制限強化を掲げる最年少候補となっている。(写真/黃信維提供) 外国人政策については「外国人労働者の方々に頼り続ければ、日本人の賃金は上がらず、人口構造も変わっていく。未来を見据えた政策を提示したい」と語った。
平野氏は7月の参院選・東京選挙区で約23万票を獲得して落選後、全国41都道府県を巡り、「最も出馬を求める声が多かったのが大分3区だった」と説明。「日本の文化や自然が残る地域で、政治の力で存続させたい」と意欲を示した。
大分3区に含まれる日出町で計画され、物議を醸したイスラム教の土葬墓地問題については「住民の声を最優先にすべき。地域に押し付けるのではなく国がルール作りを行うべきだ」と指摘した。
千葉県出身の平野氏は着物モデルなどを経て参院選に挑戦し、東京選挙区では無所属候補として最多得票を得た。また、これまでに台湾のネットメディア《風傳媒》のインタビューにも応じており、日本政治への思いと香港デモでの経験を語っている。
平野氏は「日本の反送中第一人者」として知られ、東京・新宿での街頭演説中に中国人から中指を立てられ、飲料をかけられ、ペットボトルを投げつけられ、さらにはマイクを奪われそうになるなどの妨害を受けたことがある。それでも活動をやめることはなく、参院選東京選挙区には無所属で立候補し、中国からの移民受け入れの厳格な制限や台湾・香港との連携強化を訴えてきた。
『風傳媒』のインタビューでは、2019年に初めて香港の民主化運動を支援した時の思いを振り返り、「当時は多くの人が香港のデモを注視していたが、印象としては2019年で止まり、2020年以降、日本社会は香港への関心を完全に失った。コロナ禍や法制度、さらには香港国家安全維持法の影響もあるが、あの時期は日本国内に一定の衝撃を与えた」と語った。また、当時25歳だった自身が、故郷を守ろうと必死に抗う香港の若者に深く心を動かされたとし、「自分の国は自分で守らなくてはならない」と強く感じたと述べている。
さらに中国政府への姿勢については、「日本政府は直ちにウイグル族へのジェノサイドを認定すべきだが、今もなお認定していない。これは早急に実行されるべきだ」と指摘した。ウイグルの被害者証言を漫画冊子にまとめ、クラウドファンディングで印刷費を集め無料配布した取り組みについても言及し、「台湾でも大きな反響があった。選挙期間中は一時停止しているが、今後も続ける。非常に重要な活動だ」と強調した。
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