アスコットジャパン、国内全21プロパティでGSTC認証を取得

ホスピタリティオペレーターとして国内最多　持続可能な旅を推進

シンガポールに本社を置き、世界40ヵ国以上・230都市で約1,000軒のプロパティを展開するホスピタリティグループ、The Ascott Limited（アスコット）の日本法人である株式会社アスコットジャパン（本社：東京都港区、代表取締役社長：クリスチャン・ボーダー）は、国内で運営する全21プロパティにおいて、Global Sustainable Tourism Council（GSTC）認証を正式に取得した。

昨年5施設で先行取得した実績を踏まえ、今年は国内全施設で認証を達成。アスコットがグローバルで推進するサステナビリティ方針「Ascott CARES（アスコットケアーズ）」に基づき、廃棄物削減、エネルギー効率の向上、地域との共創、アクセシビリティ推進など、各プロパティでの取り組みが国際基準で高く評価された。

GSTC認証の付与について、GSTC CEOのランディ・ダーバンド氏は、「アスコットホテルグループが日本国内の全施設でGSTC認証を取得したことを心よりお祝い申し上げます。これは注目すべきことであり、アスコットが事業全体を通じて持続可能性管理の信頼性ある主張に取り組んでいることの証です」とコメントした。

アスコットジャパン代表取締役社長のクリスチャン・ボーダー氏は、「国内ホテルオペレーターとして初めて全21プロパティでGSTC認証を取得できたことを大変誇りに思います。今回の認証はゴールではなく、より持続可能な未来を見据え、ホスピタリティオペレーターとして観光の未来を創出していくための新たなスタートです」と述べている。

アスコットジャパンでは毎年11月を「アスコットサステナブル月間」とし、従業員、宿泊客、地域住民と共に持続可能な取り組みを実施。2024年は各施設でアップサイクル素材を使った「サステナブルクリスマスツリー」を制作したほか、Citadinesブランドではネパールで植樹活動を行うBIKAS COFFEEと協業し、宿泊1泊につき1,000円を植樹に充当する「Coffee for the Future Stay」を開始した。約3年後には収穫されたコーヒー豆がホテルへ届き、提供に活用される循環型体験を実現する。

今後、アスコットジャパンはGSTC全施設認証取得を新たな起点とし、持続可能なホテル運営を一層強化していく方針。またアスコットグループとしても、旅行・観光の持続可能性向上に注力し、ゲスト、地域社会、地球の未来への貢献を目指す。