トップ ニュース トランプ対中路線に転換観測 ジェンスン・フアン発言でMAGA陣営に亀裂、NVIDIA・TikTok巡り波紋
トランプ対中路線に転換観測 ジェンスン・フアン発言でMAGA陣営に亀裂、NVIDIA・TikTok巡り波紋 「アメリカを再び偉大に」の声がまだ耳に残る中、ワシントンの反中・対中強硬の風向きが静かに変わりつつある。ドナルド・トランプ米大統領は前任期中、数十年にわたる外交の慣例を覆し、米中関係の構図を一変させた人物である。しかし、貿易戦争を仕掛けたこの「ドラゴン退治派」の旗手は、いまや心境の変化を見せているようだ。ブルームバーグ通信 が6日に報じたところによれば、トランプ氏が中国との新たな貿易協定の締結を模索する中、ワシントンの対中強硬派はかつてない冷たい空気を感じ取っているという。彼らは自らが政権内で周縁化されつつあることを懸念しており、一方でトランプ氏の「大取引」への執念とともに、テクノロジー大手の影響力が日に日に増している。
トランプ氏が今後数週間以内に中国の習近平国家主席と会談するとの報道が流れると、ワシントンの対中強硬派の懸念はいっそう強まった。これに先立ち、北京側はアメリカの数十年にわたる対中政策を覆しかねない一連の「取引条件」を提示していた。内容には、中国への投資規制の緩和と引き換えに米国市場への資金流入を拡大させる提案や、さらには台湾政策への介入とも取れる要求――トランプ氏に対し「台湾独立に反対」と明言するよう求める姿勢――も含まれている。強硬派にとって、こうした条件の受け入れは「虎と取引する」も同然であり、彼らをさらに不安にさせているのは、トランプ氏が再び警告を無視する構えを見せていることである。
「北京は今が絶好の機会」 当年、「弾が飛ぶまで待て」と強硬路線を貫いた対中タカ派の戦略家たちの間では、いま最も大きな驚きと不安を呼んでいるのは「トランプは変わってしまった」という現実である。TikTokの米国事業存続を容認する取引から、AI半導体大手NVIDIAに中国市場での営業継続を認める判断まで、トランプ氏の一連の決定は、まるでタカ派の傷口に塩を擦り込むようなものだ。さらに同氏は、国家安全保障会議(NSC)で対中強硬論を唱えていた多くの顧問を大胆に更迭し、その権限と役割をかつてないほど弱体化させた。
安全保障やテクノロジーの専門家らは深刻な懸念を示している。現在のトランプ政権の中枢には、北京との経済的な関係強化を推し進める「パンダ抱擁派」に異を唱える人物が、もはやほとんどいないという。トランプ政権の第1期で国家安全保障会議の副顧問を務め、対中政策を主導したマット・ポッティンジャー(中国名・博明)氏はブルームバーグの取材に対し、沈痛な口調で次のように述べた。「いまの北京は、まさに“理想的な甘いスポット(sweet spot)”にいる。ホワイトハウスは、TikTok政策や半導体輸出規制の緩和が、中国共産党にとってどれほど大きな譲歩であるかに気づいていない」。
ブルームバーグは、トランプ氏のこうした姿勢の変化は、ある意味では意外ではないと指摘する。彼はかねてより、国際社会で孤立する指導者――ロシアのウラジーミル・プーチン氏や北朝鮮の金正恩氏――との「取引」を誇りとしてきたからだ。しかし、米中関係のリスクはロシアや北朝鮮とは比較にならない。世界最大級の経済圏である両国の関係は密接に絡み合い、さらに人工知能(AI)や半導体、ネット技術などの分野で中国が米国の覇権に挑戦していることから、トランプ氏の一挙手一投足が世界経済に波及しかねない。
トランプ氏は第1期政権で「国家安全保障」を理由に、アルミや鉄鋼から家具に至るまで幅広い輸入品に高関税を課した。一方で、対中輸出の制限を進言した側近の提案をたびたび退け、「国家安全保障など“虚構の言葉(fake term of national security)”だ」と切り捨てた経緯もある。結果として米中貿易戦争は裏口から取引を再開する形となり、その矛盾した行動パターンが、いま再びタカ派を不安に陥れている。
