台北市政府は11日、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)の海外本部を市内のT17、T18区画に設置することで正式に契約を締結したと発表した。蔣萬安(しょう・ばんあん)市長と李四川(り・しせん)副市長が率いる市政府チームが記者会見で明らかにした。
投資額は400億台湾ドル(約1900億円)を超える見通しで、建設から運営段階にかけて1万人以上の雇用創出が見込まれるとしている。
海外本部はT17・T18に設置 投資約1900億円、1万人超の雇用見込み
台北市政府は紆余曲折を経て、今回の発表に至った。蔣萬安市長は、エヌビディア本部の「星群」プロジェクトについて、最短で今年6月から7月にも着工する見通しだと説明。建設から運営段階までで1万人を超える雇用機会が生まれるとし、「台北はエヌビディアの家となる」と述べたうえで、台北市が今後、AI(人工知能)技術発展の中核的な存在になるとの認識を示した。
契約は台北市政府と台湾法人で締結 地上権「50年+延長20年」
蔣市長はまた、今回の正式契約について「台北市にとっても台湾にとっても極めて重要で鍵となる一歩であり、重要なマイルストーンだ」と強調した。
契約内容によると、地上権は50年に加え20年の延長が設定され、権利金は122億台湾ドル(約570億円)。契約当事者は台北市政府と「台灣輝達經典股份有限公司」とされている。
6~7月ごろの着工目指す 市政府「全面支援」
蔣氏は、エヌビディアが提出した投資・運営計画書に基づき、同社初となる海外本部の建設に400億台湾ドル以上を投入する予定だと説明。建設から本格稼働までの間に1万人以上の雇用を創出するとしたうえで、今年半ば、6月から7月ごろの着工を目指すと述べた。この間、市政府としても全面的に支援を行う方針を示した。
市民・市議会の協力、新光生命の支援に謝意
契約締結に至る過程について、蔣氏は李四川副市長および市政府チームの努力に謝意を示し、市民の支持や市議会の協力、さらに新光生命保険の支援が実現を後押ししたと説明した。
李四川副市長、新北市長選の質問に冗談交じりで応答
一方、記者会見に同席した李四川副市長は、報道陣から新北市長選への出馬動向について質問を受けた。李氏は「次の一歩(※進退の意味とかけて)はオフィスに向かうことだ」と冗談交じりに述べ、「後ほど報告する」としたうえで会場を後にした。
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編集:丁勤紜、小田菜々香 (関連記事: 【メディアテック決算説明会➂】エヌビディア、デンソーと深まる蜜月 AIスーパーチップ「GB10」が2026年の収益を牽引へ | 関連記事をもっと読む )
















































