【映像】フィリピン南部でM7.8地震、津波警報も発令 新学期初日に校舎損壊、児童らが校庭に避難 フィリピン南部のミンダナオ島で8日、マグニチュード7.8の地震が発生した。新学期初日と重なり、現地の児童や教員らが激しい揺れに見舞われた。(AP通信)
フィリピン南部ミンダナオ島で8日早朝に地震が発生し、大きな被害が出ている。米地質調査所(USGS)の発表によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.8で、震源の深さはわずか約35キロと、極めて破壊力の大きい浅発地震だ。
また、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)はその後、この地震の震源地をサランガニ州、ミンダナオ島最南端のジェネラル・サントス市沖と発表した。
この強震により津波が発生する恐れがあったため、フィリピン当局は直ちに津波警報を発令し、沿岸部の低地帯に住む全ての住民に対し、速やかに高台へ避難するよう強く呼びかけた。震源地、ジェネラル・サントス市の地元政府が公開した被災現場の写真からは、多くのコンビニエンスストアで店内の陳列棚が倒れたほか、複数の大型の建物で外壁や構造が激しく崩落している様子が確認できる。
さらに事態を深刻化させたのは、今回の強震がフィリピン全土の公立学校の新学期初日と重なったことだ。
ソーシャルメディア上には、地震で倒壊した建物の映像のほか、西ダバオ州で登校したばかりの数十人の児童が、屋外のグラウンドでパニックに陥りながら頭を抱えてしゃがみ込む様子を捉えた動画も拡散されている。足元の地面が波打つように激しく揺れているのがはっきりと見て取れる。また、南ダバオ州の高校で撮影された別の動画では、激しい揺れの中で建物の屋根が崩れ落ちる瞬間が記録されていた。幸いにも、全校生徒はグラウンドに避難しており、人的被害はなかった。
フィリピン・ミンダナオ島でM7.8の強震が発生し、現地の建物が数多く倒壊、損壊した。(AP通信)
フィリピン・ミンダナオ島でM7.8の強震が発生し、現地の建物が数多く倒壊、損壊した。(AP通信)
フィリピン・ミンダナオ島でM7.8の強震が発生し、現地の建物が数多く倒壊、損壊した。(AP通信)
フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は地震発生後、直ちに国民に向けて声明を発表し、関連する全ての政府機関および防災担当者に対し、沿岸部住民の避難誘導と被災地の捜索・救助活動に全力を挙げるよう指示したと強調した。なお、現時点で最も被害が甚大とされるサランガニ州の定住人口は58万人に上るという。
サランガニ州アラベル町の警察署長、ベンジー・アンチェタ氏は、ロイター通信の電話取材に対し、地震発生当時は警察署員全員が広場に集まり、定例の国旗掲揚の準備をしていたと明かした。突然の激しい揺れに見舞われ、瞬く間に警察署庁舎の外壁に多数の巨大な亀裂が走ったと語った。
アンチェタ氏は動揺の収まらない様子で、警察署周辺では現在のところ直接的な被害は確認されていないものの、激しい揺れによる極度の恐怖から、複数人の市民がその場で気を失ったと述べた。さらに、「今回の地震は、間違いなく生涯で最も強く、最も恐ろしい地震だった 」と語った。
フィリピン・ミンダナオ島でM7.8の強震が発生した後、日本の気象庁は津波警報を発令した。(AP通信)
フィリピン、インドネシア、台湾、そして日本は、いずれも「環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)」に位置する。太平洋盆地を囲むこの巨大な火山と断層の帯は、世界で最も頻繁に 地震や火山噴火が発生する地域として知られている。
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