「恥のバッジ」vs.「中国共産党の代理人」――半導体が火をつけたテクノロジー内戦 対中路線をめぐる論争が、ここにきて再び激しく燃え上がった。発火点となったのは、NVIDIA最高経営責任者のジェンセン・フアン(黄仁勳)氏がポッドキャスト番組で放った衝撃的な発言である。トランプ氏の非公式な助言者として、テクノロジーおよび対中政策に強い影響力を持つとされるフアン氏は、番組でワシントンの対中強硬派を痛烈に批判し、「彼らが身につけているのは“恥のバッジ(badge of shame)”であり、愛国者などではない」と言い放った。この一言は、まるでタカ派の火薬庫に火を投げ込んだような衝撃を与えた。
トランプ政権の元首席戦略官で極右タカ派の代表格でもあるスティーブ・バノン氏は即座に反撃し、フアン氏を「中国共産党の影響工作員(an agent of influence of the Chinese Communist Party)」と非難、逮捕を求めた。また、トランプ支持派でテクノロジー投資家のジョー・ロンズデール氏もSNS上で、「自分は誇り高き対中タカ派だ」と投稿し、「中国共産党は邪悪で残忍な独裁政権だ」と痛烈に批判した。これらの反応は、トランプ陣営内部の深い亀裂を浮き彫りにしている。
フアン氏や、トランプ政権で「AI・暗号通貨担当ツァーリ」と呼ばれたデイビッド・サックス氏らに代表される「ビジネス派」は、タカ派の戦略は完全に誤っていると主張する。彼らによれば、中国を米国の先端技術に「依存させる(hooked)」ことこそが、長期的に米国の利益を守る最善策であるという。そうすることで、中国企業が他の市場で勢力を拡大し、米国企業の競争力を脅かす事態を防げると考えているのだ。
「政府内でタカ派とビジネス界を対立させるような物語は、誤った二分法に基づいている。」サックス氏はインタビューでそう反論した上で、「我々は誰もがAI競争で中国に勝つべきだと考えている。問題は戦術だ。米国が勝利する道は、イノベーション、インフラ、エネルギー、輸出を強化することにある」と語った。
今年8月、トランプ政権はそれまで課していたNVIDIAとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)製AI半導体の一部に対する販売禁止を撤回し、代わりに売上の15%を政府が徴収することで合意した。より高性能なAIチップの対中輸出は依然として禁じられているものの、この決定はタカ派にとって重大な譲歩と映っている。ワシントンと北京の交渉が続く中、今後どれほどの先端技術輸出規制が緩和されるのか、誰にも見通せない状況である。
「対中強硬」か「商業重視」か? 押し寄せる批判の声に対し、ホワイトハウスは「トランプ氏の対中姿勢は依然として強硬である」と主張し、今年中国製品に課した厳しい関税をその証拠として挙げた。ホワイトハウス報道官のアナ・ケリー氏はメールで、「大統領自身が述べているように、彼は習主席と良好な関係を築いており、その関係を活かしてアメリカ国民のためにより良い結果を引き出している。例えば、国家安全保障を損なうことなく、数百万人の国民と企業を救うTikTok合意を成立させたことがその一例である」とコメントした。ホワイトハウス関係者は、トランプ氏が経済的利益と国家安全保障の両立を十分に図れると信じているようだ。
しかし、ブルームバーグは別の動きにも注目している。ホワイトハウスは9月、説明もなく、ランドン・ハイド氏の指名を突然取り下げた。ハイド氏は商務省の国際安全保障局(Bureau of International Security)で輸出管理を担当する次官補に指名されていた人物で、かつて駐中国外交官を務め、今年2月まで下院の「米中戦略競争特別委員会」で技術政策の専門家として活動していた。この委員会は、議会内でも屈指の対中強硬派として知られている。
