ミラノ・コルティナ五輪金メダリストの三浦璃来・木原龍一ペアが会見 世界記録231.24点を支えた「7年間の絆」と次世代への誓い
ミラノ・コルティナ五輪金メダルの三浦・木原ペアが、7年間の信頼関係の重要性と次世代へのエールをFCCJの会見で力強く語った。(写真/FCCJ提供)
2026年2月25日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート・ペア競技で金メダルを獲得した三浦璃来選手と木原龍一選手(木下グループ)が、日本外国特派員協会(FCCJ)にて記者会見を行った。二人は合計得点231.24点という記録で世界の頂点に立った心境や、結成から7年間にわたる道のりについて詳細に語った。
2019年にカナダでペアを結成した「りくりゅう」ペアは、これまで7年間、ブルーノ・マルコットコーチの指導のもとカナダを拠点にトレーニングを積んできた。会見において木原選手は、これまでの歩みを振り返り、三浦選手との間に築かれた強固な信頼関係が金メダル獲得の最大の要因であったと強調した。競技中、特にショートプログラムでのプレッシャーやミスに直面した際も、お互いを信じ抜くことで一つの形になれたと語り、会場でのファンの応援が大きな支えになったと深く感謝を述べた。また、木原選手がプライベートで三浦選手を「璃来ちゃん」と呼ぶなど、二人の親密なパートナーシップの一端も垣間見せた。
次世代を担う子供たちへのアドバイスを求められると、木原選手は「まずはスケートを楽しむことが何より大切」とした上で、ペア競技に興味を持つ子供たちに対し、「まずは誰かと手を繋いで滑るという小さな一歩から始めてほしい」とエールを送った。ペア競技を始める年齢については、幼少期から始める利点はあるものの、何歳からでも挑戦できるのがペアの魅力であると語った。また、ペア競技における男女の役割の厳しさに関する質問に対し、二人は「どちらか一方が大変なのではなく、お互いが等しく努力し、尊重し合うことが不可欠である」と述べ、パートナーシップの本質について自身の考えを示した。
今後の去就については多くの関心が集まったが、二人は「五輪が終わったばかりで、まだ二人で将来についてゆっくりと話し合う時間が持てていない」と説明した。現時点では、現役続行か引退かを含めた具体的な決断は下しておらず、まずは心身を休ませる意向であることを明かした。
さらに、アスリート活動を継続する上での環境面についても言及があった。特に海外を拠点に活動する選手にとって、企業からのスポンサーシップは競技に専念するための生命線であり、多大なるサポートがあったからこそ今回の快挙を成し遂げられたと、支援者への深い謝意を表明した。最後には、これまで応援してくれたすべての人々に対し改めて感謝の意を伝え、会見を締めくくった。
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