コスモスイニシア、横浜・白楽に全63戸の新シェアレジデンス 2026年2月21日入居開始へ

コスモスイニシアは、2026年2月開業の「nears横浜白楽」で来年2月に竣工見学会を予定している。(写真/コスモスイニシア提供)
コスモスイニシアは、2026年2月開業の「nears横浜白楽」で来年2月に竣工見学会を予定している。(写真/コスモスイニシア提供)

豊洲ではシェアオフィス拠点も開設

大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアは、東急東横線「白楽」「東白楽」駅からいずれも徒歩6分の立地に、新たなシェアレジデンス「nears横浜白楽」を開発している。所在地は神奈川県横浜市神奈川区西神奈川三丁目5番4で、鉄筋コンクリート造地上10階建て、総戸数63戸の計画。入居開始日は2026年2月21日を予定しており、竣工後の同年2月ごろには建物見学会を実施し、報道関係者向けの取材機会も設ける方向だ。

「nears横浜白楽」は、Aタイプ59戸、Bタイプ2戸、Cタイプ2戸で構成され、各住戸にはシャワー・洗面・トイレを完備。共用部としてシェアキッチンやシェアランドリー(ドラム式洗濯乾燥機・ガス乾燥機)、スマートロック連動の宅配ボックス、24時間利用可能な敷地内ごみ置き場、利用希望者向け駐輪場などを備え、分譲マンションと同等レベルの仕様をうたう。10階にはキッチン/ダイニング、リラックススペース、ワークラウンジ、テラスなどを一体的に配置した共用フロアを設け、入居者同士がゆるやかにつながる場づくりを目指す。

周辺環境も特徴だ。物件から徒歩5分圏内には、約160店舗が軒を連ねる「六角橋商店街」があり、日常の買い物が完結するほか、飲食店やパン屋、カフェ、本屋など個人経営の店舗が集積。商店街では「ヤミ市」やふれあい動物園といったイベントも定期的に開催されている。このほか、内科・皮膚科・歯科・耳鼻科・婦人科などのクリニックも近接しており、生活利便性の高さを訴求する。

アクセス面では、東急東横線「白楽」「東白楽」駅から「横浜」駅まで電車で約5分、「渋谷」駅まで約30分、JR「新横浜」駅まで約7分(各駅停車利用時は約9分)と、都心・副都心や新幹線ターミナルへの移動も良好だ。周辺にはフィットネス施設「アトリオライフ24」や温浴施設「RAKU SPA BAY横浜」などもあり、居住と余暇をコンパクトに完結できる立地として訴える。

一方、同社は働く場の分野でも共用空間の展開を進めている。株式会社WOOCと共同で、東京都江東区豊洲の「豊洲プライムスクエア」10階にシェアオフィス「MID POINT×BIZcomfort豊洲」を開設。2025年7月2日付の発表によると、同施設は2025年10月20日に開業するで、東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」駅から徒歩3分の立地に、コワーキングスペースとレンタルオフィスを一体的に整備する。

「MID POINT×BIZcomfort豊洲」は、WOOCが展開する「BIZcomfort」の“手頃で使いやすいワークスペース”と、コスモスイニシアの「MID POINT」が培ってきた上質な空間設計やコミュニティ形成ノウハウを融合させた初の協業拠点となる。施設は24時間利用可能で、BIZcomfortのコワーキングスペース部分にはカフェブースとワークブースを設け、リクライニングチェアを備えたリラックス空間や、業務に集中しやすい静かなエリアを用意。予約制のテレフォンブースも備え、個人事業主や多様な働き方を選ぶビジネスパーソンに「ちょうどいいワークプレイス」を提供するとしている。

レンタルオフィスゾーンの「MID POINT」では、最大6名まで入居可能な鍵付き完全個室74室を用意し、デスクやオフィスチェアを備え付けた即入居可能な環境を整備。住所利用・法人登記やポスト、6名用会議室、WEB会議用個室、高速Wi-Fi、無料プリンター、ロッカー、フリードリンクなどの設備もそろえ、豊洲エリアにおける多様なワークスペース需要に応えるとしている。

居住用シェアレジデンスとワークプレイスの両面で共用空間事業を拡大するコスモスイニシアは、横浜・白楽で2026年2月の入居開始を控える「nears横浜白楽」と、豊洲の「MID POINT×BIZcomfort豊洲」を通じて、生活と仕事の双方における「集いの場」「つながりの場」の提案を一段と強めていく構えだ。

編集:小田菜々香

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