今年4月の指名公聴会で、ハイド氏は「中国の新興技術への野心は、米国の経済と国家安全保障に深刻な脅威をもたらしている」と警鐘を鳴らしていた。事情に詳しい関係者によれば、ハイド氏はホワイトハウス内で「過度にタカ派的」と見なされており、その指名撤回は、ホワイトハウスと下院の対中戦略特別委員会との溝の拡大を象徴しているという。ホワイトハウス側は「撤回は政策スタンスとは無関係」と説明しているが、この動きは政権の対中方針に対する外部の疑念を一層深める結果となった。
同時に、マルコ・ルビオ国務長官やJD・バンス副大統領といった、トランプ政権内の著名な対中懐疑派も、中国政策に関しては沈黙を保っている。彼らは今、明らかに別の戦線に関心を移しているように見える。
ワシントンのデジャヴ:歴史が2015年に逆戻り? ワシントンを長年観察してきた中国専門家たちにとって、現在の空気には強い「デジャブ」の感覚があるという。まるで時間が巻き戻され、トランプ氏の初任期以前――ビジネス界の利益が対中政策を主導していた時代に戻ったかのようだ。ブルームバーグは率直に指摘する。トランプ氏は当時、ワシントンに根強く存在していた親中・宥和的な政策コンセンサスを打ち破り、超党派で「強硬な対中姿勢」を共有する新たな潮流を築いた張本人である。だが、その成果はいま、皮肉にも彼自身の手によって少しずつ崩れつつある。
保守系シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)」で対中タカ派を自認するデレク・シザーズ氏はこう喝破する。「彼らは基本的に、2015年にトランプ氏が対中政策の基調を変える前に中国政策を牛耳っていた連中と同じだ」「皮肉なのは、トランプ氏こそが中国問題に関する議論の流れを変えた人物なのに、いまや彼の政権下で、その流れが元に戻されつつあることだ」と述べた。
それでもなお、タカ派の一部には「最終的に勝つのは自分たちだ」との信念が残っている。保守系シンクタンク「ハドソン研究所」の中国問題専門家マイケル・ソボリック氏は、ワシントン内部には依然として中国およびそのロビー活動を担う企業団体に対する根強い警戒心があると指摘する。「安全を犠牲にせずに利益を最大化できるという発想はたしかに魅力的だ。しかし中国共産党は、そうした論理の誤りを暴き出す術を心得ている」と警告した。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
トランプ氏、連邦裁判所命令を無視 カリフォルニア州兵をオレゴンへ派遣し波紋拡大 米連邦裁判所がオレゴン州州兵の動員を明確に禁じたにもかかわらず、ドナルド・トランプ米大統領は再び連邦政府と地方政府の対立に火をつけた。トランプ氏は5日深夜、数百人規模のカリフォルニア州兵を派遣し、州境を越えてオレゴン州ポートランド市に進入させるよう命じたのである。この行動は裁判所の判断を公然と無視するものであり、カリフォルニア州とオレゴン州の両州知事が激しく......
高市早苗が開く「新しい日本」 日経平均4万8000円台へ急騰、金融市場が「高市効果」に反応 自民党総裁選で高市早苗氏が勝利し、党のトップに就任した。これにより、日本憲政史上初の女性首相誕生が現実味を帯びてきた。台湾の経済評論家で財信メディアの董事長を務める謝金河氏は29日、Facebook上で「高市早苗が新たな変化を開いた」と投稿。日本の株式・為替・債券市場がすでに高市氏の政策を織り込み始めていると指摘し、「日本で蔡英文(ツァイ・インウェン)効果が......
自民党「高市新体制」人事決定、7日に正式始動 麻生派が中核に、古屋圭司氏を選対委員長に起用 日本メディア《FNN》の報道によると、自民党の新総裁に選出された高市早苗氏は6日夜、党の主要人事を最終決定した。7日に開催される総務会で正式承認される見通しで、「高市新体制」は同日中にも本格的に始動する。新体制の発足は、今後の党運営および国会での与野党攻防に向けた基盤づくりとなる。古屋圭司氏を選挙対策委員長に起用選挙対策委員長には、今回の総裁選で高市陣営の中......
トランプ和平案で停戦協議合意、イスラエル・ハマス 2年の流血に終止符なるか 2年に及ぶ苛烈な戦闘の後、荒廃したガザ地区にかすかながらも重要な和平の曙光が差し込みつつある。『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』などの報道によれば、米国大統領ドナルド・トランプ氏が衝撃的な20項目の和平計画を提示したのち、イスラエルとハマスが意外にも受け入れの姿勢を示し、6日にエジプト・カイロで間接協議を開始する見通しである。残......
舞台裏》台海の平和は安倍氏の功績か 頼清徳氏が明かす政大「安倍晋三研究センター」の資金源 台湾国立政治大学(政大)は今秋、「安倍晋三研究センター」の設立を発表した。外国の政治家の名を冠する研究機関は国内でも稀で、元日本首相・安倍晋三氏の名を掲げるセンターとしては世界初となる。安倍氏の母校・成蹊大学に先んじる形だ。9月21日の設立式には、頼清徳総統や鄭英耀教育部長らが出席し、政界からの後押しを示したこともあって、大きな注目を集めた。一方で、セン......
「女性版安倍」 高市早苗氏が自民党総裁に 対中強硬路線で北京反発、日中関係は悪化するのか 日本自民党は10月4日に総裁選を実施し、前経済安全保障担当相の高市早苗氏が決選投票で農林水産相の小泉進次郎氏を破り、第29代総裁に選ばれた。新首相としては15日の臨時国会で指名される見通しで、順当にいけば日本の憲政史上初の女性首相が誕生する。このニュースが伝わると、中国の微博や百度の検索ランキングで「高市早苗」の名前が急浮上。複数の中国メディアが相次いで特集......
親台の「鉄の女」 高市早苗氏が自民党総裁に選出 学者「試練はこれから」鍵は対中姿勢 10月4日、自民党の総裁選が行われ、最終的に高市早苗氏が当選した。得票は185票。日本メディアによれば、10月15日の特別国会で首相指名される公算が大きく、日本初の女性首相が誕生する見込みだ。台湾にとっては、高市氏の親台的な立場と外交的視野が、メディアや政策コミュニティで大きな関心を集めている。翁履中氏の評価:親台の盟友だが、要は中国への向き合い方米在住の学......
夏一新氏の見解:日台外交の主導権を競う 国民党「訪日攻勢」と民進党「安倍研究センター」 政党の命運は、社会の不安と期待にどう応えるかに左右されることが多い。2019年の香港「反送中」運動は台湾社会に安全保障への不安を呼び起こし、民進党は「亡国感」を喚起して国民党に打ち勝った。韓国瑜氏は群衆動員の力を持っていたが、「親中」のイメージが災いし自救に失敗した。あれから5年、国民党陣営には、国防に関する国際的信頼を再構築しない限り中央政権は奪還できない......
無人機がロシアの石油供給を遮断 燃料不足とインフレ直撃、プーチンの巨額戦費モデルに限界 ロシア・ウクライナ戦争が4年目に入り、ロシアのプーチン大統領の「金をかけて戦争を続ける」モデルが困難に直面している可能性がある。ワシントン・ポストとCNBCは2日、ウクライナが最近採用した新たな戦略がロシアの製油所を狙うことで、約4割の製油能力が停止し、ロシア経済に大きな打撃を与えていると指摘した。同時に、ロシア政府は企業と市民に増税を準備し、市民に戦争の費......
テック人材争奪戦》米H-1B費用増観測で魅力後退、中国「Kビザ」不透明で失業若者反発 米国が海外の科技人材に高い壁を築く一方、中国は迅速に門戸を開いた。トランプ政権がH-1Bビザ申請料を10万ドルへ大幅引き上げると発表し、テック産業に衝撃を与えた。これに乗じて中国は「Kビザ」を強力に推進し、世界の若手STEM(科学・技術・工学・数学)人材に対し、雇用主の担保なしで入国・就業を認めると約束したのである。
しかし、この「Kビザ」は中国国内で反発を......
JR東日本クロスステーション、原宿で「なんでもいきもの」スタンプラリーを開催 JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、2025年10月10日から31日までの期間、原宿駅の「猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅」「NewDays 原宿」、および「キデイランド原宿店」の3店舗で、人気イラストレーター・よこみぞゆり氏によるキャラクター『なんでもいきもの』とコラボレーションした「秋のスタンプラリー in 原宿」を実施す......
外国人材受け入れ拡大へ 毛受敏浩氏が課題と展望を語る 公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)は9月30日、オンライン記者ブリーフィングを開催し、関西国際大学客員教授の毛受敏浩氏が「外国人材の受け入れ拡大に動く日本」と題して講演した。長年にわたり外国人政策を研究してきた毛受氏は、人口減少が急速に進む日本において、外国人受け入れが不可欠である一方、制度設計や社会の受け止め方に大きな課題が残っていると指摘......
今田美桜さんが新CMで「陸」愛を告白 キリンウイスキー「陸ハイボール」今年も数量限定発売 キリンビール株式会社は、昨年好評を博した「キリンウイスキー 陸ハイボール」を10月7日(火)より数量限定で再発売すると発表した。発売に先駆け、10月2日(木)からは俳優・今田美桜さんが出演する新CM「陸ハイボール、限定発売」篇(25秒)がWEB公開される。今田美桜さん出演の新CM公開とともに、キリン「陸ハイボール」が数量限定で再発売される。(参考写真:キリン......
佐渡に根づく台湾の味 「慶幸屋」が紡ぐ島民とのつながり 新潟県・佐渡島で台湾料理店「慶幸屋」を切り盛りするのは、台湾出身の廖慶瑜さん。『風傳媒』の取材に応じ、都市生活から離島へ渡り、2023年に食堂を開くまでの歩みや、地域との関わりを語ってくれた。観光地でありながら過疎化が進む佐渡で、台湾の家庭料理を丁寧に届けることで、地元住民や観光客との新たなつながりが生まれている。台湾出身の廖慶瑜さんは、新潟・佐渡島で台湾料......
ノーベル賞、来週発表 トランプ氏に平和賞の可能性はあるか AIは依然有力か ノーベル賞は、世界で最も権威ある栄誉の一つとされる。対象は生理学・医学、物理学、化学、文学、経済学、平和の6分野。受賞者はアインシュタインやマザー・テレサら歴代の巨匠と肩を並べる。今年の注目点として、米大統領ドナルド・トランプ氏に平和賞(Nobel Peace Prize)の可能性があるのかが改めて問われている。また、世界を変えた人工知能(AI)技術が202......
高市早苗氏が自民党新総裁に 史上初の女性首相誕生へ一歩、決選投票で小泉進次郎氏を破る 自民党の新総裁を選ぶ選挙は4日朝に投票が行われ、5候補のいずれも過半数に届かず決選投票にもつれ込んだ。上位2人の高市早苗氏(64、前経済安全保障担当相)と小泉進次郎氏(44、農林水産相)が再投票に進み、決選では高市氏が185票を獲得して小泉氏の165票を退け、自民党史上初の女性総裁に選出された。日本初の女性首相の実現に向け、一歩を踏み出した形だ。 第1回投票......
麻布台ヒルズで「やきいも広場」開催 サツマイモと栗の秋の味覚が集結 森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻慎吾)運営の麻布台ヒルズで、秋の味覚イベント「やきいも広場」が10月31日から11月3日までの4日間、中央広場にて開催される。麻布台ヒルズは、10月31日から11月3日までの4日間、中央広場にて秋の味覚イベント「やきいも広場」を開催する。(参考写真:麻布台ヒルズ PR事務局)イベントには全国から8店舗が集まり、や......
第38回東京国際映画祭 ラインナップ発表 コンペ部門に坂下雄一郎監督『金髪』、中川龍太郎監督『恒星の向こう側』第38回東京国際映画祭(TIFF、10月27日~11月5日)の上映ラインナップ発表記者会見が、10月1日に東京ミッドタウン日比谷BASE Q HALLで開催された。会見には、映画祭ナビゲーターを務める女優・瀧内公美と、コンペティション部門に正式出品された坂下雄一郎監督(『金髪』)、中川龍太郎......
台北近郊の新店から五島列島へ 「島女子Lois」が三階建てで綴る台湾人の離島起業記 台湾出身で現在は長崎県・五島列島に暮らす「島女子Lois」さんが、都市生活から離島への移住、言葉の壁を乗り越えて地域に受け入れられ、起業に至るまでの道のりを《風傳媒》の取材で語ってくれた。夫の橋本さんとともに現地で事業を立ち上げ、「五島時光」という多機能の複合施設を運営。五島の対外発信の拠点として、台湾からの旅行者が安心して訪ねられる場を築いている。台湾出身......
なぜ今、韓国は国防費を大幅増額するのか――ソウルの狙いは何か 韓国のイ・ジェミョン大統領はこのほど、防衛予算を大幅に増やす方針を正式に表明した。背景には、米国からの圧力に対応し、防衛分野で「より多くの責任」を担うよう求められている現状がある。イ氏によれば、2026年度の国防予算は前年比8.2%増の見通しで、2008年以降で最大の伸びとなる。英紙『フィナンシャル・タイムズ』は、建軍節でのイ氏の演説を引用し、「各国が自助努......
炭酸研究25年の知見を結集 シーオーツープラス、新美容液「VB3セラム」を発売へ 炭酸美容に特化した研究・開発・製造を行うシーオーツープラス株式会社(本社:広島県北広島町、代表取締役:炭酸美容家・髙橋弘美氏)は、3年半にわたる開発期間を経て誕生した新しい炭酸美容液「VB3セラム」を2025年10月6日に発売すると発表した。シーオーツープラスが炭酸研究25年の知見を活かした新美容液「VB3セラム」を10月6日に発売する。(写真/シーオーツー......
世界初の培養オメガ3脂肪を開発するImpacFat、日本進出を発表 シンガポール発のフードテック企業ImpacFat(インパクファット)は10月1日、幹細胞由来のオメガ3魚脂の技術を基盤とした「細胞性栄養食品」の研究開発を日本で本格的に展開すると発表した。JR東日本と契約を締結し、高輪ゲートウェイシティ「Link Scholar’s Hub(LiSH)」にオフィス兼ラボを開設する。フードテック企業ImpacFat(インパクフ......
TIFFCOM 2025、10月29日より浜松町館で開幕 第38回東京国際映画祭(TIFF、10月27日~11月5日)に併設されるアジア有数のコンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」が、10月29日から31日までの3日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される。映画、テレビ、アニメなど多様なコンテンツホルダーと、世界各国から集まる有力バイヤー、プロデューサーら業界関係者が一堂に会し、最新の業界動向を共......
ソウルで反中デモ拡大 李在明政権が強硬策、APEC前に習主席訪韓の行方左右も 韓国・ソウルで近時、反中デモ集会が相次ぎ、現職大統領の李在明(イ・ジェミョン)氏は大いに苦慮している。李氏は直ちに捜査当局に厳正な取り締まりを指示するとともに、これらの抗議行動には「人種的憎悪」を含む言説が見受けられ、韓国の国際的イメージを損なっていると公然と批判したのである。
実のところ、李氏の悩みを一層深めているのは、慶州で開催予定のアジア太平洋経済協力......
第38回東京国際映画祭 コンペティション部門審査委員長にカルロ・シャトリアン氏が決定 10月27日から11月5日まで開催される第38回東京国際映画祭(TIFF)は、コンペティション部門の審査委員長にカルロ・シャトリアン氏を迎えることを発表した。シャトリアン氏は映画評論家として数多くのエッセイや論文を発表し、2013年から2018年にロカルノ国際映画祭、2020年から2024年までベルリン国際映画祭のアーティスティック・ディレクターを歴任。国際......
Bリーグ、発足10周年で史上最多150箇所に感謝広告 バスケットボールのB.LEAGUEは発足10周年を記念し、9月29日から渋谷センター街や全国41都道府県、さらに米国ニューヨークのタイムズスクエアを含む計150箇所で感謝広告を掲出する。クラブや選手、ファンに加え、JリーグやNPB、NBA、芸能・音楽関係者など、バスケットボールを支えてきた幅広い人々に「ありがとう」を届ける試みで、リーグ史上初かつ最多の規模と......
故宮や海科館ではない!台湾最強の博物館に325万人来館 写真映えも好評で、絶対に見逃せない 故宮から各地の文史館まで台湾の博物館は多くの民衆にとって歴史を探索し、学ぶために重要な場所である。交通部観光署の統計データによると、今年度1月から7月までの博物館の訪問者数は、嘉義市立美術館が320万人以上で首位に輝き、佛光山佛陀紀念館が第二位、第三位は国立中正紀念堂となった。観光署2025年1月から7月までの博物館観光訪問者数ランキング十大観光スポット:第......
Nothing、「オータムセール」を開催 イヤホンやスマートウォッチが最大1万円オフ ロンドン発のコンシューマー・テクノロジーブランド「Nothing(ナッシング)」は、2025年10月4日から13日までの期間限定で「Nothingオータムセール」を開催する。対象となる人気のワイヤレスイヤホンやスマートウォッチが、最大1万円引きで購入できる。「Nothing(ナッシング)」は、2025年10月4日から13日までの期間限定で「Nothingオー......
六本木アートナイト2025開幕 台湾アーティスト范承宗・林介文が東京の街を彩る 日本最大級の都市型国際芸術祭「六本木アートナイト2025」が9月26日から28日まで開催され、駐日台湾文化センターは今年も台湾の現代アーティストを招いた。今回は工芸家の范承宗と先住民アーティストの林介文が参加し、六本木の街に台湾の多彩な文化表現をもたらした。開幕式と主催者の言葉開幕式は26日夜に行われ、東京都関係者や港区の清家愛区長、国内外の芸術関係者が出席......
福岡ソフトバンクホークス、関東初のファン交流イベント開催 五十嵐亮太氏と新谷あやか氏が登場 世界最大級のデジタルスポーツプラットフォームを運営する Fanatics Inc. の日本法人、ファナティクス・ジャパン合同会社は、福岡ソフトバンクホークスのファンイベント 「ホークスグッズ談義 Presented by Fanatics」 を10月10日に東京都千代田区の野球居酒屋「リリーズ 神田スタジアム」で開催すると発表した。五十嵐亮太氏と新谷あやか氏......
「甲子園留学」からプロの舞台へ 台湾出身・陽柏翔、楽天イーグルスで夢の一軍登録 台湾出身の陽柏翔(ヨウ・ボウシャン)選手が、東北楽天ゴールデンイーグルスで一軍に昇格した。2022年に日本へ渡り、2024年のドラフトで同球団から6位指名を受け、2025年にプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた。そして2025年10月、ついにプロ野球人生で初めて一軍登録を果たした。来日から積み重ねた日数は1303日。長い鍛錬を経て、ようやく一軍の舞台......